- 英
- lymph node swelling
- 関
- リンパ節、リンパ節症、リンパ節炎、リンパ節生検
- also see IMD. 395
定義
- 直径1cm以上。肘窩では0.5cm以上、鼡径部では1.5cm以上
- 3cm以上は悪性腫瘍を疑う
- 耳介前部リンパ節、上腕内側上顆リンパ節など、通常触知しない場所にある場合は小さくても有意な腫脹とする
分類
原因
腫脹の分布
- 頭頚部:55%
- 鼡径:14%
- 腋窩:5%
- 鎖骨上:1%
体表から触知できるリンパ節
- see 診察手技みえ p.62,125 BAT.238,392,475,483 N.68(頭頚部)
- 頭頚部
- 鎖骨上窩
- 腋窩
- 肘部(上腕骨内側上窩)
- 鼡径部・大腿部
- 膝窩
頭頚部 N.68,69
- 頚静脈二腹筋リンパ節(下顎角直下のリンパ節)(N.69):化膿性扁桃炎
- 耳介前リンパ節:流行性角結膜炎
- 顎下リンパ節:口腔内・歯肉の炎症、舌癌
- 後頚三角のリンパ節:甲状腺癌、咽頭癌などの転移、伝染性単核球症、悪性リンパ腫
- 鎖骨上窩リンパ節:消化器癌の転移
全身リンパ節腫脹の原因
IRE.376改変
-
-
全身リンパ節腫脹の鑑別診断
- DIF
全身のリンパ節腫脹について
- 参考2
- 強皮症とクリプトコッカスは国試的にも全身リンパ節腫脹はしない!らしい。
解答形式 正答b,c
a 強皮症
b 伝染性単核球症
c トキソプラズマ症
d クリプトコッカス症
e 糖尿病
参考
- 1. [charged] Evaluation of peripheral lymphadenopathy in adults - uptodate [1]
- 2. 血液内科 - 順天堂大学
- http://www.juntendo-hematology.org/stu6_01.html
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 膀胱全摘術後9年目に残存尿道および鼡径リンパ節へ再発した膀胱癌の1例
- 小幡 淳,菊地 栄次,金子 剛,宮嶋 哲,亀山 香織,陣崎 雅弘,大家 基嗣
- 日本泌尿器科學會雜誌 102(1), 34-38, 2011-01-20
- … めた.同時期に亀頭部の発赤を認め,生検したところ,UCの病理像であった.Gemcitabine,Paclitaxelによる全身化学療法を4コース施行した.その後も鼡径リンパ節腫脹,リンパ浮腫を伴う左下肢蜂窩織炎を発症した.尿道再発巣からのリンパ行性転移により鼡径リンパ節腫脹が繰り返し生じている可能性が考えられ,陰茎部分切除術および鼡径リンパ節郭清術を施行した.膀胱全摘,舟状窩までの尿道摘除後に残存尿道 …
- NAID 110008440746
- リンパ節腫脹 (日常診療でよくみる症状・病態--診断の指針・治療の指針) -- (全身の症候)
- リンパ節腫脹 (特集 子どもの臨床検査--症候から診断・治療へ) -- (症候からみる臨床検査の進めかた)
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- gooヘルスケア 家庭の医学。頸部リンパ節腫脹。どんな病気か リンパ節は全身いたる ところにあり、細菌感染などに対する体の防衛機構をなすものです。豆のような形をし ていて、それぞれのリンパ節はリンパ管という管でつながっています。 頸部にも多くの ...
- リンパ節の腫れがどんどん大きくなり、発熱や痛み リンパ管炎; 複数のリンパ節が腫れ ている ウイルス性リンパ節炎; 高熱や悪寒、かぜ様 ... リンパ節腫脹. 全身には約 600のリンパ節があって 微生物の捕捉・抗体産生・リンパ球産生・分化を司っている ...
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[★]
- 次の文を読み、41、42の問いに答えよ。
- 27歳の女性。体動時の息切れを主訴に来院した。
- 現病歴 : 2年前から健康診断で貧血を指摘されていたが、自覚症伏がないために放置していた。1か月前から体動時の息切れと全身倦怠惑とが増強するため来院した。月経に異常はない。
- 既往歴 : 特記すべきことはない。
- 現 症 : 身長158cm、体重45 kg。体温36.5℃。眼瞼結膜は貧血様。心尖部に2/6度の収縮期雑音を聴取する。肺の聴診所見は正常。腹部は平坦で、肝と脾とを触知しない。
- 検査所見 : 尿所見:蛋白(-)、糖(-)。便潜血反応陰性。
- 血液所見:赤血球340万、Hb 7.8 g/dl、Ht27%、網赤血球15‰、白血球7,600、血小板32万。血清生化学所見:総蛋白7.3 g/dl、アルブミン4.1 g/dl、総ビリルビン0.5mg/dl、LDH260単位(基準176~353)、Fe 5μg/dl(基準80~160)、総鉄結合能423μg/dl(基準290~390)、フェリチン7ng/ml(基準20~120)。
[正答]
※国試ナビ4※ [095F040]←[国試_095]→[095F042]
[★]
- 32歳の女性。発熱と多関節痛とを主訴に来院した。 3年前から光線過敏に気付いていた。 1年前の冬にRaynaud現象が出現した。 6か月前から時々、両側の手関節の関節痛を自覚していた。 3か月前から多数の関節に腫脹と疼痛とがみられ、持続するようになったため受診した。体温38.6℃。脈拍92/分、整。血圧110/60mmHg。頚部に可動性のあるリンパ節腫脹を認める。両側の手関節、第2-4指の近位指節間関節および中手指節間関節に腫脹と圧痛とを認める。赤沈50mm/1時間。血液所見:赤血球310万、 Hb11.0g/dL、 Ht33%、白血球3,300、血小板10万。血液生化学所見: AST35IU/L、 ALT40IU/L、 LD 370IU/L(基準176-353)。CRP 1.5 mg/dL。
- この疾患の診断に最も感度の高い検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106I057]←[国試_106]→[106I059]
[★]
- 1歳8か月の女児。発熱を主訴に来院した。周産期に異常はなく、精神運動発達も正常である。6日前から38.5~39℃の発熱があり、近医で抗菌薬を投与されたが解熱しなかった。血液所見:赤沈53mm/1時間、赤血球452万、Hb13.2g/dl、Ht39%、白血球16,400(好中球76%、好酸球2%、単球5%、リンパ球17%)、血小板53万。顔面、眼球および右手の写真を以下に示す。この疾患でみられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [095D020]←[国試_095]→[095D022]
[★]
- a 軟らかい。
- b 圧痛がない。
- c 可動性がある。
- d 皮膚に熱感がある。
- e 相互の癒合がない。
[正答]
※国試ナビ4※ [108H003]←[国試_108]→[108H005]
[★]
- 頚部の写真を以下に示す。
- 化膿性扁桃炎でリンパ節腫脹を認める部位はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [099B017]←[国試_099]→[099B019]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [103I027]←[国試_103]→[103I029]
[★]
- a. 軟らかい。
- b. 圧痛がない。
- c. 可動性がある。
- d. 皮膚に熱感がある。
- e. 相互の癒合がない。
[正答]
※国試ナビ4※ [103F014]←[国試_103]→[103F016]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [102I029]←[国試_102]→[102I031]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [110D007]←[国試_110]→[110D009]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [113B016]←[国試_113]→[113B018]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [097E016]←[国試_097]→[097E018]
[★]
- 関
- リンパ節腫脹
全身リンパ節腫脹
- IRE.376改変
- 全身のリンパ節で免疫反応が起こるために生じる。
- 細胞内寄生する病原体で多い傾向。スピロヘータ感染症も全身の免疫反応が起こる。
[★]
- 英
- biopsy
- 同
- バイオプシー、診査切除術 exploratory excision、試験切除術
- 関
施行
条件付き
- リンパ節腫脹:感染によるリンパ節腫脹は自然消退しうるので一ヶ月以上経過観察してから。
禁忌
- 悪性黒色腫:転移しやすいため
- 精巣腫瘍:血行転移のおそれ → ゆえに精巣腫瘍を否定できない陰嚢腫脹に対しては診断を兼ねた高位精巣摘除が標準的治療
[★]
- 英
- lymph node biopsy
- 関
- リンパ節、リンパ節腫脹
- 先進性リンパ節腫脹の時の優先順位:鎖骨上窩>頚部>腋窩>肘窩>鼡径
[★]
- 英
- lymphadenopathy?, adenopathy?
- 関
- リンパ節腫脹(どういう使い分けか?同義語か?)
[★]
- 英
- axillary adenopathy, axillary lymphadenopathy
- 関
- リンパ節腫脹、腋窩リンパ節
[★]
- 英
- bilateral hilar lymphadenopathy, BHL
- 同
- 両側肺門リンパ節腫大
[show details]
[★]
- 関
- supraclavicular lymph node swelling
- 関
- 鎖骨上リンパ節、鎖骨上リンパ節郭清術
[★]
- 英
- epitrochlear lymphadenopathy??
- 関
- 滑車上リンパ節 epitrochlear lymph node
[★]
- 英
- swelling of the cervical lymph node
- 関
- 頚部リンパ節
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
[★]
- 英
- swelling
- 同
- 腫大
- 関
- 腫大、膨化、膨潤、膨張、隆起
[★]
- 英
- lymph (Z)
- ラ
- lympha
- 同
- 淋巴
- 関
- リンパ節
[★]
- 英
- ganglion
- 関
- ガングリオン