- 英
- photosensitivity
- 関
- 感光性、光線過敏症
WordNet
- sensitivity to the action of radiant energy (同)radiosensitivity
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/07/31 04:32:12」(JST)
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光線過敏(こうせんかびん)とは、光線の照射によって被照射部に丘疹、紅斑、水疱、膨疹などの皮膚症状を呈したり、光線が関節炎、気管支炎の原因となる疾患。
目次
- 1 分類
- 2 光線過敏を起こす疾患
- 3 光線過敏を起こす物質など
- 4 予防・治療
分類
- 遺伝性光線過敏症
- 色素性乾皮症のように紫外線により傷害されたDNAを修復する酵素の先天的欠損により光線過敏をおこすもの。
- 代謝性光線過敏症
- ポルフィリン症のようにポルフィリン代謝異常によりポルフィリン体が蓄積して起こる。
- 光毒性光線過敏症
- いわゆる日焼け。だれにでも起こりうる。病的な光線過敏は日焼けを起こす度が過ぎるとも考えられる。
- 光アレルギー性光線過敏症
- 紫外線の特定の波長により、薬剤が化学変化を起こし、ハプテンとなり、生体蛋白質と結合し、それに対する免疫応答がおこるもの。例としては、特定の植物を摂取したり、汁が肌に付いた後に光に当たると発症する。
光線過敏を起こす疾患
- 色素性乾皮症
- ペラグラ
- ポルフィリン症
- ベルロック皮膚炎
- 光線過敏性接触性皮膚炎
- 光線過敏性薬疹
- 雀卵斑(そばかす)
- 全身性エリテマトーデス
光線過敏を起こす物質など
- ヒペリシン:オトギリソウ、セイヨウオトギリソウの薬効成分。
- ソバ:ヒペリシンの誘導体であるファゴピリンを含む。
- フロクマリン:セリ科の特定の植物や、ベルガモットの精油に多く含まれる。
- アワビ:含まれるクロロフィル分解物により光線過敏を起こす。
予防・治療
外出時などには、日傘などで紫外線を物理的に防ぐことと、サンスクリーン剤(日焼け止め)をこまめに外用する必要がある。
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Japanese Journal
- DI BOX 過誤防止ノート ヒヤリハット事例に学ぶ NSAIDs貼付薬の残薬を不適切に使用 : 過剰投与などから副作用の発現につながる恐れ
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- NAID 40019513316
- 症例 ヒドロクロロチアジド配合降圧剤による光線過敏症型薬疹の3例
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- 分類 [編集] 遺伝性光線過敏症 色素性乾皮症のように紫外線により傷害されたDNAを修復する酵素の先天的欠損により光線過敏をおこすもの。 代謝性光線過敏症 ポルフィリン症のようにポルフィリン代謝異常によりポルフィリン ...
- これも分類は多彩で光線過敏症でも いわゆる光線過敏性皮膚症として分類されてるものは 1、外因性、体外性の物質を摂取した後などに日光にあたることによって発症。 1-1)光毒性・・・皮膚に ...
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★リンクテーブル★
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- 50歳の女性。2か月前から出現した下肢の浮腫を主訴に来院した。約半年前から脱毛と多関節痛とを自覚していた。光線過敏の既往がある。身長156cm、体重48kg。体温37.4℃。脈拍84/分、整。血圧112/70mmHg。眼瞼と下腿とに浮腫を認める。尿所見:蛋白+、潜血2+、沈渣に赤血球10~19/1視野、顆粒円柱1~4/1視野、卵円形脂肪体1~4/1視野。血液所見:赤血球320万、Hb9.8g/dl、Ht29%、白血球3,200、血小板10万。血液生化学所見:空腹時血糖90mg/dl、総蛋白6.2g/dl、アルブミン2.1g/dl、尿素窒素16mg/dl、クレアチニン0.8mg/dl、IgG 1,950mg/dl(基準960~1,960)、IgA 350mg/dl(基準110~410)、IgM 240mg/dl(基準65~350)、総コレステロール320mg/dl。免疫学所見:CH50 10U/ml未満(基準30~40)、C3 40mg/dl(基準52~112)、C4 6mg/dl(基準16~51)、抗核抗体1,280倍(基準20以下)、抗DNA抗体(RIA法)56IU/ml(基準7以下)、抗リン脂質抗体陰性。腎生検のH-E染色標本(別冊No.28)を別に示す。
- 治療薬として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [107D053]←[国試_107]→[107D055]
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- 32歳の女性。発熱と多関節痛とを主訴に来院した。 3年前から光線過敏に気付いていた。 1年前の冬にRaynaud現象が出現した。 6か月前から時々、両側の手関節の関節痛を自覚していた。 3か月前から多数の関節に腫脹と疼痛とがみられ、持続するようになったため受診した。体温38.6℃。脈拍92/分、整。血圧110/60mmHg。頚部に可動性のあるリンパ節腫脹を認める。両側の手関節、第2-4指の近位指節間関節および中手指節間関節に腫脹と圧痛とを認める。赤沈50mm/1時間。血液所見:赤血球310万、 Hb11.0g/dL、 Ht33%、白血球3,300、血小板10万。血液生化学所見: AST35IU/L、 ALT40IU/L、 LD 370IU/L(基準176-353)。CRP 1.5 mg/dL。
- この疾患の診断に最も感度の高い検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106I057]←[国試_106]→[106I059]
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- 17歳の男子。二次性徴発現の遅れを主訴に来院した。身長176cm、体重60kg。手足が長い。女性化乳房がみられる。外性器は男性型で、精巣は小さく、陰毛を認めない。染色体核型は47,XXYである。
- この疾患で正しいのはどれか。2つ選べ。
- a. 光線過敏がみられる。
- b. 高度の知能障害を伴う。
- c. 悪性腫瘍を合併しやすい。
- d. テストステロンは高値を示す。
- e. 減数分裂のX染色体不分離が原因である。
[正答]
※国試ナビ4※ [101G049]←[国試_101]→[101G051]
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[正答]
※国試ナビ4※ [101F067]←[国試_101]→[101F069]
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- photosensitivity、photosensitivity disorder
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- 感光性、光増感、慢性光線過敏性皮膚炎、光線過敏、光線過敏性皮膚炎、紫外皮膚炎
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- 慢性光線性皮膚炎, 晩発性皮膚ポルフィリン症
-日光過敏症
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- 光増感、光線過敏症、慢性光線過敏性皮膚炎、日光過敏性皮膚炎、紫外皮膚炎
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[★]
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- 関
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