- 41歳の男性。3週前に生体腎移植を受けた。術後経過は順調であったが2日前から軽度の発熱と移植腎部の疼痛とが出現し、尿量が減少した。意識は清明。体温37.4℃。血圧150/90mmHg。24時間尿量800ml。血清生化学所見:尿素窒素30mg/dl、クレアチニン2.1mg/dl、Na134mEq/l、K5.0mEq/l、Cl97mEq/l、胸部エックス線写真に異常を認めない。腹部超音波ドプラ検査で移植腎の腫大と腎血流の減少とを認める。腎盂腎杯の拡張像は認めない。考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [100A038]←[国試_100]→[100A040]
★リンクテーブル★
[★]
- 70歳の男性。全身倦怠感と食思不振とを主訴に来院した。6か月前から肺癌のため抗癌化学療法を受けている。意識は清明。身体所見に異常はない。尿所見:浸透圧600mOsm/l(基準50~1,300)、蛋白(-)、糖(-)。血清生化学所見:尿素窒素10mg/dl、クレアチニン0.6mg/dl、尿酸1.1mg/dl、Na120mEq/l、K4.0mEq/l、Cl87mEq/l、浸透圧249mOsm/l(基準275~288)。この患者で行うのはどれか。
- a. 水制限
- b. 食塩負荷
- c. 生理食塩水の投与
- d. 5%ブドウ糖液の投与
- e. サイアザイド系利尿薬の投与
[正答]
※国試ナビ4※ [100A039]←[国試_100]→[100A041]
[★]
- 32歳の女性。浮腫を主訴に来院した。尿所見:蛋白3+、糖(-)、潜血(-)、沈渣に白血球2~3/1視野、赤血球1~3/1視野、細菌(-)。血清生化学所見:総蛋白5.2g/dl、尿素窒素16mg/dl、クレアチニン0.7mg/dl。腎生検の光顕PAS染色標本と電子顕微鏡写真とを以下に示す。この患者にみられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [100A037]←[国試_100]→[100A039]