- 英
- neuroendocrine tumor NET
- 関
- 肺神経内分泌腫瘍、神経内分泌細胞
- 神経内分泌細胞由来の腫瘍である。
- 神経内分泌細胞は全身に分布し、膵臓、下垂体、甲状腺、福甲状腺、副腎、消化管、胸腺、肺などに存在する。
- 神経内分泌細胞のマーカーはクロモグラニンA、シナプロフィジンであるため、病理標本ではこれに対する抗体を用いて蛍光抗体法により染色する。
- 神経内分泌腫瘍は以前はカルチノイドと名付けられていたが、現在では悪性腫瘍として認識されている。
免疫組織化学
検査
- ソマトスタチン受容体シンチグラフィー:多くのNETにはソマトスタチン受容体2(somatostatin receptor2 SSTR2が発現しているので、NETの局在診断、遠隔転移の検索、治療効果判定で活用されることが期待される。(日本内科学会雑誌 2017年 Vol.106No.3)
参考
- 神経内分泌腫瘍 エルゼビア・ジャパン株式会社 2009年1月スタート
- http://www.netlinks.jp
PrepTutorEJDIC
- National Educational Television 米教育テレビジョン
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- P2-13-23 子宮頸部神経内分泌腫瘍に対するシスプラチン・エトポシド併用同時化学放射線療法の検討(Group95 子宮頸部腫瘍・治療6,一般演題,第63回日本産科婦人科学会学術講演会)
- 鈴木 義也,碓井 宏和,山本 憲子,錦見 恭子,植原 貴史,加藤 一喜,楯 真一,三橋 暁,生水 真紀夫
- 日本産科婦人科學會雜誌 63(2), 776, 2011-02-01
- NAID 110008509751
- 神経内分泌腫瘍(NET)の腫瘍マーカー (特集 腫瘍マーカー--その今日的解釈(理解)と応用) -- (その他の疾患)
Related Links
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- 本会は、本邦における神経内分泌腫瘍の調査と研究を行うとともにその成果を広く国内外に向かって情報発信し、神経内分泌腫瘍の診療の質の向上に益することを目的として設立されました。 主たる事業として、神経内分泌腫瘍患者 ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- chromogranin A CgA
- 関
- 褐色細胞腫、神経内分泌腫瘍
- 436アミノ酸残基から構成される酸性の糖タンパク質
- 神経内分泌細胞の分枝顆粒内に様々なホルモンと共に蓄えられており、刺激により放出される。
- 副腎髄質のクロム親和性顆粒に含まれ、カテコラミンとともに放出される糖蛋白
[★]
商品名
会社名
成分
薬効分類
薬効
- ソマトスタチン受容体シンチグラフィによる神経内分泌腫瘍の診断を効能・効果とする新有効成分含有医薬品
[★]
- 英
- gastrin-releasing peptide precursor, ProGRP
- 関
- 肺癌、小細胞癌、神経内分泌腫瘍
[★]
[★]
- 英
- pancreatic neuroendocrine neoplasm PNEN
- 英
- 神経内分泌腫瘍
概念
疫学
- PNENの疫学調査が行われ、2005年と比較して2010年の年間受療者数の増加を認めており、また非機能性PNENの割合が増加してきている。これは、EUS-FNAの普及による組織診断の向上によるものと考えられている。2020年の疫学調査ではPNECはPNEN全体の7.5%程度を占めており、遠隔転移例はPNET G1/G2で12.9%であったのに対し、PNECでは46.3%と高値であった(日本内科学会雑誌 2017年 Vol.106No.3)。
診断、検査
- 超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA endoscopic ultrasound-guided fine neekle aspiration)
- クロモグラニンA(CgA):診断、治療効果判定マーカー。NET G1/G2で高値、NECで低値との報告がある。機能性腫瘍は非機能性腫瘍と比べて高値となる。また、腫瘍サイズや遠隔転移例で高値となる。
- 病理組織:
- グロモグラニンによる免疫染色:CgAの陽性率はNET G1/G2で高く、NECで低下する。
分類
|
|
Ki-67 index
|
mitotic index
|
高分化 Well differentiated
|
NET G1
|
< 3 %
|
< 2 /10 HPF
|
NET G2
|
3-20 %
|
2-20 /10 HPF
|
NET G3
|
>20 %
|
>20 /10HPF
|
低分化 Poorly differentiated
|
NEC G3
|
Small cell NEC
|
Large cell NEC
|
Mixed neuroendocrine non-neuroendocrine neoplasm (MiNEN)
|
検査
CT
- uptodate
- 被曝はあるが非侵襲的ですぐに施行できる検査であり、特に造影CTは施行する価値が高い。
- 多くの神経内分泌腫瘍は血管が多いため、CTでは肝臓とほぼ同じ濃度で描出される。造影により動脈相で増強し、門脈層で造影剤が流出した後の像を認める。
- 感度は80%程度で4mmの腫瘤も描出することが可能であるが、直径2cm未満の腫瘤は感度は低下する。
- 症候性の非機能性腫瘍、VIPoma、グルカゴノーマは診断時は3cm以上と大きく、造影CTの感度はほぼ100%である。
治療
- 分子標的薬が出現する前は、肝転移が予後因子として重要であったが、分子標的が使えるようになってからは肝転移を制御することが生命予後に関連していることが明らかとなった。
参考
- 膵・消化管神経内分泌腫瘍(NEN)診療ガイドライン2019年
- http://jnets.umin.jp/pdf/guideline002_2s.pdf
[★]
- 英
- prostatic neuroendocrine tumor
[★]
- 英
- pulmonary neuroendocrine tumor
[★]
- 英
- tumor
- 同
- 新生物 neoplasm new growth NG
- 関
分類(EPT.65)
悪性度
細胞と間質の割合
発生学的由来
組織学的分類
上皮性腫瘍
良性腫瘍
悪性腫瘍
非上皮性腫瘍
良性腫瘍
悪性腫瘍
-
臓器別分類
外陰部(女性)
子宮
卵巣
- 表層上皮性・間質性腫瘍 Surface epithelial-stromal tumors
- 性索間質性腫瘍 Sex cord/stromal tumors
- 胚細胞腫瘍 Germ cell tumors
腫瘍と関連する疾患 first aid step1 2006 p.294
[★]
- 英
- endocrine, internal secretion
- 関
[★]
- 英
- nerve
- ラ
- nervus
- 関
- ニューロン
解剖で分類
- 中枢神経 central nervous systen CNS
- 末梢神経 peripheral nervous system PNS
情報で分類
- 感覚神経 sensory nerve = 求心性線維 afferent nerve
- 運動神経 motor nerve = 遠心性線維 efferent nerve
機能で分類
- 体性神経 somatic nervous system SNS
- 自律神経 autonomic nervous system ANS
[★]
- 英
- endocrine tumor、endocrine neoplasm、endocrine gland neoplasm
- 関
- 内分泌腺腫瘍、内分泌腺新生物、内分泌新生物