ケトチフェン
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
サジフェンドライシロップ0.1%
組成
成分
含量(1g中)
添加物
- 白糖、ヒドロキシプロピルセルロース、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、酸化チタン、香料
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- てんかん又はその既往歴のある患者[痙攣閾値を低下させることがある。]
効能または効果
- 気管支喘息
アレルギー性鼻炎
湿疹・皮膚炎、蕁麻疹、皮膚そう痒症
- 通常、小児には1日量0.06g/kg(ケトチフェンとして0.06mg/kg)を2回、朝食後及び就寝前に分け、用時溶解して経口投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。
- 年齢別の標準投与量は、通常、下記の用量を1日量とし、1日2回、朝食後及び就寝前に分け、経口投与する。
年齢 |
1日用量 |
6ヶ月以上3歳未満 |
0.8g(ケトチフェンとして0.8mg) |
3歳以上7歳未満 |
1.2g(ケトチフェンとして1.2mg) |
7歳以上 |
2.0g(ケトチフェンとして2.0mg) |
- ただし、1歳未満の乳児に使用する場合には体重、症状などを考慮して適宜投与量を決めること。
慎重投与
てんかんを除く痙攣性疾患、又はこれらの既往歴のある患者
- [痙攣閾値を低下させることがある。](「禁忌」の項参照)
重大な副作用
痙攣、興奮
(頻度不明)
- 痙攣、興奮があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと(乳児、幼児では特に注意すること)。
肝機能障害、黄疸
(頻度不明)
- AST(GOT)、ALT(GPT)、ALP、LDH、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
*抗原抗体反応に伴って起こる肥満細胞からのヒスタミンやロイコトリエンC4・D4などのケミカルメディエーターの遊離を抑制すると共に、これらの作用に拮抗することにより、アレルギー症状を緩和する。3)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- ケトチフェンフマル酸塩(Ketotifen Fumarate)
化学名
- 4-(1-Methylpiperidin-4-ylidene)-4H-benzo [4,5] cyclohepta [1,2-b] thiophen-10(9H)-one monofumarate
分子式
分子量
性状
- 白色〜淡黄白色の結晶性の粉末である。
メタノール又は酢酸(100)にやや溶けにくく、水、エタノール(99.5)又は無水酢酸に溶けにくい。
融点
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
- 英
- ketotifen
- 化
- フマル酸ケトチフェン ketotifen fumarate
- 商
- ザジテン、ジキリオン、エレクター、ケトテン、サジフェン、サラチン、サルジメン、スプデル、セキトン、デズワルト、ニチカード、フサコール、フマルトン、フマルフェン、ベナンザ、マゴチフェン
- 関
- 抗ヒスタミン薬
- 眼科用剤
- アレルギー性抗ヒスタミン薬
- H1受容体拮抗作用
- 肥満細胞からの化学伝達物質遊離抑制作用
薬物名
禁忌
- 本剤に対する過敏症
- てんかん、およびその既往(発作の閾値を下げるため)