アミオダロン
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- P-0878 アミオダロン塩酸塩注射剤投与終了時におけるアミオダロン総投与量と血中濃度の関係(一般演題 ポスター発表,TDM・投与設計,Enjoy Pharmacists' Lifestyles)
- 生駒 歌織,山下 大輔,中蔵 伊知郎,越智 裕之,堀部 明美,和田 恭一,老田 章,小原 延章,清水 渉,鎌倉 史郎
- 日本医療薬学会年会講演要旨集 21, 328, 2011-09-09
- NAID 110008910343
- P2-204 アミオダロン塩酸塩50mg規格製剤の開発(一般演題 ポスター発表,後発医薬品,臨床から学び臨床へと還元する医療薬学)
- 石川 達也,菊池 浩一,別府 秀志,野本 悟志,山口 恭史,長井 晶彦
- 日本医療薬学会年会講演要旨集 20, 424, 2010-10-25
- NAID 110008109203
Related Links
- 導入期:通常、成人はアミオダロン塩酸塩として1日400mgを1~2回に分けて1~2週間経口服用する。 維持期:通常、成人はアミオダロン塩酸塩として1日200mgを1~2回に分けて経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 ...
- 製品名 アミオダロン塩酸塩速崩錠50mg「TE」、アミオダロン塩酸塩速崩錠100mg「TE」 添付文書情報 PDF 2014年04月改訂 患者用説明書 PDF インタビューフォーム PDF 2014年04月改訂 患者向医薬品ガイド PDF 副作用発現頻度一覧
- アミオダロン塩酸塩(不整脈の治療薬 )について主な作用 副作用 用い方と注意点を説明します ... 服用上の注意 副作用および効果の点からも厳重な注意の下に服用する必要があります。とりわけ医師の指示どおりに、診察、検査を ...
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
アミオダロン塩酸塩錠100mg「トーワ」
組成
1錠中の有効成分:
添加物:
- 乳糖水和物、ポビドン、トウモロコシデンプン、無水ケイ酸、ステアリン酸Mg
禁忌
重篤な洞不全症候群のある患者
- [洞機能抑制作用により、洞不全症候群を増悪させるおそれがある。]
2度以上の房室ブロックのある患者
- [刺激伝導抑制作用により、房室ブロックを増悪させるおそれがある。]
本剤の成分又はヨウ素に対する過敏症の既往歴のある患者
※※リトナビル、サキナビル、サキナビルメシル酸塩、インジナビル硫酸塩エタノール付加物、ネルフィナビルメシル酸塩、スパルフロキサシン、モキシフロキサシン塩酸塩、バルデナフィル塩酸塩水和物、シルデナフィルクエン酸塩、トレミフェンクエン酸塩、テラプレビル又はフィンゴリモド塩酸塩を投与中の患者(「相互作用」の項参照)
効能または効果
生命に危険のある下記の再発性不整脈で他の抗不整脈薬が無効か、又は使用できない場合
- 心室細動、心室性頻拍
※心不全(低心機能)又は肥大型心筋症に伴う心房細動
導入期:
- 通常、成人にはアミオダロン塩酸塩として1日400mgを1〜2回に分けて1〜2週間経口投与する。
維持期:
- 通常、成人にはアミオダロン塩酸塩として1日200mgを1〜2回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
間質性肺炎、肺胞炎、肺線維症のある患者及び肺拡散能の低下した患者、並びに肺に既往歴のある患者
軽度の刺激伝導障害(1度房室ブロック、脚ブロック等)のある患者
- [刺激伝導抑制作用により、刺激伝導障害を悪化させるおそれがある。]
心電図上QT延長のみられる患者
- [活動電位持続時間延長作用により、心電図上QT時間を過度に延長させるおそれがある。]
重篤なうっ血性心不全のある患者
重篤な肝、腎機能低下のある患者
甲状腺機能障害又はその既往歴のある患者
- [甲状腺機能障害を増悪させるおそれがある。](「重要な基本的注意」の項参照)
重大な副作用
間質性肺炎、肺線維症、肺胞炎:
(頻度不明)
- 間質性肺炎、肺線維症及び肺胞炎があらわれることがあり、致死的な場合もある。胸部レントゲン検査や胸部CT検査にて異常陰影が出現した場合、また咳、呼吸困難及び捻髪音等が認められた場合には上記副作用を疑い、投与を中止し、必要に応じてステロイド療法等の適切な処置を行うこと。
なお、肺拡散能の15%以上の低下が認められた場合にも上記副作用の出現の可能性を有するため、各種検査を、より頻回に行うこと。
既存の不整脈の重度の悪化、Torsades de pointes、心不全、徐脈、心停止、完全房室ブロック、血圧低下:
(頻度不明)
- 既存の不整脈を重度に悪化させることがあるほか、Torsades de pointes、心不全、徐脈、徐脈からの心停止、完全房室ブロック及び血圧低下があらわれることがある。定期的に心電図検査等を行い、異常が認められた場合は、投与を中止する等の適切な処置を行うこと。
劇症肝炎、肝硬変、肝障害:
(頻度不明)
- 劇症肝炎、肝硬変、肝障害があらわれることがあり、致死的な場合も報告されているので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止する等の適切な処置を行うこと。
甲状腺機能亢進症、甲状腺炎、甲状腺機能低下症:
(頻度不明)
- 甲状腺機能亢進症、甲状腺炎、甲状腺機能低下症があらわれることがあり、甲状腺機能亢進症及び甲状腺炎においては致死的な場合も報告されている。甲状腺機能検査を行い、異常が認められた場合には、投与を中止する等の適切な処置を行うこと。これらの副作用は本剤投与中だけでなく、投与中止後数ヵ月においてもあらわれることがあるため、本剤投与中だけでなく投与中止後数ヵ月においても、甲状腺機能検査を行うこと。
抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH):
(頻度不明)
- 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)があらわれることがあるので、低浸透圧血症を伴う低ナトリウム血症、尿中ナトリウム排泄量の増加、痙攣、意識障害等の症状があらわれた場合には投与を中止し、水分摂取の制限等適切な処置を行うこと。
肺胞出血:
(頻度不明)
- 肺胞出血があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- (頻度不明)
- 本剤投与中の患者の心臓、心臓以外の手術後に、急性呼吸窮迫症候群があらわれることがある。
薬効薬理
Vaughan-Williams の分類による第III群の抗不整脈薬。心筋細胞膜のK+チャネルを抑制し、活動電位持続時間、有効不応期を延長させる。また、Na+及びCa2+チャネル抑制作用や弱いβ遮断作用(心拍数の増加抑制及び血圧低下抑制)などもあり、これらが複雑に薬効や副作用に関与する。
有効成分に関する理化学的知見
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- 抗不整脈薬
商品
[★]
- 英
- l-menthol
- 商
- FK配合、GSプラスターC、KM散、l-メントール、M・M配合、MS冷シップ、NIM配合、S・M配合、TM配合、YM散、アズレン含嗽液アーズミンうがい液、アセトアミノフェン、アミオダロン塩酸塩、アミノマイラン配合、アムロジピンOD、アンブロン、イソジンガーグル、エカベトNa、エヌ・エス配合、オラロン含嗽用、ガモファー、キャベジンUコーワ配合、クロフェドリンS配合、ゲファルナート、コベニール配合、ジクロフェナクナトリウム、スチックゼノールA、ストマルコン、スピロノラクトン、スルカイン配合、チオスター、ディクアノン懸濁用配合、ノイダブル、パッペンKパップ、ビアサン、ピーマーゲン配合、フッ化ナトリウム洗口液、ベルサン、ポピヨードガーグル、マズレニンガーグル、マナミンTM散、ミンクリア、メロキシカム、ヤンヤン冷パップ、ラクール冷シップ、ラミテクト、リーダイMM配合、リックル配合、リバレバン配合、レオバクトン配合、炭カル
- 関
- メントール
[★]
- 英
- l-menthol
- 商
- FK配合、GSプラスターC、KM散、M・M配合、MS冷シップ、NIM配合、S・M配合、TM配合、YM散、アズレン、アセトアミノフェン、アミオダロン塩酸塩、アミノマイラン配合、アムロジピンOD、アンブロン、イソジンガーグル、エカベトNa、エヌ・エス配合、オラロン、ガモファー、キャベジンUコーワ配合、クロフェドリンS配合、ゲファルナート、コベニール配合、ジクロフェナクナトリウム、スチックゼノールA、ストマルコン、スピロノラクトン、スルカイン配合、チオスター、ディクアノン懸濁用配合、ノイダブル、パッペンKパップ、ビアサン、ピーマーゲン配合、フッ化ナトリウム洗口液、ベルサン、ポピヨードガーグル、マズレニンガーグル、マナミンTM、ミンクリア、メロキシカム、ヤンヤン冷パップ、ラクール冷シップ、ラミテクト、リーダイMM配合、リックル配合、リバレバン配合、レオバクトン配合、炭カル
- 関
- メントール
[★]
- 英
- amiodarone hydrochloride
- 関
- アミオダロン、アミオダロン塩酸塩
-アミオダロン
[★]
- 英
- amiodarone
- 化
- 塩酸アミオダロン amiodarone hydrochloride
- 商
- アンカロン、Cordarone
- 関
- 抗不整脈薬
分類
Sicillian Gambitの分類
薬剤
|
VW 分類
|
チャネル
|
受容体
|
|
|
pump
|
臨床効果
|
心電図
|
Na
|
Ca
|
K
|
I.f
|
α
|
β
|
M2
|
A1
|
Na-K ATPase
|
左室 機能
|
洞調律 への 影響
|
心外 性の 副作用
|
PQ
|
QRS
|
JT
|
fast
|
med
|
slow
|
アミオダロン
|
III
|
○
|
|
|
○
|
●
|
|
▲
|
▲
|
|
|
|
→
|
↓
|
●
|
↑
|
|
↑
|
If:過分極活性化内向き電流 JT:Q-Q間隔 M2:M2受容体 A1:アデノシン受容体
◯低 ▲中 ●高 ※作動薬
A:活性化チャネルブロッカー I:不活性化チャネルブロッカー
作用機序
- Kチャネル(遅発性整流性)を抑制し、活動電位持続時間(APD延長)および不応期を延長する
- I群、II群、III群、IV群の作用を併せ持つ
薬理作用
- ↓conduction velocity → ↓reentry
- ↓rating of firing(↓phase 4 slope) → ↓automaticity
- 洞結節での発火頻度を低下、自動能の抑制、リエントリー回路の切断、心電図上でPR,QRS,QT間隔延長。(PHD.428)
適応
- 心機能低下症例にも使用可能
- 致死的、再発性の心室頻拍、心室細動予防
- 肥大型心筋症に伴う心房細動に用いる
- 心肺蘇生:心室頻拍や心室細動
禁忌
- アンカロン注150
- 1. 洞性徐脈、洞房ブロック、重度伝導障害(高度な房室ブロック、二束ブロック又は三束ブロック)又は洞不全症候群があり、ペースメーカーを使用していない患者[洞停止のリスクがある。]
- 2. 循環虚脱又は重篤な低血圧のある患者(血行動態不安定な心室細動又は心室頻拍発作発現中を除く)
- 3. 本剤の成分又はヨウ素に対し過敏症の既往歴のある患者
- 4. リトナビル、サキナビル、サキナビルメシル酸塩、インジナビル硫酸塩エタノール付加物、ネルフィナビルメシル酸塩、クラスIa及びクラスIII(ソタロール、ニフェカラント)の抗不整脈薬、ベプリジル塩酸塩水和物、スパルフロキサシン、モキシフロキサシン塩酸塩、エリスロマイシン(注射剤)、ペンタミジンイセチオン酸塩又はトレミフェンクエン酸塩を投与中の患者[「3.相互作用」の項参照]
- 5. 重篤な呼吸不全のある患者
原則禁忌
- アンカロン注150
- 1. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人[「6.妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照]
- 2. 甲状腺機能障害又はその既往歴のある患者[甲状腺機能障害を増悪させることがある]
効能又は効果
- アンカロン注150
- 生命に危険のある下記の不整脈で難治性かつ緊急を要する場合
- 心室細動、血行動態不安定な心室頻拍
用量
- 常用量血中濃度(外国) : 0.5-1.0μg/ml、消失半減期: 13.4時間
- 有効血中濃度:0.5-2.0μg/ml、半減期30日 (SPC.246)
- VF/pulseless VTによる心肺停止でCPR, shock, vasopressorが無効な場合の心肺蘇生:(初回) 300mg、(2回目)150mg (Advanced Cardiovascular Life Support Provider manual ISBN 978-1-61669-010-6 p.166)
副作用
添付文書
[★]
- 英
- hydrogen chloride
- 同
- 塩化水素
- 関
[★]
- 英
- hydrochloride
- 関
- ハイドロクロライド