- 英
- pseudothrombocytopenia
- 同
- 偽血小板減少症
- 特定の抗凝固薬の入った試験管内で血小板凝集が起こるために見かけ上血小板が減少すること。
- 一般的に血算で用いられているEDTAや、あるいはクエン酸でも起こりうる。
- 抗凝固薬をヘパリンに変えて再検する。
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Japanese Journal
- 血液疾患の検査値の見方 : 一滴の血液から何が分かるか (日本内科学会生涯教育講演会 平成23年度 Bセッション)
- 血液疾患の検査値の見方 : 滴の血液から何が分かるか
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- 液を入れてから充分に転倒混和されなかった場合にも、血小板凝集が起こりやすくなり ます。 (※採血直後に採血管の充分な転倒混和をお願いいたします。) 2.EDTA依存 性偽性血小板減少症とは. 採血手技には問題ないにもかかわらず血小板が凝集する ...
- 2008年8月13日 ... があり,血小板測定に誤差を生じる危険性があ. る.ほとんどの施設では EDTA により 凝固を. 防いだ検体で血球計測をしているが,0.2 から. 1%の頻度で,EDTA 偽性 血小板減少症が起き. るので,注意が必要である.これは,EDTA の ...
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- 24歳の女性。昨年、職場の定期健康診断で血小板数の軽度低下を指摘された。その他の結果に異常はなかった。今年の健康診断でも同様の指摘があり、精査を勧められて来院した。生来健康で、これまで紫斑と鼻出血とはなく、月経にも異常を認めない。身体所見に異常はない。血液所見:赤血球460万、Hb 13.5g/dl、Ht40%、白血球6,700、血小板8万。末梢血塗抹May-Giemsa染色標本を以下に示す。最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [095C029]←[国試_095]→[095C031]
[★]
- 英
- cytometry, blood cell counting, blood count
- 同
- 血球数算定、血球計算、血計、血球数
- 関
- 細胞数測定、全血球計算、血球
定義
血算、血球形態
意義
- 血球の形態、数の異常は白血病など血液疾患における重症な疾患を判定する上で重要である。また、感染症や、悪性腫瘍など全身疾患をスクリーニングする上でも重要である。
方法
血算
- EDTAの入ったスピッツによって採血する。検体はフローサイトメトリーによって大きさ、内容物、核酸量から血球を分類する。
血球形態
- EDTAのスピッツによって採血した血液をもちい塗抹標本を作成する。標本はメイギムザ染色をおこない顕微鏡にて検鏡し、形態を観察する。
注意
- 採血後速やかに転倒混和することで凝固反応を停止しなければならない。凝固がおこると血小板数が減少し、血球も凝集してしまうので正確な血算が出せなくなる。形態学的な分類は、人間の目によって分類されているので、人によって多少の誤差が出てくる可能性があることを理解しておく。自分で確かめるとより患者の状態を把握できるのでよいかもしれない。
臨床関連
- 偽性血小板減少症:まずはヘパリンスピッツに変えて再検する。動脈血液ガスを測定しても良い。
[★]
- 英
- anticoagulant agent、anticoagulant drug、anticoagulant
- 関
- 抗凝血、抗凝血剤、抗凝血性、抗凝血薬、抗凝固、抗凝固剤、抗血液凝固薬。血液凝固阻止薬
ガイドライン
- 循環器疾患における抗凝固・抗血小板療法に関するガイドライン(2009年改訂版)
- http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2009_hori_h.pdf
臨床検査の抗凝固薬
[★]
- 関
- 偽性血小板減少症、偽性、偽
[★]
- 英
- platelet (Z), blood platelet (Z), PLT
- 同
- 栓球 thrombocyte
- 関
- 血小板血栓。血小板数 platelet count PLC
- GOO. 1468(血小板凝集 platelet aggregation)
- 半減期:1週間(異常値の出るメカニズム第2版)。4日 (SP.505)。
- 寿命:10日
- 体積:5-10 fl
- 直径:2-5μm。
- 無核。
基準値
- 15万 - 40万 /μl (2007前期解剖学授業プリント, SP.505)
- 15万 - 35万 /μl (2007前期生理学授業プリント, PT.233)
新生児
- 出典不明
産生組織
- トロンボポエチンにより巨核球の細胞質がちぎれて血流に放出される (SP.505)
貯蔵組織
組織学
- P-セレクチンを膜上に持つ
- フィブリノーゲン、フィブロネクチン、第V因子、第VIII因子、platelet factor 4、PDGF、TGF-α (BPT.89)
- ADP、ATP、Ca2+、ヒスタミン、セロトニン、エピネフリン (BPT.89)
機能 (SAN.236-237)
1.一次止血
- TXA2,セロトニンは血管収縮作用
- ADP, TXA2,セロトニンは血小板凝集
- 血小板のGpIIb/GpIIIa複合体がフィブリノゲンと結合し編み目を形成
2.血液凝固の促進
3.毛細血管機能の維持
- 毛細血管内皮細胞に融合し血管内皮を補強している → 血小板減少により点状出血を来すことになる。
膜タンパク
血小板減少による症状
- 5-10万 :症状なし-やや止血しにくい程度
- 2-3万 :下肢に点状出血 (→皮下出血)
- 1万以下 :粘膜出血→臓器出血の危険あり
検査
- 抗凝固剤としてEDTAを用いた場合、EDTA依存性偽血小板減少をきたすことがある。
臨床関連
数の異常
機能の異常
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- 英
- sis, pathy
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- 関
- 胚盤、盤状体
[★]
- 英
- pseudo
- 関
- 仮性、ニセ