- 25歳の初妊婦。妊娠36週の妊婦健康診査で血圧の上昇と下腿浮腫の出現とを指摘され、その精査のため入院した。既往歴に特記することはなく、これまでの定期的な妊婦健康診査で異常は指摘されなかった。胎児の成長も週数相当であるといわれていた。脈拍70/分、整。血圧146/94mmHg。内診所見では子宮口は閉鎖しており展退もしていない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:Hb11.0g/dl、Ht33%、白血球7,500、血小板20万。血清生化学所見:尿素窒素4mg/dl、クレアチニン0.4mg/dl、尿酸2.5mg/dl。まず行う検査はどれか。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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[★]
- 7か月の乳児。健康診査で来院した。在胎38週、自然分娩で出生した。出生体重3,000g、身長49.0cm。母乳栄養。5か月時から離乳を開始した。離乳食は、舌でつぶせる固さにして1日2回与えている。寝返りするが、這い這いはしない。欲しいものに手を出してつかむ。名前を呼ぶと振り向き、お坐りができる。顔の上に布をかけると自由にとる。三種混合ワクチンの第1期とポリオワクチンの1回目とは接種済みである。来院時体重8,900g。大泉門は2×2cmである。心雑音はない。肝は弾性軟で右肋骨弓下に3cm触知する。Moro反射はない。この児で正しいのはどれか。
- (1) 這い這いしないのは発達の遅れを示す。
- (2) Moro反射がないのは脳障害を示す。
- (3) 肝の触診所見は生理的範囲内である。
- (4) BCG接種を指導する。
- (5) 断乳するように指導する。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
D
- 離乳開始 5-6
- 離乳完了 12-15
- 寝返り 6-7
- 定頚 3-4
- 欲しい物に手を出してつかむ → 5-6 玩具をとろうとする
- 名前を呼ぶと振り向くお座りができる 7ヶ月にはできている。
- 顔の上に布をかけると自由にとる
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[★]
- 28歳の女性。3か月前からの無月経を主訴に来院した。基礎体温の記録からは5週間の高温相が持続している。昨日から悪心が強くなり、これまで数回嘔吐した。内診所見では子宮は鶏卵大、軟、左付属器に鶏卵大の腫瘤を触知する。経膣超音波検査で子宮内に胎嚢を認め、数mm長の胎芽に心拍動(心拍数80/分)を認める。左卵巣に直径4cmの嚢胞性腫瘤を認める。適切な対応はどれか。
- a. 経過観察
- b. 腹部エックス線単純撮影
- c. 嚢胞穿刺
- d. 腹腔鏡検査
- e. 嚢胞摘出術
[正答]
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