- 3歳の男児。夜半から呼吸困難が出現したため、母親に抱かれて来院した。生来健康であったが、半年前から風邪をひくとゼーゼーしやすくなった。1年前から、ネコを飼うようになった。父親はアレルギー性鼻炎に罹患している。この患児の胸部診察所見でみられないのはどれか。
- a. 呼気の延長
- b. 吸気の延長
- c. 呼吸音の減弱
- d. 笛様音(wheezes)
- e. いびき様音(rhonchi)
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 7か月の乳児。健康診査で来院した。在胎38週、自然分娩で出生した。出生体重3,000g、身長49.0cm。母乳栄養。5か月時から離乳を開始した。離乳食は、舌でつぶせる固さにして1日2回与えている。寝返りするが、這い這いはしない。欲しいものに手を出してつかむ。名前を呼ぶと振り向き、お坐りができる。顔の上に布をかけると自由にとる。三種混合ワクチンの第1期とポリオワクチンの1回目とは接種済みである。来院時体重8,900g。大泉門は2×2cmである。心雑音はない。肝は弾性軟で右肋骨弓下に3cm触知する。Moro反射はない。この児で正しいのはどれか。
- (1) 這い這いしないのは発達の遅れを示す。
- (2) Moro反射がないのは脳障害を示す。
- (3) 肝の触診所見は生理的範囲内である。
- (4) BCG接種を指導する。
- (5) 断乳するように指導する。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
D
- 離乳開始 5-6
- 離乳完了 12-15
- 寝返り 6-7
- 定頚 3-4
- 欲しい物に手を出してつかむ → 5-6 玩具をとろうとする
- 名前を呼ぶと振り向くお座りができる 7ヶ月にはできている。
- 顔の上に布をかけると自由にとる
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[★]
- 65歳の女性。2か月前から全身疲労感、咳嗽、息切れ及び顔面のむくみがあり来院した。
- 20歳時に肺結核で治療を受けたが、その後は健康であった。
- 身長154cm、体重50kg。呼吸数16/分。脈拍72/分、整。血圧146/84mmHg。心雑音はなく、両側背部に軽度のfine crackles(捻髪音)を聴取する。腹部に異常所見はない。
- 入院時の胸部エックス線写真、胸部造影CT及び経気管支肺生検H-E染色標本を以下に示す。
- この患者で異常値を示す可能性の最も高いのはどれか。
[正答]
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