- 英
- to-and-fro murmur, to and fro murmur
- 同
- ブランコ雑音 シーソー雑音 seesaw murmur、to-and-fro雑音
- 関
- 心雑音、大動脈弁逆流症
-
- I音はcrescendo-decrescendoで一旦途切れ、II音がdecrescendoとなる。 ← 連続性雑音とは違う。
- 拡張期雑音:拡張期の逆流
- 収縮期雑音:一回拍出量の増加による相対的大動脈弁狭窄
YN.C-10
Japanese Journal
- 連続雑音と往復雑音 (心雑音と弁膜疾患<特集>) -- (心雑音から診断へ)
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- 心雑音はほとんどが異常所見であり,聴取されればなんらかの疾患が存在する。その疾患がすぐ治療を要さなくても,存在を知って経過を観察するのと知らずに放置するのでは治療や予後が異なってくる可能性がある ...
- 連続雑音と往復雑音 (心雑音と弁膜疾患<特集>) -- (心雑音から診断へ) 戸嶋 裕徳 藤山 増昭 この論文を読む・さがす NDL-OPAC - 国立国会図書館でさがす CiNii Books - 大学図書館でさがす 収録刊行物 診断と治療
- かな: シンザツオン 【英】: heart murmur 本文: 心雑音は心周期の各相,または2相期にわたって出現する持続の長い振動群と定義される.雑音で最重要なことはその時相にある.雑音の発生には弁の狭窄,閉鎖不全および心内外の短絡など ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- aortic stenosis, AS, aortic valve stenosis
- 同
- 大動脈狭窄症、大動脈弁狭窄
- 関
- 大動脈弁、先天性大動脈弁狭窄症
病因
- 二尖弁:高齢者で石灰化を来し、ASの症状が出現する。
- 閉鎖型:まれ。
- 感染症 :溶連菌感染によるリウマチ熱(現在では稀となっている)、感染性心内膜症
- 血管疾患:動脈硬化に続発 → 最も多い、らしい
重症度の区分
- ガイドライン1
|
軽度
|
中等度
|
高度
|
連続波ドプラ法による最高血流速度(m/s)
|
<3.0
|
3.0 -4.0
|
≧4.0
|
簡易ベルヌイ式による収縮期平均圧較差(mmHg)
|
<25
|
25 -40
|
≧40
|
弁口面積(cm2)
|
>1.5
|
1.0 -1.5
|
≦1.0
|
弁口面積係数(cm2/m2)
|
-
|
-
|
<0.6
|
- pocket medicine
ステージ
|
症状
|
重症度
|
Max Jet Vel (m/s)
|
Mean Grad (mmHg)
|
AVA (cm2)
|
LVEF
|
0
|
なし
|
正常
|
1
|
0
|
3~4
|
正常
|
A
|
リスクあり
|
<2
|
<10
|
3~4
|
正常
|
B
|
軽度
|
2-2.9
|
<20
|
>1.5
|
正常
|
中等度
|
3-3.9
|
20-39
|
1~1.5
|
正常
|
C1
|
重度
|
≧4
|
≧40
|
≦1
|
正常
|
最重度
|
≧5
|
≧60
|
≦0.8
|
正常
|
C2
|
重度+EF低下
|
≧4
|
≧40
|
≦1
|
低下
|
D1
|
あり
|
重度
|
≧4
|
≧40
|
≦1
|
正常
|
D2
|
重度+左室拍出量低下+EF低下
|
<4
|
<40
|
≦1
|
低下
|
D3
|
重度+左室拍出量低下+EF正常
|
<4
|
<40
|
≦1
|
正常
|
身体所見
- 奇異性分裂(A弁の狭窄により大動脈側の押し戻す圧力(back pressure)が上がるのに時間がかかり、A2音のdelayとなる)。収縮期雑音が両頚部で聴取される。
- 往復雑音 to-and-fro murmur:拡張期の逆流性雑音に加え、一回拍出量の増加による相対的大動脈弁狭窄による収縮期雑音を聴取。
症状
検査
- ガイドライン1
- 表21 大動脈弁狭窄症の治療方針を判断する上での診断的手法の実施
- クラスⅠ
- 1 心電図検査
- 2 胸部X線写真、心エコー・ドプラ法
[show details]
ガイドライン
- 1. 弁膜疾患の非薬物治療に関するガイドライン(2007年改訂版)
参考
- 1. [charged] 成人における大動脈弁狭窄症の臨床像とその評価 - uptodate [1]
- 2. [charged] 成人における大動脈弁狭窄症の自然歴 - uptodate [2]
国試
[★]
- 英
- ruptured aneurysm of the aortic sinus of Valsalva
- 同
- 大動脈洞動脈瘤破裂 ruptured sinus of Valsalva aneurysm、ヴァルサルヴァ洞動脈瘤破裂、Valsalva洞動脈瘤破裂、ruptured aneurysm of sinus of Valsalva
- 関
- 大動脈洞=バルサルバ洞
まとめ
- 先天的に脆弱性によりValsalva洞が右室もしくは右房に突出しており、それが何らかの誘因によって破裂することにより左右シャントから心不全をきたす疾患である。
病因
- 先天的:Valsalva洞の脆弱性
- 後天性:梅毒、感染性心内膜炎、真菌
病態
症状
- 破裂前は無症状
- 突然の胸痛、呼吸困難、動悸、うっ血性心不全 (YN.C-125)
身体所見
聴診
治療
- Valsalva洞動脈瘤破裂はシャント量が少量であっても手術適応である。A弁の変形や細菌性心内膜炎リスクが高くなるためである。(SSUR.361)
- 右房あるいは右室経由でValsalva洞動脈瘤の突出部を切除しパッチ閉鎖 (SSUR.361)
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
[★]
- 英
- noise
- 関
- ノイズ、心雑音、部分音
[★]
- 英
- tone、sound
- 関
- 緊張、緊張度、トーン、響く、健全