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Japanese Journal
- 安定期慢性閉塞性肺疾患患者の最大歩行速度と呼吸機能や気腫化の程度は関連するか
- 高橋 佑太,廣田 千香,川島 拓馬,関根 一真,原田 尚子,栗山 節郎,都賀 誠二,宮尾 直樹
- 理学療法学Supplement 2012(0), 48101057-48101057, 2013
- … 患や整形外科疾患を有する者は除外した.評価項目は,背景因子[年齢,性別,Body Mass Index(BMI)],呼吸機能[肺活量(%VC),一秒量(%FEV<sub>1</sub>),呼気筋力(%MEP),吸気筋力(%MIP),残気率(RV/TLC),肺拡散能(%DLco/VA)],気腫化の程度[low attenuation area(LAA)score],MWS,等尺性膝伸展筋力,バランス機能(片脚立位時間,Functional Reach)とした.MWSの評価には,15mの歩行路のスタート地点 …
- NAID 130004585398
- COPD患者の抑うつ・不安感と包括的呼吸リハビリテーション:―HAD改善群と非改善群の比較―
- 藤井 清佳,鹿島 正行,本間 光信,佐竹 將宏,塩谷 隆信,高橋 仁美,菅原 慶勇,笠井 千景,清川 憲孝,渡邊 暢,加賀谷 斉,伊藤 伸朗,伊藤 武史
- 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 14(2), 274-280, 2004
- … 不安感が改善した群(改善群)と改善しなかった群(非改善群)に分け,それぞれの群の各種評価項目の成績について比較検討した.呼吸リハ実施前と3ヵ月後のt検定による比較では,改善群のみで残気量,残気率,Borg scale,およびChronic Respiratory Disease Quetionnaire (CRQ) のDyspnea(呼吸困難感),Fatigue(疲労感),Mastery(疾病克服感)に改善がみられた.また,改善,非改善のデータをそれぞれ因子分析を行ったうえで,H …
- NAID 130006199522
- アレルギー・膠原病 : 1. 高齢者気管支喘息の病態と治療
- 谷崎 勝朗,光延 文裕,保崎 泰弘 [他],芦田 耕三
- 日本内科学会雑誌 92(3), 448-452, 2003-03-10
- NAID 10012624582
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- 残気率 全肺気量に対する残気量の割合のことを、 残気率 という。健康な成人の場合、残気率の値は20~35%の間におさまっている。 残気率の値は、全肺気量が減ると増加する。また、残気量が増えた場合も、残気率の値は増加
- 残気率(残気量/全肺気量 (%))は全肺気量に対する残量の比であり、閉塞性肺疾患で増加し,加齢によっても増加する。. 機能的残気量. 機能的残気量は①コンプライァンス②気道抵抗によって決まる。. 機能的残気量の増加は閉塞性肺疾患でみられ、低下は拘束性肺疾患、または加齢によるも. のである。. 肺活量. 肺活量は①呼吸筋力②コンプライアンス③気道抵抗④ ...
- 残気率 全肺気量における残気量の割合を表す。 【計算式】 残気率=(残気量/全肺気量)×100〔%〕 CV/VC VC(肺活量)におけるCV(クロージングボリューム)の割合のこと 【計算式】 CV/VC=(CV/VC)×100 %DLCO 静肺
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- 78歳の男性。労作時呼吸困難を主訴に来院した。6年前から坂道や階段を昇る際に息切れを自覚していた。1か月前に感冒様症状があり、その後、呼吸困難が増強するため受診した。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。喫煙は60歳まで50本/日を35年間。意識は清明。身長 162cm、体重 63kg。体温 36.2℃。脈拍 92/分、整。血圧 132/66mmHg。呼吸数 28/分。SpO2 91%(room air)。呼吸音は背部にfine cracklesを聴取する。ばち指を認める。血液所見:赤血球 499万、Hb 16.2g/dL、Ht 47%、白血球 8,900(桿状核好中球 4%、分葉核好中球 78%、好酸球 1%、好塩基球 0%、単球 2%、リンパ球 15%)、血小板 17万。血液生化学所見:LD 380IU/L(基準 176~353)、尿素窒素 22mg/dL、クレアチニン 0.9mg/dL、脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP) 37pg/mL(基準 18.4以下)、KL-6 1,460U/mL(基準 500未満)。CRP 1.2mg/dL。胸部エックス線写真(別冊No. 10A)と胸部CT(別冊No. 10B)とを別に示す。
- 検査結果として最も予想されるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109A028]←[国試_109]→[109A030]
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- 56歳男性。多量の膿性喀痰と労作時呼吸困難とが出現したので来院した。10歳代から咳と喀痰とを自覚していた。20歳時に慢性副鼻腔炎を指摘され、30歳代から咳と喀痰とが増悪したが放置していた。喫煙歴はない。胸部エックス線写真、胸部CTおよび肺生検H-E染色標本を以下に示す。この患者でみられないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [095G012]←[国試_095]→[095G014]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [110D059]←[国試_110]→[110E001]
[★]
- 英
- emphysema, pulmonary emphysema PE
- 同
- 慢性肺気腫 chronic pulmonary emphysema CPE ← 急性肺気腫は存在しない
- 関
- chronic obstructive pulmonary disease
概念
- 肺気腫による気流障害は支持組織としての肺胞が破壊されているため、末梢気道が呼出時に虚脱することと、気道病変の存在による。
定義
- 終末気管支より末梢の気腔が永久的に拡張した状態で、この気腔の壁は破壊されているが線維化はない (1987年アメリカ胸部疾患学会)
- 肺胞壁の破壊的な変化により末梢気管支梢から末梢の含気区域が異常に拡大していることを特徴とする解剖学的変化 (1962 WHO アメリカ胸部疾患学会)
病因
疫学
- 中・高年喫煙者、40歳以上のヘビースモーカーの男子
病型
症状
- 初期には閉塞性換気障害を認めるが、安静時には症状無し
- 労作時に肺胞の破壊による血管床の減少により、拡散障害による低酸素血症をきたし呼吸困難を呈する。
- 咳嗽・喀痰:慢性気管支炎合併例。肺気腫優位型では、咳嗽・喀痰をあまり訴えないことが多い。
身体所見
- 参考1改変
- 呼吸促迫時に口すぼめ呼吸、補助呼吸筋(胸鎖乳突筋の発達)
- 胸郭:過膨張、ビヤ樽状、フーバー徴候(呼気時に両側季肋部が内方へ牽引)
- 気管短縮:輪状軟骨から胸骨柄上縁までの距離が2横指以下 ← たしか、過膨張により気管支が下方に牽引されるため、だったと思う。
- 肺胞呼吸音の減弱 ← たしか、肺胞の破壊のため、だったと思う
検査
- 1) 換気-血流比の不均一分布
- 2) 気相内拡散障害
- 3) 肺胞拡散障害
- PaCO2の上昇 → 病状の進展により、PaO2低下、PaCO2上昇しII型呼吸不全となる。これは、気腫の拡張によりガス交換に関与しない空間(死腔)が拡張する結果、死腔換気となり低酸素血症や高炭酸ガス血症を呈する。
肺機能
- 肺実質系の破壊消失 → 肺弾性収縮力の低下 → 気道の呼気閉塞 →↓FEV1.0、↓FEV1.0%
- 残気量は増加するが、肺コンプライアンスの上昇による全肺気量(TLC=VC+RV)の上昇のために肺活量の減少は顕著とならない。
参考
- http://www.naoru.com/haikisyu.htm
[★]
- 英
- rate
- 関
- 比
- 集団における現象発生の頻度を表す指標。全体に対する部分の割合を示す。
- 値は0~1