- 英
- Togaviridae
- 関
SMB. 453
-
-
WordNet
- a family of arboviruses carried by arthropods
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/05/02 21:09:24」(JST)
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トガウイルス科(とがういるすか、Family Togaviridae)とはウイルスの1科。そのビリオンは直径約70nmの球形粒子であり、エンベロープを有し、プラス一本鎖RNAをゲノムとする。ビリオンの表面には微小なスパイクが存在する。細胞質で増殖し、出芽の際にエンベロープを獲得する。
分類
- Genus Alphavirus
- 東部ウマ脳炎ウイルス(Eastern equine encephalitis virus)
- 西部ウマ脳炎ウイルス(Western equine encephalitis virus)
- ベネズエラウマ脳炎ウイルス(Venezuelan equine encephalitis virus)
- チクングニアウイルス(Chikungunya virus)など
- Genus Rubivirus
関連項目
参考文献
- 鹿江雅光ほか編集 『最新家畜微生物学』 朝倉書店 1998年 ISBN 4-254-46019-8
- 大里外誉郎 『医科ウイルス学 改訂第2版』 南江堂 2000年 ISBN 4-524-21448-8
- 原澤亮 「動物ウイルスの新しい分類(2005)」 『獣医畜産新報』 58号 921-931頁 2005年 ISSN 0447-0192
ウイルスの分類(ボルティモア分類) |
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DNA |
I: 2本鎖DNAウイルス (dsDNA) |
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カウドウイルス目
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マイオウイルス科 - サイフォウイルス科 - ポドウイルス科
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有エンベロープ: ヘルペスウイルス科 - ポックスウイルス科 無エンベロープ: アデノウイルス科 - パピローマウイルス科 - ポリオーマウイルス科
未分類: アスコウイルス科 - アスファウイルス科 - バキュロウイルス科 - コッコリスウイルス科 - コルチコウイルス科 - フセロウイルス科 - グッタウイルス科 - イリドウイルス科 - リポスリクスウイルス科 - ニマウイルス科 - フィコドナウイルス科 - プラズマウイルス科 - ルディウイルス科 - テクティウイルス科
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II: 1本鎖DNAウイルス (ssDNA) |
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有エンベロープ: パルボウイルス科(パルボウイルスB19)
未分類: サーコウイルス科 - ジェミニウイルス科 - イノウイルス科 - ミクロウイルス科 - ナノウイルス科
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RNA |
III: 2本鎖RNAウイルス (dsRNA) |
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レオウイルス科(ロタウイルス) - ビルナウイルス科 - クリソウイルス科 - シストウイルス科 - ハイポウイルス科 - パルティティウイルス科 - トティウイルス科
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IV: 1本鎖RNA+鎖 ((+)ssRNA) |
|
ニドウイルス目
|
コロナウイルス科 - アルテリウイルス科 - ロニウイルス科
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トガウイルス科(風疹ウイルス) - フラビウイルス科 - ピコルナウイルス科(エンテロウイルス, ライノウイルス) - カリシウイルス科 - アストロウイルス科 - へペウイルス科 - バルナウイルス科 - ブロモウイルス科 - カルシウイルス科 - クロステロウイルス科 - コモウイルス科 - ディシストロウイルス科 - フレキシウイルス科 - レビウイルス科 - ルテオウイルス科 - マルナウイルス科 - ナルナウイルス科 - ノダウイルス科 - ポティウイルス科 - セキウイルス科 - テトラウイルス科 - トンブスウイルス科 - ティモウイルス科
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V: 1本鎖RNA-鎖 ((−)ssRNA) |
|
モノネガウイルス目
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パラミクソウイルス科 - ラブドウイルス科 - フィロウイルス科 - ボルナウイルス科
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|
オルトミクソウイルス科 - アレナウイルス科 - ブニヤウイルス科
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逆転写 |
VI: 1本鎖RNA逆転写ウイルス(ssRNA-RT) |
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レトロウイルス科 - メタウイルス科 - シュードウイルス科
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VII: 2本鎖DNA逆転写ウイルス (dsDNA-RT) |
|
ヘパドナウイルス科 - カリモウイルス科
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- ゲタウイルス感染による新生子豚の死亡例 : ウイルス分離
- 矢後 啓司,萩原 茂,川村 齊,成田 實
- 日本獣医学雑誌 49(6), 989-994, 1987-12
- … Kanagawa株は理化学的, 生物学的及び血清学的性状から, トガウイルス科のアルファウイルスに属するゲタウイルと同定された. …
- NAID 110003917663
Related Links
- トガウイルス科(とがういるすか、Family Togaviridae)とはウイルスの1科。そのビリオン は直径約70nmの球形粒子であり、エンベロープを有し、プラス一本鎖RNAをゲノムと する。ビリオンの表面には微小なスパイクが存在する。細胞質で増殖し、出芽の際に ...
- ゲノムRNAからDNAを介さずに遺伝情報が発現するタイプのウイルスと、ゲノムRNAを いったん逆転写酵素によってDNAとしてコピーしそのDNAから遺伝情報を読み出す タイプのものとがある。後者を ... 有エンベロープ: パルボウイルス科 (パルボウイルス B19) ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- rubella
- 同
- 三日はしか
- 関
- 風疹ウイルス、感染症法
特徴
感染経路
- 経気道感染(SMB.455)←つまり飛沫感染?。別の資料:飛沫経気道感染
疫学
- 好発年齢:5~15歳。 別の資料:4-9歳が先体の60%を占める(ウイルス学授業プリント)
- 季節性:春から初夏
- 不顕性感染率は約25%
- 終生免疫あり
潜伏期
- 18日 (ウイルス学授業プリント)。別の資料:16~18日間が多い
症状
- 丘疹:紅斑状の発疹が顔面に出現し、次第に体幹、四肢に広がる。発疹は癒合しない (⇔麻疹)。発疹消退後、色素沈着無し
- 軽度の発熱(38℃)、耳後、後頭部のリンパ節の腫脹、結膜炎、咽頭痛を呈する。
3大主症状
合併症
- 関節炎 (成人女性に多い)
- 血小板減少性紫斑病 (3000例に1例)
- 脳炎(6000例に1例)
- 溶血性貧血(まれ)
経過
- 病期:6-7日
- 発症前(発疹出現前)から伝染力有り。大体、感染時より10日後(SMB.455)
- このころには口腔、咽頭、気道分泌液中にウイルスが存在(SMB.455)
- 発症7日前からウイルス血症
- 発疹より先立って頚部のリンパ節が腫脹し、発疹消失後数週間に渡って持続
- 発疹出現-3~5日-発疹消失
- 発疹と共に発熱-2~3日-解熱 →三日はしか
検査
- IgG(陰性)2.0未満
- IgN(陰性)0.8未満
治療
予防
- 米ではMMRワクチンを12-15月、4-6歳の2回接種
出席停止の解除(学校保険法)
- 妊娠初期(妊娠3ヶ月以内)の妊婦に感染した場合は、胎児の多くが先天性異常を持って生まれてくる
先天性異常
- 聴覚障害:神経知覚性難聴
- 眼症状:白内障、緑内障、小眼症、網膜症
- 心疾患:動脈管開存、肺動脈狭窄、中隔欠損
- その他:小頭症、身体発育遅滞、骨透明症、肝脾種、血小板減少性紫斑病
発生率
- 妊娠4週まで :50%以上
- 妊娠 5~ 8週:35%
- 妊娠 9~12週:15%
- 妊娠13~16週: 8%
- 妊娠20週以降:まれ==ウイルス学==
鑑別
[★]
- 英
- rubella virus, RV
- 関
- ウイルス、ワクチン、風疹生ワクチン
ウイルス学
感染症
[★]
- 英
- Alphavirus
- 関
- トガウイルス科 Togaviridae
[★]
- 英
- virus
- 同
- ウイルス粒子 virus particle、ビリオン virion
- 関
- 微生物学、抗ウイルス薬、国試に出がちなウイルス
感染経路による分類 SMB.374
学名
目(order, -virales), 科(family, -viridae), 亜科(subfamily, -virinae), 属(genus, -virus), 種(species)
増殖過程
- 吸着 absorption
- 侵入 penetration
- 脱殻 uncoating
- ゲノムの複製 replication、遺伝子発現 transcription
- ウイルス粒子の組み立て assembly
- 放出 release
感染の分類
持続時間
ゲノム
- 一本鎖RNA(-)をゲノムとするウイルスはウイルス粒子内にRNA依存性RNA合成酵素を有する。
[★]
- 英
- family
- 関
- 家族、系統群、ファミリ、ファミリー
[★]
- 英
- togavirus
- 関
- トガウイルス科