Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/02/26 23:47:06」(JST)
腓腹神経(ひふくしんけい、英: sural nerve, short saphenous nerve、羅: nervus suralis)は、下腿を走行する末梢神経のひとつ。
脛骨神経の枝の内側腓腹皮神経と、総腓骨神経の枝の外側腓腹皮神経のひとつである腓腹神経交通枝が結合して形成される。アキレス腱の外側縁近くを、小伏在静脈に沿って下行し、外果(外くるぶし)と踵骨の間に入る。
外果の下からは外側足背皮神経として足背外側を前方に走行し、さらに背側指神経となって小指外側を走り、浅腓骨神経の枝である中間足背皮神経と交通する。
脚部では、腓腹神経の枝と後大腿皮神経の枝が交通している。
この神経は神経生検によく用いられる(腓腹神経が感覚神経一次ニューロン線維と交感神経節後線維で構成され、運動神経成分がないので術後後遺症として麻痺がなく、また感覚低下の範囲も狭いため)[1]。また神経移植が行われる際の移植片として用いられることもある。
右下肢の皮神経の走行。前面および後面。
右下肢の皮神経の分布、前面および後面。
足底の皮神経分布の模式図。
下腿前面の深部神経。
足背の神経。
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筋枝:下腿、足底の屈筋 皮枝:下腿の外側半、足底}
支配神経根 | 責任椎間高位 | 深部反射 | 感覚領域 | 支配筋 |
L4 | L3-4 | 膝蓋腱反射 | 膝蓋骨の内側近辺 | 大腿四頭筋 |
L5 | L4-5 | 膝蓋骨下外側から母趾にかけて下方に斜行 | 前脛骨筋、長母趾伸筋、長趾伸筋 | |
S1 | L5-S1 | アキレス腱反射 | 小趾 | 下腿三頭筋、長母趾屈筋、長趾屈筋 |
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
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尺骨神経 | 50~68 | ||
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後脛骨神経 | 41~58 | ||
感覚神経 | 正中神経 | 前腕 | 55~74 |
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尺骨神経 | 前腕 | 54~74 | |
手 | 46~60 | ||
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