アルプロスタジル
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 症例報告 指圧により生じたコレステロール結晶塞栓症の1例
- 薬剤の臨床 動脈管の開存維持にPGE1-CD(プロスタンディン)が有効であった大動脈縮窄複合の1症例
- 岡山大学におけるPGE_1陰茎海綿体自己注射に対する自主臨床研究の取り組み
- 永井 敦,渡部 昌実,久住 倫宏,公文 裕巳
- 日本性機能学会雑誌 = The japanese journal of Impotence Research 18(3), 247-252, 2003-12-30
- NAID 10018630534
Related Links
- 小野薬品工業株式会社のプロスタンディン軟膏0.003%(外皮用薬)、一般名アルプロスタジル アルファデクス(Alprostadil alfadex) の効果と副作用、写真、保管方法等を掲載。 ... 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が ...
- プロスタンディンとは?アルプロスタジル アルファデクスの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版) ... 概説 傷の治りをよくするお薬です。褥瘡(床ずれ)や皮膚潰瘍の治療に用います。 作用 ...
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
注射用プロスタンディン500
組成
成分・含量(1バイアル中)
- アルプロスタジル500μgをアルプロスタジル アルファデクスとして含有する。
添加物(1バイアル中)
禁忌
- 重症の動脈硬化症及び心あるいは脳に高度な循環障害のある患者〔低血圧により症状が悪化するおそれがある。〕
- 重症の肝疾患、腎疾患のある患者〔低血圧により症状が悪化するおそれがある。〕
- 非代償性の高度の出血、ショック状態及び呼吸不全の患者、未治療の貧血患者〔低血圧により症状が悪化するおそれがある。〕
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
下記における外科手術時の低血圧維持
- 高血圧症または軽度の虚血性心疾患を合併する場合
- 外科手術時の異常高血圧の救急処置
- 通常成人には本品1バイアル(アルプロスタジルとして500μg)を輸液100mLに溶解し毎分5〜10μg(0.1〜0.2μg/kg/分)の注入速度で点滴静注を開始する。血圧の下降に注意しながら目的とする血圧まで下げ、以後それを維持できる点滴速度に調節する。低血圧を維持するためには通常毎分2.5〜10μg(0.05〜0.2μg/kg/分)を必要とする。
慎重投与
- 心不全のある患者〔心不全の増強傾向があらわれるとの報告があるので、観察を十分に行い、慎重に投与すること。〕
- 緑内障、眼圧亢進のある患者〔動物実験(ウサギ)で眼圧上昇が報告されている。1)〕
- ステロイド服用中の患者〔急性副腎不全を起こすおそれがある。〕
- 衰弱患者〔状態が悪化するおそれがある。〕
- 小児等(「小児等への投与」の項参照)
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
重大な副作用
ショック
- ショック(頻度不明※)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
作用機序
- 本剤は速やかな血圧下降作用を示し、調節性に富み、重要臓器の血流を維持することから、外科手術時の低血圧維持及び異常高血圧の救急処置に有用であることが認められている。
薬理作用
血圧低下作用
- 麻酔イヌに静脈内持続投与すると速やかな血圧低下が認められ、投与中低血圧状態を維持できる。また投与終了後の低血圧からの回復も速やかである(平均7.9μg/kg/分及び3〜4μg/kg/分)。8,9)
- 手術患者に低血圧麻酔の目的で静脈内持続投与すると速やかな血圧低下が認められ、投与中低血圧状態を維持できる(平均0.13μg/kg/分)。10)
術中出血量に対する作用
- イヌに低血圧麻酔の目的で静脈内持続投与する時、低血圧麻酔群は非低血圧麻酔群に比して有意に出血量の減少が認められている(1μg/kg/分)。11)
- 手術患者に低血圧麻酔の目的で静脈内持続投与する時、低血圧麻酔群は非低血圧麻酔群に比して有意に出血量の減少が認められている(平均0.106μg/kg/分)。12)
末梢血管拡張作用
- イヌに静脈内投与すると血管平滑筋に直接作用して血管を拡張し、全末梢血管抵抗を減少させ(平均7.9μg/kg/分)、8)血流量を増加することが認められている(0.2〜1.0μg/kg/分)。13)
臓器に対する影響
心臓
- 麻酔イヌに低血圧麻酔の目的で静脈内持続投与する時、心拍出量に変動は認められず(3〜4μg/kg/分)、9)心筋における酸素の需要・供給バランスを維持することが認められている(平均7.9μg/kg/分)。8)
- 手術患者に低血圧麻酔の目的で静脈内持続投与する時、心拍数に有意の変化を認めず、左室仕事係数及び脈圧係数は有意の低下が認められている(平均0.13μg/kg/分)。10)
腎臓
- イヌに低血圧麻酔の目的で静脈内持続投与する時、低血圧麻酔群の腎動脈血流量は増加傾向が認められている(1μg/kg/分)。11)
- 手術患者に低血圧麻酔の目的で静脈内持続投与する時、腎機能は保持されることが認められている(平均0.106μg/kg/分)。12)
脳
- 麻酔イヌに低血圧麻酔の目的で静脈内持続投与する時、脳圧は有意に低下し、脳酸素消費量の変化は認められていない(平均5.6μg/kg/分)。14)
- 手術患者に低血圧麻酔の目的で静脈内持続投与する時、脳脊髄液圧への影響は少ない(0.2μg/kg/分)。15)
肝臓
- 麻酔イヌに低血圧麻酔の目的で静脈内持続投与する時、全肝血流量に著変は認められていない(3〜4μg/kg/分)。9)
肺臓
- 手術患者に低血圧麻酔の目的で静脈内持続投与する時、肺動脈圧・肺動脈楔入圧の有意の低下が認められている(平均0.13μg/kg/分)。10)
凝固・線溶系への影響
- 手術患者に低血圧麻酔の目的で静脈内持続投与する時、血小板凝集抑制作用は認められるが投与終了後速やかに回復し、凝固・線溶系への影響は認められていない(平均0.19μg/kg/分)。16)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- アルプロスタジル アルファデクス(Alprostadil Alfadex)
化学名
- 7-{(1R,2R,3R)-3-Hydroxy-2-〔(1E,3S)-3-hydroxyoct-1-en-1-yl〕-5-oxocyclopentyl}heptanoic acid-α-cyclodextrin
分子式
分子量
性状
- 本品は白色の粉末で、水に溶けやすく、エタノール(95)、酢酸エチル又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。本品は吸湿性である。
融点
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
商品
[★]
- 英
- alprostadil、alprostadil alfadex
- 商
- Prostin VR、アピスタンディン、アリプロスト、アルテジール、タンデトロン、パルクス、プリンク、プロスタンディン、メディプロスト、リプル、リプルキット
- 関
- アルプロスタジルアルファデクス alprostadil alfadex。プロスタグランジンE1, prostaglandin E1, PGE1
- その他の循環器官用薬
[★]
- 英
- alprostadil alfadex
- 商
- プロスタンディン
[★]
- 英
- pro