炭酸ランタン水和物(ランタン)
- 関
- その他の循環器官用薬
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Japanese Journal
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ホスレノール顆粒分包250mg
組成
成分・含量
- 1包中,ランタン250mg(炭酸ランタン水和物として477mg)含有
添加物
- デキストレイト,軽質無水ケイ酸,ステアリン酸マグネシウム
禁忌
効能または効果
- 下記患者における高リン血症の改善
- ・透析中の慢性腎不全患者
- 通常,成人にはランタンとして1日750mgを開始用量とし,1日3回に分割して食直後に経口投与する.以後,症状,血清リン濃度の程度により適宜増減するが,最高用量は1日2,250mgとする.
- 本剤投与開始時又は用量変更時には,1週間後を目安に血清リン濃度の確認を行うことが望ましい.
- 増量を行う場合は増量幅をランタンとして1日あたりの用量で750mgまでとし,1週間以上の間隔をあけて行うこと.
慎重投与
- 重度の肝機能障害のある患者[重度の肝機能障害を有する患者における使用経験がない.本剤は主に胆汁中に排泄されるため,胆汁排泄が著しく低下しているおそれのある重度の肝機能障害患者では,注意深く観察すること.]
- 活動性消化性潰瘍,潰瘍性大腸炎,クローン病,腸管狭窄のある患者[本剤の主な副作用は消化器症状のため,これらの疾患に影響を及ぼすおそれがある.]
- 腸管憩室のある患者[腸管穿孔を起こした例が報告されている.]
- 腹膜炎又は腹部外科手術の既往歴のある患者[イレウスを起こした例が報告されている.]
- 消化管潰瘍又はその既往歴のある患者[症状が悪化又は再発した例が報告されている.]
重大な副作用
腸管穿孔,イレウス
(頻度不明)
- 腸管穿孔,イレウスがあらわれることがあるので,観察を十分に行うこと.これらの病態を疑わせる持続する腹痛,嘔吐等の異常が認められた場合には,投与を中止し,腹部の診察やCT,腹部X線,超音波等を実施し,適切な処置を行うこと.
消化管出血,消化管潰瘍
(頻度不明)
- 吐血,下血及び胃,十二指腸,結腸等の潰瘍があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,腹部の診察や内視鏡,腹部X線,CT等を実施し,投与を中止するなど,適切な処置を行うこと.
薬効薬理
作用機序
- 炭酸ランタンは,消化管内で食物由来のリン酸イオンと結合して不溶性のリン酸ランタンを形成し,腸管からのリン吸収を抑制することにより,血中リン濃度を低下させる12).
リン結合作用
- in vitro試験において,炭酸ランタンをリン酸ナトリウム溶液中で反応させた結果,リン除去率はpH3で97.5%,pH5で97.1%及び pH7で66.6%であった13).
血清リン濃度低下作用
- 5/6腎摘出ラットに炭酸ランタンを6週間反復投与したとき,血清リン濃度は溶媒対照群に比して有意に低下した14).
生物学的同等性試験
- 顆粒剤500mgとチュアブル錠500mgを,クロスオーバー法により日本人健康成人男子に1日3回4日間食直後に経口投与し(4日目のみ朝食直後に単回投与),生物学的同等性を検討した.
その結果,顆粒剤500mgはチュアブル錠500mgと生物学的に同等であることが示された15).
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- 炭酸ランタン水和物(Lanthanum Carbonate Hydrate)JAN
化学名
- Lanthanum carbonate hydrate
分子式
分子量
性状
- 本品は白色〜ほとんど白色の粉末である.
本品は水又は有機溶媒にはほとんど溶けない.
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