ヨウ素
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Japanese Journal
- 褥瘡及び皮膚潰瘍治療薬MRX-201(ヨードコート軟膏^【○!R】0.9%)の開発と製剤特性
- 樋掛 早亜子,小林 勝則,三輪 泰司,濱本 英利,山崎 啓子
- 薬剤学 = Journal of Pharmaceutical Science and Technology, Japan 67(4), 260-265, 2007-07-01
- NAID 10019728270
- 褥瘡患部でゲル化する軟膏剤, ヨードコート^【○!R】軟膏0.9%の開発
- 濱本 英利
- 薬剤学 = Journal of Pharmaceutical Science and Technology, Japan 67(1), 32-36, 2007-01-01
- NAID 10018571031
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- ヨードコートは、ヨウ素を含有する外用製剤で、その殺菌効果を期待し、褥瘡・皮膚潰瘍 の感染病巣に使用されています。吸水するとゲル化するという基剤特性を併せ持つため 、薬剤交換時の利便性にも優れています。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ヨードコート軟膏0.9%
組成
成分・含量
(1g中)
添加物
- ヨウ化カリウム、カルメロースナトリウム、ポリアクリル酸部分中和物、白糖、合成ヒドロタルサイト、マクロゴール4000、マクロゴール400、pH調節剤、その他2成分
禁忌
- (次の患者には使用しないこと)
- ヨウ素過敏症の患者
効能または効果
- 褥瘡、皮膚潰瘍(熱傷潰瘍、下腿潰瘍)
- 潰瘍面を清拭後、通常1日1回、患部に約3mmの厚さに塗布する。
(直径4cmあたり3gを目安に塗布する。)
滲出液の量が多い場合は、1日2回投与する。
慎重投与
- (次の患者には慎重に使用すること)
- 甲状腺機能に異常のある患者[創面から吸収されたヨウ素により症状が悪化するおそれがある。]
- 重症の熱傷の患者[広範囲の使用により、アシドーシスを起こすおそれがある。]
- 腎不全の患者[血清中ヨウ素濃度が著しく上昇するおそれがある。]
- 新生児(「その他の注意」の項参照)
薬効薬理
- 本剤は殺菌作用1)及び滲出液等の吸収2)により(in vitro )、潰瘍治癒促進効果を示す。
殺菌作用1)
- 本剤の殺菌作用を標準菌株及びMRSAについて試験した結果、強い殺菌作用を示した。(in vitro )
熱傷に対する治癒作用3)
- ラットの実験的熱傷モデルを用いて経日的創面積比の推移、面積比総和及び治癒日数を指標に検討した結果、対照群と比較して、創面積比及び面積比総和の有意な縮小を示し、治癒日数についても、有意な短縮を示した。
褥瘡に対する治癒作用3)
- ラットの実験的褥瘡モデルを用いて経日的創面積比の推移、面積比総和及び治癒日数を指標に検討した結果、対照群と比較して、創面積比及び面積比総和の有意な縮小を示し、治癒日数についても、有意な短縮を示した。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
分子式(原子):
分子量(原子量):
性状:
- 灰黒色の板状又は粒状の重い結晶で、金属性の光沢があり、特異なにおいがある。
ジエチルエーテルに溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けやすく、クロロホルムにやや溶けにくく、水に極めて溶けにくい。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- iodine
- 同
- ヨード
- 商
PA・ヨード、イソジン、イソジンガーグル、エルネオパ1号、エレジェクト、エレメンミック、オラロン、カデックス、カルディオダイン、シザナリンN、ネオグリセロール、パーヒューザミン、ハイポピロン、フェニルアラニン除去ミルク配合、プレポダイン、ベンゾダイン、ポビドンヨード、ポピヨード、ポピヨドン、ポピラール、ボルビサール、ボルビックス、ミネラミック、ミネラリン、ミネリック-4、ミネリック-5、メドレニック、ヨウチン、ヨウレチン、ヨーチン、ヨード・グリセリン歯科用消毒液、ヨードコート、ヨードチンキ、ヨードヨード亜鉛カントップ用消毒液、ルゴール、ロイシン・イソロイシン・バリン除去ミルク配合、希ヨーチン、希ヨードチンキ、産婦人科用イソジンクリーム、歯科用ヨード・グリセリン、複方ヨード・グリセリン、複方ヨード・グリセリンFM、デクラート
- 関
- 外皮用殺菌消毒剤
同位体
- 参考2
同位体
|
NA
|
半減期
|
DM
|
DE (MeV)
|
DP
|
123I
|
syn
|
13 h
|
ε/γ
|
0.16
|
123Te
|
127I
|
100 %
|
中性子74個で安定
|
129I
|
trace
|
15.7×10^6 y
|
β-
|
0.194
|
129Xe
|
131I
|
syn
|
8.02070 d
|
β-/γ
|
0.971
|
131Xe
|
- 123I:電子捕獲:T1/2 = 13 hr
- 125I::T1/2 = 60 d
- 131I::T1/2 = 8 d
- 131Iは甲状腺癌の内部照射療法、グレーブス病の治療のために用いられる。
参考
- http://home.hiroshima-u.ac.jp/er/Rmin_GL_053.html
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%82%A6%E7%B4%A0
[★]
商品
[★]
- 英
- coat
- 関
- 外被、コーティング、被膜
[★]
- 英
- iodine、iodo
- 関
- ヨウ化、ヨウ素