塩化ナトリウム、フルクトース、グリセリン
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
成分・分量〉
有効成分 1袋 200mL中
添加物 1袋 200mL中
電解質量〉 1袋 200mL中
禁忌
- 先天性のグリセリン,果糖代謝異常症の患者1),2)
[重篤な低血糖症が発現することがある.]
(重要な基本的注意の項参照)
(重要な基本的注意の項参照)
効能または効果
- ●頭蓋内圧亢進,頭蓋内浮腫の治療
- ●頭蓋内圧亢進,頭蓋内浮腫の改善による下記疾患に伴う意識障害,神経障害,自覚症状の改善
脳梗塞 (脳血栓,脳塞栓),脳内出血,くも膜下出血,頭部外傷,脳腫瘍,脳髄膜炎
- ●脳外科手術後の後療法
- ●脳外科手術時の脳容積縮小
- ●眼内圧下降を必要とする場合
- ●眼科手術時の眼容積縮小
- 通常,成人1回200〜500mLを1日1〜2回,500mLあたり2〜3時間かけて点滴静注する.投与期間は通常1〜2週とする.
なお,年齢,症状により適宜増減する.
脳外科手術時の脳容積縮小の目的には,1回500mLを30分かけて点滴静注する.
眼内圧下降及び眼科手術時の眼容積縮小の目的には,1回300〜500mLを45〜90分かけて点滴静注する.
慎重投与
[循環血液量を増やすことから心臓に負担をかけ,症状が悪化するおそれがある.]
[水分,塩化ナトリウムの過剰投与に陥りやすく,症状が悪化するおそれがある.]
[本症には適切な水分,電解質管理が必要であり,本剤の投与により電解質等に影響を与え,症状が悪化するおそれがある.]
[非ケトン性高浸透圧性昏睡があらわれることがある.]
重大な副作用
アシドーシス
- 乳酸アシドーシスがあらわれることがあるので,症状があらわれた場合には炭酸水素ナトリウム注射液等を投与するなど適切な処置を行うこと.
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
- 英
- fructose, Fru
- 同
- 果糖, fruit sugar、レブロース levulose
- 商
- 果糖注、フルクトン。(果糖、グリセリン)グリセレブ、グリセオール、グリセノン、グリセリンF、ヒシセオール、グリポーゼ、グリマッケン。(アミノ酸輸液製剤)アミノトリパ1号輸液、トリパレン1号、トリフリード輸液、フルクトラクト
- 関
- 単糖、糖
薬効
5%, 20%フルクトースとして
- 20%フルクトン注
- 1. エネルギー補給:果糖はブドウ糖に比べてグリコーゲン生成能が大で、容易に乳酸に分解されるため、速やかにエネルギー源となり、糖尿病状態時や肝障害時でも利用される。
- 2. インスリン非依存性:果糖は主として肝に存在するfructokinase(ketohexokinase)により代謝され、インスリンの影響を受けず、糖尿病状態時にも使用できる。
- 3. 蛋白節約作用:果糖は体内窒素平衡に関与し、ブドウ糖に比べて強い蛋白節約作用があり、糖尿病状態時でもその作用を示す。
- 4. 解毒作用:果糖はアルコール及び種々有毒物質の解毒を促進する
グリセリン、フルクトースの混合輸液として
- グリポーゼ
- 脳圧降下作用のあるグリセリン(グリセロール)に,溶血防止作用のある果糖(フルクトース)が配合されており、脳圧降下作用及び眼圧降下作用がある。
アミノ酸輸液との配合輸液として
- アミノトリパ
- 1. 糖質とアミノ酸の配合比率:本剤を構成する糖質・電解質液とアミノ酸液との配合比率を検討するため、一定の非蛋白熱量下にアミノ酸配合量を変えた液を用いて、絶食ラットに7日間の高カロリー輸液を施行した。その結果、蛋白栄養指標(窒素出納や血漿アルブミン濃度等)を良好に維持するための非蛋白熱量/窒素(NPC/N)は約150前後であることが確認された。
- 2. 栄養学的効果:本剤の栄養学的効果を市販製剤の混合液と比較するため、開腹術施行ラットに7日間の高カロリー輸液を施行した。その結果、本剤は窒素出納や肝グリコーゲン量等において、良好な栄養効果が認められた。
[★]
フルクトース
- 商
- フルクトン、アミノトリパ1号、グリセオール、グリセノン、グリセリンF、グリセレブ、グリポーゼ、グリマッケン、テルモ果糖、トリパレン、トリフリード、ヒシセオール、フルクトラクト、果糖