- 関
- phenomenon、phenomena、event、phenomenal
国試ででそうな現象
WordNet
- of or relating to a phenomenon; "phenomenal science"
- exceedingly or unbelievably great; "the bomb did fantastic damage"; "Samson is supposed to have had fantastic strength"; "phenomenaRl feats of memory"
- a special set of circumstances; "in that event, the first possibility is excluded"; "it may rain in which case the picnic will be canceled" (同)case
- a phenomenon located at a single point in space-time; the fundamental observational entity in relativity theory
- something that happens at a given place and time
- any state or process known through the senses rather than by intuition or reasoning
- a remarkable development
PrepTutorEJDIC
- 自然現象の(に関する) / 並みはずれた,驚異的な / 知覚できる
- (特に重要な)『でき事』,事件;行事 / (スポーツの)『種目』;勝負,試合 / 《文》成り行き,結果
- 『現象』 / 驚くべきこと(物),非凡な人
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/05/28 20:34:25」(JST)
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現象(げんしょう 希: φαινόμενoν- phainomenon, pl.希: φαινόμενα- phainomena)とは、次のようにいくつかの意味で用いられている。
- 人間の知覚できる、すべてのものごと[1]。人間界や自然界に、形として現れるもの[2]。
- (人にとって)見えるもの、つまり(外面的な)<<現れ>>のこと。出来事を、それが存在するかどうか、本当かどうか、といった、その見える<<現れ>>の背後にあるものは問題にせずに、その観察された<<現れ>>として扱うとき、それを「現象」と呼ぶ。対義語は本質。
目次
- 1 現象の位置づけの歴史
- 2 認識論や科学哲学と現象
- 2.1 現象の具体例
- 2.1.1 物理学や化学で研究されている現象の例
- 2.1.2 生物学・医学などで扱われる現象の例
- 2.1.3 社会科学
- 2.1.4 気象学・地震学 等
- 2.1.5 工学
- 2.1.6 超心理学
- 2.1.7 他
- 3 脚注
- 4 参考文献
- 5 関連項目
- 6 外部リンク
現象の位置づけの歴史
プラトンにおいては、現象は、「イデア」(=“真に存在するもの”とされた) と対置された。
古代ギリシャ後期においては、現象にロゴスをあてがうことで“現象を救うこと”が「ロゴン・デドナイ」(学問) である、という考えが見られる。
中世スコラ学において議論はあり、実在する対象に対応するかしないかによって「現象」か「仮象」に区別されたりもした。
クザーヌスによれば、“不可視の神が可視化したものが世界”であるとも表現された。
近世の経験論のバークリーにおいては、観念や感覚所与を現象とみなして、現象主義に近い方向でそれを論じた。
ヒュームは懐疑論的にとらえ、客観性とは繋がり得ないと見なした。
カントにおいては、現象は物自体と対比され、物自体と主観との共同作業によって構成されるものと考えた。別の言い方をすると、現象というのは物自体に主観の構成が加わった結果のものであるとし、人は現象が構成される以前の物自体を認識することはできない、とした。
ゲーテは、「原現象」という名によって、学問的現象などの基底にある根本現象を呼びわけた。また一方で「現象の背後に何も探求してはならない。現象自体が教師なのだ」とも述べた。
ヘーゲルにおいては、「本質は現出する」と言われ、“「本質」は「現象」となることによってのみ存在する”とも言われた。
フッサールは、哲学や諸々の学問に確実な基礎を与えることをもくろみ、意識に直接的に現れている現象を直観し、その本質を記述する方法を追及した。そのために彼は、外界の実在性について判断を中止し(=エポケー)、それでもそのあとに残る純粋意識を分析し記述する、という方法を採用した[3]。この場合、フッサールは現象について、本体などの背後にあるものとの相関については想定しない[4]。(→現象学)
認識論や科学哲学と現象
現象をどうとらえるかは、認識論においても、科学哲学の分野でも重要な課題である。
18世紀には、「突発説」に対して「斉一説」が提唱され、後の科学の発展に寄与した。だがこれで、“常に斉一説的な見方で良い”というような単純な図式が成立したというわけではなく、近年では恐竜の絶滅については突発説に相当するような説 (巨大隕石を原因とした絶滅) のほうが妥当とされ、それにより科学がスパイラル状に発展してきているように、現象の捉え方も重要な問題を孕んでいる。
現象に関して、以下のようなことについての理解が不足して、誤った理論を構築してしまうようなことがある、といったことは、最近の文献ではしばしば指摘されている。
現象の具体例
物理学や化学で研究されている現象の例
「:Category:物理化学の現象」および「:Category:天文現象」を参照
生物学・医学などで扱われる現象の例
- レイノー現象
- ボウディッチ階段現象
- 聴覚補充現象(リクルートメント現象)
- クレーン現象 (自閉症児などにみられる現象)
社会科学
気象学・地震学 等
- フェーン現象
- エルニーニョ現象
- ラニーニャ現象
- ヒートアイランド現象
- 宏観異常現象
- 液状化現象
工学
- ポーポイズ現象
- スミア現象 (カメラのCCDなどに起きる現象)
- トラッキング現象
- 高速道路催眠現象
- 不気味の谷現象
超心理学
他
脚注
- ^ デジタル大辞泉
- ^ デジタル大辞泉
- ^ 『イデーン』など。
- ^ デジタル大辞泉
参考文献
関連項目
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- 表象と物自体
- 現象学
- 現象的意識
- 物理学の未解決問題
- 測定、観測、観察、認識
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- 前後即因果の誤謬・先後関係と因果関係
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- 社会の冷酷さについて:「社会システムの観察」を理解するために
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- デジタル大辞泉 現象の用語解説 - 1 人間が知覚することのできるすべての物事。 自然界や人間界に形をとって現れるもの。「不思議な―が起こる」「一時的な―」「自然― 」 2 哲学で、 本体・本質が外的に発現したもの。 カント哲学で、主観によって感性的に 受容 ...
- 超能力捜査、交霊会、心霊現象、UFOと宇宙人、占い、予知・予言、超古代文明、 未確認生物等の謎解き。
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- erratic adj. adj. 軌道の定まらない。一貫性のない、不安定な、不規則な
- bowel motion 腸運動、排便
- fit adj. adj. 体調がよい、健康で
- emaciated adj.
- glisten vi. ぴかぴか光る
- dislodge
- palliative
- erythema multiforme 多形紅斑
- dermatitis herpetiformis 疱疹状皮膚炎
- itch 痒み
- itching
- celiac disease セリアック病
- herpes gestationis 妊娠性疱疹
- 皮膚の水疱
- 83歳 男性
- 主訴:皮膚と口内における多数の水疱
- 現病歴:水疱は2日前より出現。水疱は破れやすく、赤色の有痛性病変が残る。3ヶ月前から5kg体重が減少しており、食欲が減退している。患者は体調の不調を自覚してた。排便習慣が不規則になり、排便にいくらか血液を認めた。
- 既往歴:生来、健康であり、既往なし。
- 生活歴:一人住まい
- 嗜好歴:喫煙・飲酒無し
- 服薬歴:処方薬なし。マルチビタミンタブレットは体調の不調を感じてから薬局で購入している。これ以外て薬を購入していない。
- 身体所見 examination
- 全身:emaciateで調子悪そうである
- 皮膚:全身の皮膚に水疱
- 口内:びらん(sore)あり sore→有痛性のびらん・潰瘍
- 脈拍:102/min、irregularly irregular → 不規則な不整脈 → ( )
- 血圧:160/78 mmHg
- 上記以外、心臓、呼吸器系に異常を認めない。
- 腹部触診:6cmの硬い結節を肝の辺縁に触知。可動性のある硬性の腫瘤を左腸骨窩に触知。
- 直腸診:鮮血色の血液と糞便の混合物が認められる
- 検査 examination
- 低値:Hb, MCV,Alb
- 高値:AlP
- Q1. まず皮膚病変の診断をつけろ。
- Q2. 次に皮膚病変と患者の病態を関連づけてみろ。
- A. 尋常性天疱瘡
- 特徴:表皮内水疱、弛緩性水疱、ニコルスキー現象、口内びらん、
- ・病因:癌腫、リンパ腫、胸腺腫、全身性エリテマトーデス、特定の薬物(ペニシラミン、カプトプリル)などによる
- 治療:ステロイド、免疫抑制薬
- 鑑別疾患
- ・水疱性類天疱瘡:緊満性水疱、水疱は尋常性天疱瘡に比べて破れにくく大型になりやすい。
- ・多形性紅斑:中心に水疱を伴った的形病変(target-shaped lesion with central blisters)。よく全身紅皮症と粘膜潰瘍と伴う(スティーブン・ジョンソン症候群)。病因は単純ヘルペスウイルス、薬剤(スルフォナミド)、悪性腫瘍。
- ・疱疹状皮膚炎:肘、膝、顔面に小水疱病変(vesicular lesion)が形成される。vesicleはblister(<0.5cm)より小さく、ひっかくことで破裂する。非常にかゆい。セリアック病に合併することがある
- ・その他の疾患
- ・糖尿病
- ・妊娠性疱疹
- ・家族性水疱疾患
- まとめ
- ・悪性腫瘍に合併しうる(→腫瘍の存在下で皮膚病変が出現したのであれば腫瘍随伴性天疱瘡と診断されるべき)、
- ・天疱瘡は気づかないうちに体液を喪失し、あるいは水疱からの感染の結果としての敗血症が生命を脅かす。
[★]
- 英
-
- 関
- イベント、影響、エピソード、オンセット、開始、感情、現象、情動、出来事、発生、場合、及ぼす、事故、発病、冒す、波及、情緒、クリーゼ
[★]
- 関
- accident、affect、case、circumstance、episode、incident、instance、occasion、occurrence、onset、phenomena、phenomenal、phenomenon、symptom onset
[★]
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- case、event、instance、occasion、circumstance
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[★]
- 英
- incident、event、occurrence
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[★]
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