- 英
- dysosmia, olfactory disturbance
- 関
- 嗅覚
- 嗅覚の量的あるいは質的な機能低下・喪失を総称していう。
- アルツハイマー病やパーキンソン病で早期症状として出現することが知られている。
- 異嗅症は感冒罹患後(50-60%)や頭部外傷後に起こりやすく、多くは嗅覚低下を伴う。
- 異嗅症は嗅覚低下や嗅覚脱失と比べると頻度は少ない
- 1. 呼吸性(気流通過障害により、嗅素が嗅上皮に達しないもの
- 2. 嗅粘膜性(嗅粘膜自体に腫脹・過剰分泌などの病変のあるもの)
- 3. 混合性(呼吸性嗅覚障害と嗅粘膜性嗅覚障害が混合して生じるもの)
- 4. 嗅神経性(嗅神経の切断・変性などによるもの)
- 5. 中枢性(嗅球や高位中枢の障害によるもの)
- 頻度:牧野伸子:JOHNS 2009;25:1001-1003より
- 嗅覚障害原因別統計 自治医科大学2003/4-2008/3
原因
|
症例数
|
副鼻腔炎
|
130
|
感冒後
|
114
|
頭部外傷
|
19
|
アレルギー性鼻炎
|
11
|
薬剤性
|
1
|
先天性
|
1
|
その他
|
6
|
原因不明
|
91
|
WordNet
- a disorder in the sense of smell (同)parosamia, olfactory impairment
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/10/16 16:29:27」(JST)
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嗅覚障害(きゅうかくしょうがい)とは、嗅覚つまり「におい」の感覚に何らかの異常を来す症状または疾患である。「嗅覚異常」ともいう。
目次
- 1 嗅覚障害の種類
- 2 原因
- 3 参考文献
- 4 関連項目
- 5 外部リンク
嗅覚障害の種類[編集]
嗅覚が弱くなる嗅覚減衰症(羅 hyposmia), 本来のにおいとは違ったにおいを感じる嗅覚錯誤(羅 parasmia)と嗅覚が完全に消滅してしまう無嗅覚症(羅 anosmia)がある。
原因[編集]
風邪やインフルエンザなどの呼吸器系感染症や花粉症などから鼻炎・副鼻腔炎を起こし、吸気が鼻の最上部にある嗅細胞に達する経路が遮断されて起こる呼吸器性と、嗅細胞・嗅神経の障害による末梢神経性および大脳の一部が腫瘍やこうそくなどで傷害されて起こる中枢神経性の区別がある。
参考文献[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 睡眠中の激しい運動発作を呈した、扁桃体腫大を伴う高齢発症部分てんかんの一例
- 谷口 豪,村田 佳子,渡辺 雅子,渡辺 裕貴,白戸 あゆみ
- てんかん研究 = Journal of the Japan Epilepsy Society 30(1), 35-42, 2012-06-30
- … carbamazepine開始後、発作は消失し健忘症状や嗅覚障害の改善を認めている。 …
- NAID 10030426564
- パーキンソン病のVisual View パーキンソン病と嗅覚障害
Related Links
- 嗅覚障害。どんな症状か 嗅覚障害の内容と原因はいろいろあります。嗅覚機能の低下( 嗅覚脱失(だっしつ)と嗅覚減退)が訴えの大半を占めますが、軽微な悪臭にも耐えられ ない嗅覚過敏(広義の化学物質過敏症)、本来よいはず gooヘルスケア 家庭の医学。
- 左右の鼻腔の天井にあたる部分に嗅粘膜と呼ばれる部位があります。空気中のニオイ 物質がこの嗅粘膜に付着すると、刺激信号が嗅神経を通じて脳に伝達され、ニオイ として感じます。 嗅覚障害は、ニオイを正常に感じることができない状態を言い、発生 原因 ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 68歳の男性。嗄声を主訴に来院した。右声帯固定を伴う喉頭腫瘍が存在し、右頸部にリンパ節転移が認められた。生検の結果、扁平上皮癌と診断され、放射線治療、喉頭全摘術および右頸部郭清術を施行した。術後の頸部の写真(別冊No. 7)を別に示す。
- 正しいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113A022]←[国試_113]→[113A024]
[★]
- 66歳の男性。咽頭違和感と嚥下痛とを主訴に来院した。扁桃に表面不整の腫瘍を認め、扁平上皮癌(T2N1M0)の診断で、上咽頭から鎖骨上部の範囲に放射線治療を行った。口腔内写真(別冊No.6A、 B)を別に示す。
- 治療直後からみられる合併症はどれか。 3つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [105B048]←[国試_105]→[105B050]
[★]
- 35歳の男性、既婚。不妊のため来院した、身長176cm、体重65kg、指極長182cm。類宦官症体型を示し、精巣は硬く、長径は2cm以下である。染色体分析で47,XXYと判定された。この疾患でみられるのはどれか。
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [096I023]←[国試_096]→[096I025]
[★]
- 25歳の男性。自転車で転倒し右側頭部を強打したため搬入された。意識は清明。右顔面神経麻痺を認める。側頭骨高分解能CT(別冊No.22)を別に示す。
- この患者に認められる可能性の高い症候はどれか。 3つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [105D055]←[国試_105]→[105D057]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [114B024]←[国試_114]→[114B026]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [102A017]←[国試_102]→[102A019]
[★]
- 25歳の女性。顔面に対称性に多発する脂腺腫を認める
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[★]
- 英
- dysosmia
- 関
- 嗅覚消失、嗅覚不全、嗅覚障害、異常嗅覚、嗅覚錯誤、異嗅症
[★]
- 英
- paraosmia、parosmia
- 関
- 嗅覚異常、嗅覚消失、嗅覚障害、異常嗅覚、異嗅症
[★]
- 英
- cacosmia
- 関
- 嗅覚異常、嗅覚消失、嗅覚障害、異臭症、悪臭症、嗅覚錯誤
[★]
嗅覚障害
- 関
- anosmia、cacosmia、dysosmia、olfaction disorder、paraosmia
[★]
- 関
- anosmia、cacosmia、dysosmia、paraosmia、smell disorder
[★]
- 英
- central dysosmia, intracranial dysosmia
[★]
- 英
- peripheral olfactory disorder
[★]
- 英
- olfactory sensation (SP), olfaction, sense of smell, olfactory sense
- 関
- 嗅脳系。嗅覚障害
概念
- においの感覚。
- 発生学的には進化の極初期に発達した感覚である
解剖
[★]
- 英
- disorder、impairment、dysfunction、damage、difficulty、(妨げ)barrier、impediment、obstacle、disturbance、foe、(化学)hindrance、disorder、impair、lesion
- 関
- 妨げ、撹乱、関門、機能障害、機能不全、困難、傷害、障壁、損なう、損傷、ダメージ、破壊、破損、バリヤー、病変、不安、妨害、乱れ、無秩序、機能異常症、敵、疾患、バリア、バリアー、機能異常、機能不全症
[★]
harm、hazard、injure
- 関
- 危険、損傷、ハザード、傷害を与える、害する