- 英
- cardiac catheterization
- 同
- 心カテーテル検査
- 関
- 心臓カテーテル法
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心臓カテーテル検査(しんぞうカテーテルけんさ)とはカテーテルを経皮的に心血管に挿入し、造影剤による形態学的異常を検出したり、心臓内腔の圧力、酸素飽和度を測定し血行動態を把握したりする検査である。近年はPCI(経皮的冠動脈インターベンション)など、カテーテル治療の発展がめざましい。
目次
- 1 心臓カテーテル検査の種類
- 2 心臓カテーテル検査の合併症
- 3 術前、術後の処置
- 4 血行動態検査
- 4.1 圧力
- 4.2 圧較差
- 4.3 SaO2のstep up
- 4.4 血流の評価
- 4.5 抵抗の評価
- 4.6 心血管造影
- 5 冠動脈造影
- 5.1 冠動脈の解剖と撮影
- 5.2 病変の記載法
- 5.3 病変のマネジメント
- 6 参考文献
心臓カテーテル検査の種類
心臓カテーテル検査には各種動静脈の形態を観察する心血管造影検査のほかに血行動態検査、電気生理学検査(EPS、カテーテルアブレーションで用いる)心内膜心筋生検、血管内視鏡検査、血管内超音波検査などがある。
- 右心カテーテル法
- 大腿静脈、内頸静脈、鎖骨下静脈、尺側皮静脈などからスワンガンツカテーテルを挿入する方法である。特に血行動態検査の情報が豊富であり、ショック、急性心不全、低心拍出症候群などで行われる。測定できる項目としては右心房圧(RAP)、右心室圧(RVP)、右室拡張末期圧(RVEDP)、肺動脈圧(PAP)、肺動脈楔入圧(PWP)、心拍出量(CO)や心係数(CI)などがある。一時ペーシングの際も右心系からアプローチする。
- 左心カテーテル法
- 大腿動脈、上腕動脈、橈骨動脈にピッグデールカテーテルを挿入する。測定できる項目としては大動脈圧(AOP)、左室圧(LVP)、左室拡張末期圧(LVEDP)、左室駆出率(LVEF)、左室拡張末期容積係数(LVEDVI)などがある。左心室造影(LVG)、冠動脈造影(CAG)もこのアプローチで行われる。左→右シャントや右→左シャントの検出を行う場合、酸素飽和度較差を見る場合もこのアプローチである。
心臓カテーテル検査の合併症
合併症の頻度は合計して1%程度である。高リスク群としては左主幹部病変、3枝病変、左室駆出率30%以上、NYHAⅢ以上の心不全、大動脈弁疾患(特に重度の大動脈弁狭窄症)、腎不全例である。
- 低血圧
- 低血圧の原因としては血管迷走神経反射、脱水、心タンポナーデがあげられる。特に造影剤を用いると血管拡張作用、浸透圧利尿によって脱水も起こりやすい。十分な輸液で対処する。血管迷走神経反射では生理食塩水全開で輸液を行い、硫酸アトロピンの静注を行う。
- 末梢血管合併症
- 末梢動脈血栓、仮性動脈瘤、後腹膜出血、動静脈瘻、深在静脈血栓症などがあげられる。予防としては抗凝固療法があげられる。
- 心合併症
- 心穿孔、冠動脈解離、心筋梗塞がみられることがある。処置中の患者の痛みによって想定する。心穿孔は心臓超音波検査で診断を行う。出血が少量ならば経過観察でよい。そうでなければ心膜穿刺術の準備をする。冠動脈解離は動脈の痙縮によってカテーテルが内膜に楔入したときに造影剤を注入したときにおこる。心筋梗塞は血栓や空気による幹動脈塞栓である。空気塞栓ならば高圧酸素療法の有効性が知られている。
- 不整脈
- 心室頻拍、心室性期外収縮、心房性期外収縮、心房細動、洞性徐脈などが起こりえる。心室頻拍、心房細動は冠動脈造影時に起こりやすい。
- 神経合併症
- 脳塞栓、大腿神経障害、正中神経麻痺などが起こりえる。脳塞栓はカテーテル内の血栓、空気塞栓によるものである。神経障害は血腫などによる圧迫である。
- 腎合併症
- 血清クレアチニン値が上昇している場合、造影剤によって腎不全にいたり人工透析導入となることがある。術前より十分な輸液と重炭酸の投与(ビカーボンなどを用いる)によって予防を行う。典型的には2日後位から乏尿となり、1週間程度で完成する。
- 薬剤アレルギー
- 造影剤の使用によるアレルギーが問題となる。
- 感染
- 穿刺部位の感染以外に細菌性心膜炎なども起こりえる。
術前、術後の処置
血行動態検査
圧力
- CVP(中心静脈圧)
- 正常値は5~10cmH2O(4~8mmHg)である。起座位における測定では右房の高さをもって測定する。中心静脈圧は右房圧(RAP)、胸腔内代静脈圧に等しいとされている。三尖弁狭窄症などがない限り、右室拡張末期圧(RVEDP)にも等しいとされている。CVPが上昇する病態としては循環血液量の増加、右心不全、心タンポナーデでありCVPが減少する病態としては循環血液量の減少、大量出血や熱傷などがあげられる。中心静脈カテーテルからの測定が可能なため、病棟では重宝する。
- RAP(右房圧)
- 平均圧は2~8mmHgである。
- RVP(右室圧)
- 15~30/2~8mmHgが正常である。
- PAP(肺動脈圧)
- 15~30/3~12mmHgである。目安としては大動脈圧の20%~25%である。
- PCWP(肺動脈楔入圧 はいどうみゃくせつにゅうあつ)
- 左房圧を反映するといわれている。僧帽弁狭窄症などがない限り左室拡張末期圧(LVEDP)に等しいとされている。平均圧は正常では2~15mmHgである。PCWPが増加する病態としては左房への流入血液量が増加する病態、具体的には僧帽弁閉鎖不全症、僧帽弁狭窄症、大動脈弁閉鎖不全症、心室中隔欠損症、動脈管開存症などがあげられる。左室の収縮力低下でも増加し、左心不全、拡張型心筋症、虚血性心疾患などもあげられる。限界があるもののPCWPは心臓の前負荷の指標の一つである。PCWPの平均圧が22mmHgを超えると肺水腫が出現し始めるといわれている。PCWPが減少する病態としては循環血流の低下があり、大量出血や熱傷などがあげられる。
- LAP(左房圧)
- 平均圧で2~12mmHgが通常である。PCWPで代用することが多い。
- LVP(左室圧)
- 100~140/2~12mmHgが正常である。
- AP(大動脈圧)
- 100~140/60~90mmHgであり平均大動脈圧は70~105mmHgである。
- LVEDP(左室拡張末期圧)
- 前負荷の指標の一つである。本来の前負荷の指標はLVEDV(左室拡張末期容積)であるが、測定が難しいためLVEDPで代用することが多い。正常な循環器であればLVEDPとPCWPとCVPは等しくなる。そのためCVPを用いた体液管理が良くされるのだが左心機能が低下するとCVPとLVEDPの乖離が大きくなる。そのためPCWPを用いてLVEDPを推定することが肺動脈カテーテルを用いる根拠の一つとなる。
圧較差
圧較差は聴診で聴取される心雑音の原因と考えられている。
- 収縮期、拡張期の圧較差
- 収縮期では通常では動脈弁の前後で圧較差は存在しない。圧較差がある場合は大動脈弁狭窄症や肺動脈弁狭窄症が考えられる。拡張期では房室弁の前後で圧較差は存在しない。圧較差が存在する場合は僧帽弁狭窄症や三尖弁狭窄症が考えられる。閉塞性肥大型心筋症では心尖部と左室流出路関で圧較差がある。
- 左室・右室の圧較差
- RVP=LVPとなるのは病気であるときである。具体的にはファロー四徴症や大血管転位症の一部などでは大きな心室中隔欠損症があり起こりえる。また総動脈幹症でも起こりえる。RVP≧LVPとなるのはさらに重篤な疾患であり、肺動脈狭窄症やアイゼンメンゲル症候群である。心不全では左心不全はPCWP、LVEDPが反映し、右心不全はCVPが反映すると考えられている。
SaO2のstep up
動脈血が存在する左心系では通常はSaO2は95%以上でありPaCO2は40mmHg 程度である。静脈血が存在する右心系ではSaO2は75%程度でありPaCO2は45mmHg 程度である。左→右シャントが存在すると、右心系で急激なSaO2の増加がみられSaO2のstep upといわれている。
step upの高値 |
有意なstep up値の目安 |
代表的疾患 |
右房レベル |
10%以上 |
心房中隔欠損症、心内膜床欠損症、バルサルバ洞動脈瘤破裂 |
肺動脈レベル |
5%以上 |
肺動脈管開存症、AP window、冠動脈肺動脈瘻 |
右室レベル |
7.5%以上 |
心室中隔欠損症、バルサルバ洞動脈瘤破裂、冠動脈右室瘻 |
血流の評価
- 心拍出量、心係数
- 心臓カテーテル検査では心拍出量、心係数の測定を行うことができる。方法はフィック法、熱希釈法と数多くあるが右心カテーテルで行うのが通常である。熱希釈法では10ml程度の生理食塩水や5%ブドウ糖液(冷水)をスワンガンツカテーテルより注入しカテーテルの先端にあるサーミスターで温度を測定し熱希釈曲線を用いて心拍出量を算出する。体表面積で割ると心係数となる。重要なことはスワンガンツカテーテルで心係数と肺動脈楔入圧を測定できるため、心不全のフォレスター分類に基づいて治療が行えることである。
- Qp/Qs比
- 肺体血流比は先天性心疾患の手術適応を決めるのに重要である。正常は1である。右→左シャントがあれば肺血流が減少するので<1となり左→右シャントならば≧1となる。肺高血圧の進行は手術が不可能となる。≧2となったら手術を行う場合が多い。重症度、手術適応は疾患によって異なる。
- 算出方法; Qp/Qs = (体動脈血酸素含量(ml/min)- 混合静脈血酸素含量(ml/min))/ (肺静脈血酸素含量(ml/min)- 肺動脈血酸素含量(ml/min))。
- 体動脈酸素含量は、体動脈血の酸素飽和度(SAoO2)で、肺静脈血酸素含量は、右→左シャントがなければ体動脈酸素飽和度(SAoO2)を用いる。
- (右→左シャントがあれば、肺静脈酸素含量=98%x酸素結合能となる)。
- 肺動脈血酸素含量は、肺動脈血の酸素飽和度(SPaO2)。
- 混合静脈血酸素飽和度(VO2)は、心房中隔欠損症の場合、(3x上大静脈酸素飽和度+下大静脈酸素飽和度)÷4、心室中隔欠損症の場合は、右心房内サンプルの平均酸素飽和度、動脈管開存などの場合は、右心室内サンプルの平均酸素飽和度となる。
- よって、Qp/Qs = ( SAoO2(%) - VO2(%) ) / ( SAoO2(%) - SPaO2(%) )となる。
抵抗の評価
体血管抵抗、肺血管抵抗を計算することができる。
心血管造影
左室造影(LVG)によって局所壁の異常運動や左室駆出率を計算できる。左室の局所的な壁異常運動はAHA segment分類に基づいて行われる。1は前壁基部、2は前壁、3は心尖、4は下壁、5は後壁基部、6は中隔、7は側壁である。1~5はRAOでみる、そして6と7はLAOでみる。LVGでは心筋梗塞の合併症の検出もできる。具体的には左室瘤、壁在血栓、中隔穿孔、僧帽弁閉鎖不全症(乳糖筋断裂)などである。もちろん、その他の弁膜症の診断も行うことができる。
冠動脈造影
冠動脈の解剖と撮影
冠動脈は右冠動脈と左冠動脈に分かれる。左冠動脈は左主幹部より左前下行枝と左回旋枝に分かれる。冠動脈の枝の命名法はAHA分類とCASS分類が知られている。CASS分類のほうが個人差による変化に対応できる命名法だが、簡単のためAHA分類で示す。AHA分類では冠動脈は1~15までの枝で記載される。右冠動脈が1~4であり、左冠動脈本幹が5、左前下行枝は6~10、左回旋枝が11~15である。1は右冠動脈近位部、2は右冠動脈中間部、3は右冠動脈遠位部、4PDは右冠動脈後下行枝、4AVは右冠動脈後側壁枝、右室枝がRV、鋭縁枝がAMである。5は既に述べたように左冠動脈主幹部、6は左前下行枝近位部、7は左前下行枝中間部、8は左前下行枝遠位部、9は第1対角枝、10は第2対角枝、SPは中隔枝である。11は左回旋枝近位部、13は左回旋枝遠位部、12鈍縁枝、14は後側壁枝、15は後下行枝である。虚血性心疾患の場合は壊死心筋との対応が重要となってくる。前壁中隔は主に左前下行枝(V1~V4)、広域前壁も左前下行枝(I,aVL,V1~V6)、側壁は左前下行枝か左回旋枝(I,aVL,V5,V6)、高位側壁も左前下行枝か回旋枝(I,aVL)、下壁は右冠動脈(II,III,aVF)、純後壁は右冠動脈か左回旋枝(V1,V2のpoor R)に対応するといわれている。なお、()は心電図で異常Q波、ST変化が出現する部位である。
これら各種血管を描出するために冠動脈造影(CAG)では様々な条件で撮影される。RAOは右前斜位、LAOは左前斜位、CRは頭側、CAは尾側であるこれらの記号を用いて撮影条件を記述する。なお通常は透視下で行うため、撮影条件は例に過ぎない。
RAO-CAは主に回旋枝を描出する撮影法である。鈍縁枝や後側壁枝まで描出できるが左前下行枝は描出しにくい。RAO-CRは主に左前下行枝を描出できる。対角枝、中隔枝まで描出できるが左回旋枝は描出できない。LAO-CAはスパイダービューといわれ左冠動脈主幹部がよく描出される。LAO-CRは左前下行枝の遠位部がよく描出される。右冠動脈でもRAO、LAOともに用いる。
これらの撮影を駆使して検出できる病変は以下に述べるようなものである。
- 狭窄
- 狭窄の程度(75%以上の狭窄が有意、左冠動脈本幹のみ50%以上で有意)、狭窄の長さ、場所、局所やびまん性といった範囲、中心性、偏心性といった形態の評価が行える。
- 拡張
- 動脈硬化では狭窄以外に拡張がみられることがある。局所的な拡大の場合は冠動脈瘤という。
- 冠動脈解離
- 血栓
- 冠痙縮
- 石灰化
病変の記載法
狭窄病変が認められた場合、AHAの基準に従い狭窄度を記載する。25%以下の狭窄は25%狭窄とし、26から50%の狭窄は50%狭窄とする。51から75%の狭窄は75%狭窄とする。76から90%の狭窄は90%狭窄、91から99%狭窄は99%狭窄とされる。75%以上の狭窄を有意病変とするが、左主幹部の狭窄は50%以上で有意とする。病変の形態はACC/AHA分類に従い分類される。90%以上の高度狭窄が見られた場合はその末梢の潅流状態、側副血行路の発達度を評価する必要があり、TIMI分類を用いることが多い。
灌流度(grade) |
TIMI |
側副血行 |
レントロープ側副血行路 |
3 |
素早く順行性に造影され、造影剤の消失速度も速い |
良好 |
側副血行路から心外膜側冠動脈が完全に造影される。 |
2 |
末梢まで順向性に造影されるが造影遅延あり |
中等度 |
側副血行路から心外膜側冠動脈が一部造影される。 |
1 |
冠動脈内に造影剤が停滞し、末梢まで造影されない |
不良 |
側副血行路は造影されるが心外膜側冠動脈は造影されない。 |
0 |
病変の末梢へ造影剤が入らない |
なし |
なし |
再灌流療法を行った後はmyocardial blush gradeを用いて評価する。これは冠動脈の閉塞が解除されても末梢の心筋レベルでの血流が回復しないことがあるからである。
grade |
血流 |
0 |
造影剤による心筋染影なし。もしくは心筋が濃染し長時間残存する場合(造影剤の血管外漏出)。 |
1 |
造影剤による心筋染影がわずかにみられる。 |
2 |
造影剤による心筋染影が中等度にみられるが、非梗塞血管領域染影よりは薄い。 |
3 |
造影剤による心筋染影が正常にみられ非梗塞血管領域染影と同等である。 |
病変のマネジメント
虚血性心疾患のマネジメントとしては薬物療法、PTCA(経皮的経管的冠動脈形成術)をはじめとするPCI(冠動脈カテーテルインターベンション)、CABG(冠動脈バイパスグラフト)がある。高度石灰化病変、びまん性狭窄病変ではロータブレータなどを用いてPTCAを行うようになった、またDESによってPTCA後の再狭窄も5%以下に抑えることができるようになった。以上のことから侵襲的治療が必要な場合はPTCAを選択する場合が多い。しかしPTCAできない場合もある。例えば左冠動脈本幹の病変や、冠動脈2枝が完全閉塞している場合の第3枝病変などである。
- CABGの適応
- 左冠動脈主幹部病変が50%以上の狭窄例。高度な3枝病変や狭窄部の長さが1cm以上などPTCA施行困難例。冠動脈末梢枝のrun-offが良好(径が1.5mm以上あり、狭窄、不整が認められない)こと。左心機能として駆出率20%以上LVEDP20mmHg以下であるもの。PTCA後の再狭窄などが適応となっている。糖尿病を合併した多枝病変ではPTCAよりもCABGが推奨されている。また異型狭心症ではCABGは原則として行わない。
参考文献
- 病気がみえる 循環器疾患 ISBN 4896320840
- 心カテーテル法 マスターガイド ISBN 9784787814265
- 新・病態生理できった内科学 循環器疾患 ISBN 9784871634144
- グロスマン・ベイム 心臓カテーテル検査・造影・治療法 ISBN 4-524-225211-8
心血管疾患 |
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疾患 |
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心疾患
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不整脈
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徐脈性
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洞不全症候群 | 房室ブロック | 脚ブロック(右脚ブロック · 完全右脚ブロック · 左脚ブロック) | アダムス・ストークス症候群
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洞性頻脈(英語版) | 心房細動 | 心房粗動(英語版) | ブルガダ症候群 | 早期再分極症候群 | QT延長症候群 | WPW症候群
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心室性
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心室細動 | 心室頻拍
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虚血性疾患
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狭心症 | 心筋梗塞 | 急性冠症候群 | 冠動脈血栓症 | 心室瘤 | 心破裂 | 乳頭筋断裂(en)
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弁膜症
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僧帽弁狭窄症 | 僧帽弁閉鎖不全症 | 三尖弁狭窄症(en) | 三尖弁閉鎖不全症(en) | 大動脈弁狭窄症 | 大動脈弁閉鎖不全症(en)
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先天性心疾患
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心内膜・心筋
・心膜疾患
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心内膜疾患
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心膜疾患
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心臓腫瘍(en) | 心臓性喘息 | 肺性心
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血管疾患
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大血管
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大動脈瘤(胸部・腹部(en)・胸腹部) | 大動脈解離 | 高安動脈炎
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動脈
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閉塞性動脈硬化症 | 閉塞性血栓性血管炎 | 動静脈瘻 | 動脈硬化 | レイノー現象
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静脈瘤 | 血栓性静脈炎 | 静脈血栓塞栓症 | 脂肪塞栓症
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病態・症候 |
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心不全
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左心不全 | 右心不全 | 両心不全(en)
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血圧異常
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高血圧
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本態性高血圧症(en) | 二次性高血圧(en) | 高血圧性緊急症(en)
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低血圧
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|
心臓発作 | 心臓肥大 | 心停止 | 心肺停止
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所見・検査 |
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血圧計 | 聴診 | 心雑音 | 心電図 | 心電図モニタ | 心臓超音波検査 | 胸部X線写真 | 胸部X線CT | 心臓MRI | 心臓カテーテル検査(肺動脈カテーテル) | 心臓核医学検査 | 脈波伝播速度検査
|
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治療 |
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外科的治療
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冠動脈バイパス術(CABG)
|
CABG | off-pump CAB(OPCAB) | MIDCAB(en) | TECAB(en)
|
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弁膜症手術
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弁置換術(en) | 弁形成術(en) | 弁輪形成術 | 交連切開術(en)
|
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小児心臓外科
|
動脈管結紮術 | BTシャント | 肺動脈絞扼術(en) | ノーウッド手術 | グレン手術 | フォンタン手術 | ジャテン手術 | ラステリ手術 | ロス手術
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心不全外科
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心移植術 | 補助人工心臓装着術 | 左室形成術(Dor・SAVE・Overlapping)
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不整脈外科
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メイズ手術(en) | 心臓ペースメーカー | 植え込み型除細動器
|
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大動脈手術
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大動脈人工血管置換術 | 大動脈基部置換術 (Bentall, David) | ステントグラフト内挿術(en)
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末梢血管手術
|
末梢動脈血行再建術 | 末梢静脈血行再建術 | 静脈抜去術(en) | 静脈血栓摘除術(en) | 内シャント作成術 | 肢切断
|
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内科的治療
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循環作動薬
|
抗不整脈薬
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Ia群: プロカインアミド, キニジン
Ib群: リドカイン, フェニトイン
Ic群: フレカイニド(en), プロパフェノン(en)
II群: 交感神経β受容体遮断薬(プロプラノロールなど)
III群: アミオダロン, ソタロール(en)
IV群: カルシウム拮抗剤(ベラパミル, ジルチアゼムなど)
|
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心不全治療薬(en)
|
利尿薬 | 血管拡張薬 | 強心配糖体 | 強心剤 | PDEⅢ阻害薬
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狭心症治療薬
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交感神経β受容体遮断薬 | 硝酸薬
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高血圧治療薬
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利尿薬 | 交感神経β受容体遮断薬 | レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系 (ACE阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬、レニン阻害薬(英語版)) | カルシウム拮抗剤 | アドレナリン作動薬 | 脂質降下薬
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 心臓カテーテル検査・治療を受ける患者の不安軽減に向けて : アンケート調査から得られたこと (第28回沖縄県看護研究学会集録 伝えよう未来へ変わらぬ看護の本質 : 時代が変化しても変わらぬ確かなものを求めて)
- 人体ファントムを使用した診断心臓カテーテル検査時の患者の実効線量評価
- 松永 雄太,滝川 幸則,山田 雅己 [他]
- 医学と生物学 = Medicine and biology 156(11), 729-734, 2012-11-00
- NAID 40019487943
- 冠動脈造影検査(心臓カテーテル検査) (特集 患者さんの「知りたい」にこたえられる! 心疾患治療に欠かせない画像検査ナビ : 疾患とのかかわり早見表付き)
Related Links
- 心臓カテーテル検査は、心臓内の圧や血液の酸素濃度を測定・分析したり、造影剤を 注入してX線撮影し、心臓の血液状態や形を調べたり、さらには心臓の筋肉(心筋)を 採取して病理学的に検査する心筋生検などを行なう検査です。
- 心臓カテーテル検査とはカテーテルを経皮的に心血管に挿入し、造影剤による形態学的 異常を検出したり、心臓内腔の圧力、酸素飽和度を測定し血行動態を把握したりする 検査である。近年はPCI(経皮的冠動脈インターベンション)など、カテーテル治療の発展 ...
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- 95歳の男性。呼吸困難のため搬入された。
- 現病歴 咳嗽が続くため2か月前に自宅近くの診療所を受診した。胸部エックス線写真にて肺野に異常陰影を認めたため、近くの病院を紹介され、精査の結果、肺腺癌、肺内転移、骨転移および心膜転移と診療された。患者本人や家族と相談の結果、積極的治療は行わない方針となり、診療所の医師が主治医となって自宅で療養していた。昨日から呼吸困難が出現し、今朝になって増強したため、主治医に相談した上で、救急車を要請した。
- 既往歴 7年前に心筋梗塞。
- 生活歴 息子夫婦、孫2人との5人暮らし。喫煙は20本/日を20歳から50年間継続した後、禁煙している。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴 特記すべきことはない。
- 現症 意識は清明。身長160cm、体重52kg。体温37.5℃。呼吸数32/分、努力様。脈拍120/分、整。血圧72/40mmHg。経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)88%。頚静脈の怒張を認める。心音に異常を認めない。両側肺底部にcoarse cracklesを聴取する。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。両側下腿に浮腫を認める。
- 検査所見 血液所見:赤血球 385万、Hb 11.0g/dl、Ht 36%、白血球 9,500、血小板 22万。血液生化学所見:血糖 86mg/dl、総蛋白 5.4g/dl、アルブミン 2.6g/dl、尿素窒素 24mg/dl、クレアチニン 1.1mg/dl、AST 24IU/l、ALT 40IU/l、LD 322IU/l(基準176-353)、ALP 158IU/l(基準115-359)、Na 142mEq/l、K 4.2mEq/l、Cl 101mEq/l。CRP 1.2mg/dl。胸部エックス線写真では原発巣の増大、心陰影の拡大および胸水の貯留を認める。心電図では洞性頻脈と低電位とを認める。
[正答]
※国試ナビ4※ [105C029]←[国試_105]→[105C031]
[★]
- 67歳の男性。全身の衰弱を心配した家族に伴われて来院した。
- 現病歴: 3か月前から徐々に体重が減少し、 2か月前から外出できなくなり、 1週前からは家族の介助がないと立ち上がれなくなった。患者本人は受診を嫌がっていたが、 2日前からはほとんど食事が摂れず、トイレまで歩くこともできなくなったため受診に同意した。
- 既往歴:健康診断は受けていない。
- 生活歴:喫煙は60本/日を47年間。飲酒は日本酒1-2合/日を47年間。
- 家族歴 :父親が高血圧症で、脳梗塞のため82歳で死亡。
- 現 症:意識は清明。身長165cm、体重42kg。体温37.6℃。脈拍120/分、整。血圧96/62mmHg。呼吸数16/分。 SpO2 95%(room air)。眼瞼結膜に貧血を認めない。頸静脈の怒張を認めない。右の前胸部、背部および側胸部で呼吸音が減弱している。 coarse cracklesを聴取しない。皮膚のツルゴールが低下している。下腿に浮腫を認めない。
- 検査所見:血液所見:赤血球394万、 Hb13.1g/dL、 Ht40%、白血球11,700(好中球85%、好酸球1%、単球6%、リンパ球8%)、血小板50万。血液生化学所見:随時血糖181mg/dL、 HbA1c6.5%(基準4.3-5.8)、総蛋白7.3g/dL、アルブミン2.3g/dL、尿素窒素28mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL、尿酸3.8mg/dL、総ビリルビン0.3mg/dL、 AST47IU/L、 ALT28IU/L、LD391IU/L(基準176-353)、ALP435IU/L(基準115-359)、 γ-GTP44IU/L(基準8-50)、 Na133mEq/L、 K5.0mEq/L、 Cl93mEq/L、 Ca9.6mg/dL。 CRP24mg/dL。胸部エックス線写真(別冊No. 4)を別に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [106F028]←[国試_106]→[106F030]
[★]
- 68歳の男性。労作時の前胸部圧迫感を主訴に来院した。半年前から早足で歩くときなどに前胸部圧迫感を自覚していた。症状は咽頭部から顎にかけての詰まる感じを伴うが、安静により3分程度で良くなるので医療機関は受診していなかった。3週前から軽労作でも症状が生じるようになり、生活が制限されるようになってきた。今朝8時には、朝食後に症状が出現し10分程度続いた。同時に一過性の眼前暗黒感も生じたため受診した。意識は清明。身長 168cm、体重 68kg。体温 36.2℃。脈拍 76/分、整。血圧 150/88mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 98%(room air)。胸部の聴診でⅡ音の奇異性分裂、Ⅲ音およびⅣ音を認め、胸骨右縁第2肋間を最強点とするⅣ/Ⅵの収縮期駆出性雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。腹部に異常を認めない。血液所見:赤血球 443万、Hb 14.4g/dL、Ht 41%、白血球 4,800、血小板 14万。血液生化学所見:総蛋白 7.2g/dL、アルブミン 3.8g/dL、総ビリルビン 1.2mg/dL、AST 56IU/L、ALT 48IU/L、LD 222IU/L(基準 176~353)、ALP 356IU/L(基準 115~359)、γ-GTP 50IU/L(基準8~50)、アミラーゼ 118IU/L(基準 37~160)、尿素窒素 18mg/dL、クレアチニン 0.9mg/dL。Na 138mEq/L、K 4.2mEq/L、Cl 102mEq/L。CRP 0.3mg/dL。胸部エックス線写真で左第1弓の軽度の突出を認める。心電図は心拍数78/分の洞調律で左室高電位の所見を認める。呼吸機能検査で異常を認めない。
- 次に行うべき検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110D039]←[国試_110]→[110D041]
[★]
- 76歳の女性。一過性意識障害と四肢冷感とを主訴に来院した。2日前に前頚部に突然痛みが出現し、その後胸痛が加わったため早めに就寝した。背部痛で一時覚醒したが、翌朝には胸痛と背部痛とは軽減していた。かかりつけの診療所を受診し、高血圧に対してβ遮断薬を処方された。本日の午前3時ころ排尿後に約5分間意識消失した。意識回復後、四肢冷感と倦怠感とが持続したため 午前10時独歩で受診した。52歳時に高血圧症、74歳時に糖尿病を指摘されている。意識は清明。体温 35.8℃。脈拍 72/分、整。血圧 104/80mmHg。経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2) 96%。胸部と腹部とに異常を認めない。神経学的所見に異常を認めない。血液所見: 赤血球 418万、Hb 12.7g/dl、Ht 40%、白血球 9,300、血小板 13万。血液生化学所見: 血糖 229mg/dl、尿素窒素 23mg/dl、クレアチニン 1.0mg/dl、AST 98 IU/l ALT 50IU/l、LD 526IU/l(基準176-353)、ALP 189IU/l(基準115-359)、CK 215IU/l(基準30-140)、CK-MB 15IU/l(基準20以下)、Na 135mEq/l、K 4.8mEq/l、Cl 100mEq/l。CRP 2.1mg/dl。胸部エックス線写真(別冊No.2A)と12誘導心電図(別冊No.2B)とを別に示す。
- 次に行うのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104F019]←[国試_104]→[104F021]
[★]
- 次の文を読み、62~64の問いに答えよ。
- 30歳の男性。交通事故のため搬入された。乗用車を運転中、急停止した大型トラックに追突し、腹部をハンドルで強打した。
- 既往歴・家族歴 : 特記すべきことはない。
- 現 症 : 意識は清明。身長173cm、体重68kg。体温37.8℃。呼吸数30/分。脈拍116/分、整。血圧 106/64mmHg。顔面は蒼白。上腹部に圧痛を認める。右前腕に腫脹を認める。
- 検査所見 :血液所見:赤血球350万、Hb11.6g/dl、Ht39%、白血球 10,200、血小板 15万。血液生化学所見:血糖 110mg/dl、総蛋白 6.0g/dl、総ビリルビン0.8mg/dl、AST 23 IU/l、ALT 16 IU/l、LD 252 IU/l(基準176~353)、ALP 230 IU/l(基準115~359)。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH 7.42、PaO2 68 Torr、PaCO2 32 Torr。
[正答]
※国試ナビ4※ [103E062]←[国試_103]→[103E064]
[★]
- 48歳の女性。全身倦怠感と浮腫とを主訴に来院した。38歳時に特発性肺動脈性肺高血圧症と診断され、エポプロステノール(プロスタグランディンI2製剤)在宅持続静注療法を受けている。1週前から、だるさで家事がおっくうになり、下腿に浮腫が出現したため受診した。下腿に軽度の浮腫を認める。胸部エックス線写真(別冊No. 12A、B)を別に示す。
- この患者に認められない検査所見はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109D031]←[国試_109]→[109D033]
[★]
- 58歳の女性。突然の強い胸背部痛のため搬入された。8年前から高血圧の治療を受けていたが、降圧薬を飲み忘れることが多かった。意識は清明。顔面は苦悶様で冷汗を認める。血圧は右上腕で170/110mmHg、左上腕で150/70mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。胸部造影CTを以下に示す。CT室から帰室後、意識レベルの低下と血圧の低下(右上腕で70/52mmHg)とを認めた。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [103I075]←[国試_103]→[103I077]
[★]
- 歳の男児。生後1か月ころに心雑音を指摘され、心エコー検査で診断、経過観察されていた。シャント疾患の精査のために施行された心臓カテーテル検査の心腔内酸素飽和度を以下に示す。
- 上大静脈:82.5%、下大静脈:87.8%。
- 右心房:92.9%、右心室:91.3%、肺動脈:92.8%。
- 左心房:98.9%、左心室:98.5%、大動脈:98.4%。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113A027]←[国試_113]→[113A029]
[★]
- 48歳の男性。日中の眠気、集中力減退および倦怠感を主訴に来院した。いびきを妻から指摘されている。
- まず行うのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [103H026]←[国試_103]→[103H028]
[★]
- 英
- cardiac catheterization, heart catheterization
- 同
- 心カテ、心カテーテル、心臓カテーテル、
- 関
- 心臓カテーテル検査
[show details]
[★]
- 英
- right cardiac catheterization
- 関
- 右心カテーテル検査、心臓カテーテル法、心臓カテーテル検査
- カテーテルを右心房、右心室に到達させ、造影や圧測定、流速測定などをおこなう手技
圧測定
[★]
- 英
- left cardiac catheterization
- 関
- 心臓カテーテル検査、心臓カテーテル法
[★]
心臓カテーテル法、心臓カテーテル検査
[★]
心臓カテーテル検査
[★]
- 英
- heart
- ラ
- cor
- 関
- 肺、循環器
性状
体表解剖
- 心臓の上縁:左の第2肋軟骨の下縁と右の第3肋軟骨を結ぶ線上
- 心臓の右縁:右の第3肋軟骨から右の第6軟骨に向かう線。この線は外側に向かって弓状をなす。
- 心臓の下縁:右縁の下端から第5肋間隙で左鎖骨中線の近くに向かう線
- 心臓の左縁:上縁と下縁を外側に凸となる曲線で結んだ線
機能血管
動脈
静脈
心臓の栄養動脈 (M.92)
-
- 洞房結節枝
- 右縁枝
- 後下行枝 = 後室間枝
- 房室結節枝
-
心臓の栄養静脈 (M.95)
心臓の静脈の特徴
- 酸素供給能 = 心臓の送血能 x 血液のHb量 x (動脈の酸素飽和度(肺) - 静脈の酸素飽和度(末梢))
- 心臓の酸素消費量と仕事
[★]
- 英
- catheter
- 同
- 血管内留置カテーテル
- 関
- カテーテル処置、カニューレ、カニューレ挿入法。French
- 診断や治療の目的で体腔、血管、臓器内に挿入する管。
参考
- http://www6.ufrgs.br/favet/imunovet/molecular_immunology/invivo_surgical.html
[★]
- 関
- 検定、試験、視察、視診、調べる、調査、テスト、点検、検討、監査、診察