- 英
- oral allergy syndrome, OAS
- 関
- (口腔内症状と全身症状とを包含した疾患概念。OASは口腔内症状のみ(参考1))pollen-food allergy syndrome PFAS
- 幼児期から成人期にかけて起こりうる。
- 口腔粘膜における食物(果物・野菜)による接触性蕁麻疹。症状出現時間は5分以内のことが多く、花粉症、ラテックスアレルギーに合併することが多い。
- 背景となる花粉症にはシラカバ科、ハンノキ科、イネ科、ヨモギ(キク科)によるものが多く、スギ花粉症には少ない。
- シラカンバ花粉:リンゴ、モモ、西洋なし、サクランボ、にんじん、ヘーゼルナッツ
- ブタクサ花粉:メロン、バナナ、スイカ、ズッキーニ、キュウリ
- イネ科花粉:トマト、メロン、ピーナッツ
- ラテックス:キウイ、アボガド、バナナ
- オオヨモギ、オウシュウヨモギ
- セリ科 Apiaceae:セロリ、ニンジン、パセリ、キャラウェイ、ウイキョウ、コリアンダー、アニシード
- ナス科 Solanaceae:ピーマン
- コショウ科 Piperaceae:クロコショウ
- ユリ科 Liliaceae:ニンニク、タマネギ
- アブラナ科 Brassicaceae:カリフラワー、キャベツ、ブロッコリー、マスタード
- 食物の調理によりアレルゲンは不活化されるものがほとんど。
- 0-15分
- 15-60分
- アナフィラキシー
- 嘔気・嘔吐
- 腹痛
- 結膜・眼瞼浮腫
- 蕁麻疹
- 喘息発作
- 時間不定
参考
- 1. [charged] Clinical manifestations of oral allergy syndrome (pollen-food allergy syndrome) - uptodate [1]
PrepTutorEJDIC
- Organization of American States 米州機構
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/06/07 23:33:38」(JST)
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口腔アレルギー症候群(こうくうアレルギーしょうこうぐん、OAS:oral allergy syndrome)とは、果物や野菜などの植物性食品が、口腔粘膜へ接触することよりアレルギー反応を起こす病態である。リンゴ・メロン・サクランボ・モモ・キウイフルーツの頻度が高く、北日本・東日本ではシラカンバ花粉症を、西日本ではヤシャブシ花粉症を合併していることが多い。抗原がタンパク質ではなく糖鎖である点が特徴である。なお、スギ花粉との関連性もありトマトと交差反応することが知られる。また、ラテックスアレルギーとの関連性がある場合もある。
関連項目
- 蕁麻疹
- 食物アレルギー
- 食物依存性運動誘発性アナフィラキシー
外部リンク
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- P1-18-5 リンゴによりアナフィラキシー症状を呈した口腔アレルギー症候群の男児例(P1-18 食物アレルギー1,ポスターセッション,第23回日本アレルギー学会春季臨床大会)
- P1-18-3 豆腐による口腔アレルギー症候群の1例(P1-18 食物アレルギー1,ポスターセッション,第23回日本アレルギー学会春季臨床大会)
- P1-18-2 大豆飲料の摂取後にアナフィラキシーを発症した口腔アレルギー症候群の一例(P1-18 食物アレルギー1,ポスターセッション,第23回日本アレルギー学会春季臨床大会)
- 山口 賢一,赤澤 賢一郎,大原 由利,由利 恭博,清水 久徳,上地 英司,岸本 暢将,松井 征男,岡田 正人
- アレルギー 60(3・4), 467, 2011-04-10
- NAID 110008594554
- スギ花粉抗原特異的減感作療法中に症状消失した口腔アレルギー症候群例
- 酒井 利忠
- 耳鼻咽喉科臨床 104(4), 304-305, 2011-04-01
- We report a case of oral allergy syndrome treated with immunotherapy for Japanese cedar pollinosis. The 54-year-old male subject, it should be noted, was the author himself. The subject suffered oral …
- NAID 10027972493
Related Links
- 果物・野菜の過敏症 最近は果物や野菜の過敏症が目立ってきています。果物・野菜などの食物を食べると、15分以内に、直接触れたくちびるや舌、のどの奥がかゆくなったり腫れたりします(口腔アレルギー症候群)。じんましんが出たり ...
- 花粉との関連があるとされる食物 ブナ目・カバノキ科・シラカンバ属の白樺 リンゴ、モモ、サクランボ、洋ナシ、ナシ、スモモ、アンズ、イチゴ、ウメ、ビワ(以上バラ科果物) ヘーゼルナッツ、ピーナッツ、ブラジルナッツ、ココナッツ ...
- アトピーで、食物に原因がある場合に、注意が必要なのが、口腔アレルギー症候群です。これは、花粉症と深い関係にあり、食べ物が接する口に症状が出ます。アレルギーの病気の一つとして説明します。
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★リンクテーブル★
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口腔アレルギー症候群
[★]
- 英
- allergy
- 同
- アレルギー反応 allergic reaction
- 関
- 過敏症 hypersensitivity
クームス分類
クームス分類
診療ガイドライン
- http://www.allergy.go.jp/allergy/guideline/index.html
検査
[★]
- 英
- syndrome, symptom-complex
- 同
- 症状群
- 関
- [[]]
- 成因や病理学的所見からではなく、複数の症候の組み合わせによって診断される診断名あるいは疾患。
内分泌
先天的代謝異常
高プロラクチン血症
- 分娩後の視床下部障害によるプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制のため、高プロラクチン血症を呈する。
- 分娩に関係なくプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制をきたし、高プロラクチン血症を呈する。
性腺機能低下
- 嗅覚の低下・脱出、低ゴナドトロピン性性腺機能低下症
- 肥満、網膜色素変性症、知能低下、低ゴナドトロピン性性器発育不全、多指症、低身長
性早熟
- 思春期早発症、多発性線維性骨異形成症、皮膚色素沈着
- 女性型の肥満、性器の発育障害の2主徴を示し、視床下部に器質的障害をもつ疾患群。
脳神経外科・神経内科
[★]
- 英
- group
- 関
- グループ、集団、分類、群れ、基、グループ化
[★]
- 英
- oral cavity (Z), buccal cavity
- ラ
- cavum oris, cavitas oris
[★]
- 英
- allele
- 関
- アリル、対立遺伝子、アレレ