- 英
- neomycin NM
- 同
- 硫酸フラジオマイシン fradiomycin sulfate フラジオマイシン fradiomycin fradiomycinum FRM、フラマイセチン framycetin
- 商
- フラジオ、(軟膏)ソフラチュール、(軟膏)(フラジオマイシン・フルオシノロン)フルコート、デルモラン、(軟膏)(フラジオマイシン・クロラムフェニコール)クロマイ、ハイセチン、(軟膏)(フラジオマイシン・メチルプレドニゾロン)ネオメドロール、(軟膏)(フラジオマイシン・バシトラシン)バラマイシン、(軟膏)(フラジオマイシン・ヒドロコルチゾン)プロクトセディル、(軟膏)(フラジオマイシン・ヒドロコルチゾン・ジフェンヒドラミン)レスタミンコーチゾン、(軟膏)(フラジオマイシン・ベタメタゾン)ベトネベート、(含嗽)デンターグル、(点眼・点鼻)(ベタメタゾン・フラジオマイシン)ベルベゾロン、リンデロン、(噴霧液)(プレドニゾロン・フラジオマイシン)エアゾリン、(噴霧液)(コリスチン・フラジオマイシン)コリマイフォーム、(その他)フランセチン、ヘモレックス
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-
WordNet
- an antibiotic obtained from an actinomycete and used (as a sulphate under the trade name Neobiotic) as an intestinal antiseptic in surgery (同)fradicin, Neobiotic
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/08/08 22:04:24」(JST)
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ネオマイシン
|
|
臨床データ |
胎児危険度分類 |
? |
法的規制 |
OTC |
識別 |
CAS登録番号 |
1404-04-2 |
ATCコード |
A01AB08 A07AA01
, B05CA09 , D06AX04 , J01GB05 , R02AB01 , S01AA03 , S02AA07 , S03AA01
|
KEGG |
D08260 |
別名 |
ソフラマイシン
フラミセチン |
化学的データ |
化学式 |
C23H46N6O13 |
ネオマイシン(neomycin)は1948年にウクライナ出身のセルマン・ワクスマンにより発見されたアミノグリコシド系抗生物質である。分子量614.65。 放線菌の一種、Streptomyces fradiaeが生産する。そのためフラジオマイシン(fradiomycin)とも呼ばれる。日本薬局方収載医薬品としては硫酸フラジオマイシン(FRM)と呼ばれ[1]、別名はソフラマイシン、フラミセチン。CAS登録番号は1405-10-3 (Neomycin sulfate)。
目次
- 1 作用機序
- 2 臨床応用
- 3 副作用
- 4 その他
- 5 参考文献
- 6 註・出典
作用機序[編集]
ネオマイシンの作用機序はカナマイシンのそれと類似しているが、30Sリボソームに結合することにより細菌のタンパク質合成を阻害する[2]。
臨床応用[編集]
比較的広範な抗菌スペクトルを有し、グラム陰性菌、グラム陽性菌ともに強く阻害する。
副作用[編集]
ネオマイシンには強い急性毒性および腎毒性が認められる。そのため、経口剤か外用剤として使用される。
その他[編集]
分子生物学の研究においてネオマイシン耐性遺伝子は、選択マーカーとして形質細胞の分離に利用される。
参考文献[編集]
生化学事典(第4版)東京化学同人
註・出典[編集]
- ^ 医薬品インタビューフォーム 硫酸フラジオマイシン貼付剤(サノフィ・アベンティス社)
- ^ アミノグリコシド系抗細菌薬の多くは70Sリボソームと結合する。
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- イヌにおける Salmonella spp. の糞便への排出
- BAGCIGIL A. Funda,IKIZ Serkan,DOKUZEYLUL Banu,BASARAN Beren,OR Erman,OZGUR N. Yakut
- The journal of veterinary medical science 69(7), 775-777, 2007-07-25
- … 無に関して調べられた.S.Enteritidisは1頭の家庭飼育犬から分離され,分解株は供試した全ての抗生物質に対して感受性であった.S.Typhimuriumは犬飼育施設の1頭のイヌから分離され,分解株はストレプトマイシンとネオマイシンを除く全ての抗生物質に対して感受性であった.たとえ本研究においてイヌの糞便中のサルモネラ菌種の存在が低かったとしても,イヌの糞便や汚染された材料を取扱う時には常に注意を払う必要がある. …
- NAID 110006366692
- キク品種 プレリュード・コーラル(Dendranthema grandiflorum Kitamura)の花弁外植体をもちいた形質転換の試み
- 三野 真布,田中 常喜,山本 すみ子,山田 真也,古谷 美佐子,安倍 真
- 農業生産技術管理学会誌 14(1), 37-42, 2007-05-15
- NAID 110006278760
Related Links
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- 2011年1月31日 ... ネオマイシンとは?分子生物学用語。 ネオマイシン原核細胞のリボソームに結合し、 タンパク質の合成を阻害する抗生物質。Streptomyces fradiaeが生産する。Name Neomycin, Framycetin MeSH 6800...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- aminoglycoside antibiotic
- 関
- 抗菌薬、アミノグリコシド系薬、アミノグリコシド
GOO. chapter.45
- タンパク質合成阻害による抗菌薬は静菌的なのもが多いが、アミノグリコシド系抗菌薬は「殺菌的」に作用
構造
- amino sugars linked to an aminocyclitol ring by glycosidic bonds (GOO.1155)
- 名前の通りアミノ基-NH2を多数有しているため正電荷を帯びる
- →経口吸収不良
- →脳脊髄液に移行しにくい。
- →腎排泄されやすい
動態
- 内服不可能→外来患者に使いにくい
- 細胞膜(内膜)の通過は膜電位ポテンシャルに依存している。ここが律速段階となる。 → 細胞内移行性悪
- 阻害、拮抗要素:二価陽イオン、高浸透圧、pHの低下、嫌気的条件
- 膿瘍など嫌気的条件、酸性の高浸透圧尿など細菌の膜電位ポテンシャルが低下する場合に薬効低下
作用機序
- 1. 翻訳開始を阻害
- 2. 翻訳を停止させる
- 3. 誤ったアミノ酸を取り込ませる
- 異常蛋白が細胞膜に挿入され、膜の透過性を変えてさらにアミノグリコシド系抗菌薬の取り込みを促す
薬理作用
- 薬効は迅速。濃度依存的。
- post-antibiotic effectがある。
- 抗菌薬の血漿濃度がminnimum inhibitory concentration以下になっても殺菌活性が残存。殺菌活性の残存時間は濃度依存的
抗菌スペクトル
副作用
- 腎障害:近位尿細管の壊死変性。用量依存的
- 耳毒性:CN VIII障害。内耳の有毛細胞を破壊。用量依存的
- 神経・筋遮断作用:(稀であるが)神経筋遮断作用(およびこれによる無呼吸)を呈する。遮断作用はネオマイシンが一番強く、カナマイシン、アミカシン、ゲンタマイシン、トブラマイシンがこれに続く。通常、胸腔内、腹腔に大量投与した時に生じるが、静脈内、筋肉内、あるいは経口投与でも起こりうる。大抵の発作(神経筋接合部が遮断される発作)は麻酔薬やその他の神経筋接合部遮断薬の投与で生じる(←どういう意味?)。重症筋無力症の患者はアミノグリコシド系抗菌薬による神経筋接合部遮断作用を受けやすい。(GOO.1164)
アミノグリコシド系抗菌薬
[★]
[★]
- 英
- neomycin-resistant gene, neomycin resistance gene
- 関
- neo遺伝子
[★]
- 英
- neomycin A
- 関
- ネアミン