エキノコックス症

包虫症


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/10/07 14:52:47」(JST)

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Japanese Journal

  • 非ウイルス性感染症 エキノコックス症 (広範囲 血液・尿化学検査 免疫学的検査(第7版・3)その数値をどう読むか) -- (免疫学的検査 感染症関連検査(抗原および抗体を含む))
  • イヌのエキノコックス症血清診断用抗原候補の抽出・精製
  • 孝口 裕一,山野 公明,加藤 芳伸 [他]
  • 北海道立衛生研究所報 (60), 75-78, 2010
  • NAID 40018740147

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エキノコックス症 エキノコックス症とは エキノコックス症とは、エキノコックスと呼ばれる寄生虫の卵が、ヒトの口から体内に入り、幼虫となって肝臓などに寄生し、肝機能障害などを起こす病気です。 エキノコックスの幼虫の発育 ...
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エキノコックス(多包条虫)イメージ 4エキノコックス症 が 疑われ エキノコックス幼虫が感染した 図1 . 多包性エキノコックス症 エキノコックス症の治療方法



★リンクテーブル★
リンク元蠕虫」「肝生検」「再興感染症」「四類感染症」「包虫症
拡張検索肺エキノコックス症」「肝エキノコックス症
関連記事コック」「」「キノコ

蠕虫」

  [★]

helminth, worms
helminthen
微生物学蠕虫症家畜伝染病予防法


蠕虫類

蠕虫類と感染症

蠕虫類 病原体名   病名 感染経路 寄生部位 症状 診断 治療
線虫類 Ancylostoma duodenale ズビニ鉤虫 鈎虫症/十二指腸虫症 F型幼虫経口感染、経皮 空腸上部 皮膚炎、若菜病、貧血 飽和食塩水浮遊法、遠心沈降法 pyrantel pamoate、鉄剤
Necator americanus アメリカ鉤虫
Strongyloides stercoralis 糞線虫 糞線虫症 F型幼虫経皮感染 小腸上部 Loffler症候群 糞便塗沫、普通寒天平板培養による
R型、F型幼虫の検出
thiabendazole, ivermectin
Enterobius vermicularis 蟯虫 蟯虫症 虫卵経口感染 盲腸~大腸 夜間の掻痒、不眠、情緒不安定 肛囲検査法「柿の種」 pyrantel pamoate
Ascaris lumbricoides 回虫 回虫症 虫卵経口感染 小腸孵化→門脈→
肺発育→食道嚥下→小腸
Loffler症候群。急性腹痛 糞便虫の虫卵の証明 pyrantel pamoate
Toxocara canis イヌ回虫 幼虫移行症 生後1-2ヶ月の感染犬の
糞から経口感染
なし 幼虫移行症→失明 免疫診断 治療法無し?
Wuchereria bancrofti バンクロフト糸状虫 フィラリア症/糸状虫症 アカイエカ リンパ系 急性期:リンパ肝炎、リンパ腺炎を伴う熱発作(filarial fever)
慢性期:乳糜尿、リンパ管瘤、陰嚢水腫、象皮病
急性期:夜間のmicrofilariaの検出
慢性期:特有の症状を考慮
diethylcarbamazine &
ivermectin
Brugia malayi マレー糸状虫
Dirofilaria immitis イヌ糸状虫   アカイエカ なし 幼虫移行症→肺血管閉塞→胸部X線画像銭形陰影    
Gnathostoma spinigerum 有棘顎口虫 顎口虫症 ドジョウ、雷魚、ヘビの生食   消化管壁貫通→皮下移動による腫瘤や線状皮膚炎 移動性腫瘤、皮膚爬行疹
雷魚やドジョウの生殖の問診
免疫血清診断
なし
Gnathostoma hispidum 剛棘顎口虫
Gnathostoma doloresi ドロレス顎口虫
Gnathostoma nipponicum 日本顎口虫
Anisakis simplex, larva アニキサス幼虫 アニサキス症
(1)胃アニサキス症、
(2)腸アニサキス症、
(3)異所性アニサキス症
経口感染
終宿主:クジラ、イルカ。
中間宿主:オキアミ。
待機宿主:サバ、ニシン、アジ、タラなど
胃や腸 (1)急激な上腹部痛"胃けいれん"
(2)腹痛、急性虫垂炎、イレウス様。劇症型と緩和型がある
(3)腹腔内の炎症性肉芽腫
胃内視鏡検査 内視鏡による虫体摘出
Pseudoterranova decipiens
Trichinella spiralis 旋毛虫 旋毛虫症 経口感染
豚肉、クマ肉の生食
  (1)成虫侵襲期:下痢、腹痛
(2)幼虫筋肉移行期:顔面浮腫、心筋障害など
(3)幼虫被嚢期:全身浮腫、衰弱
  急性期:ステロイド
殺虫:mebendazole
    鞭虫症   盲腸 慢性下痢、腹痛、異食症、貧血 セロファン重層塗沫法、
ホルマリンエーテル法
mebendazole
Spirurin nematode larva 旋尾線虫 旋尾線虫幼虫 ホタルイカの生食 なし 皮膚爬行疹、イレウス様症状 予防:-30℃24時間。
生食には-30℃4日間以上
摘出
吸虫類 Shistosoma japonicum 日本住血吸虫 日本住血吸虫症 糞便虫の虫卵→ミラシジウム
ミヤイリガイ体内でセルカリア
人畜の皮膚より浸入→循環系→
門脈に寄生
門脈 (1)潜伏期:侵入部の掻痒性皮膚炎。肺移行期:咳、発熱
(2)急性期:虫卵の門脈系寄生、産卵。住血吸虫性赤痢。
(3)慢性期:虫卵の肝、脳などの塞栓。肝硬変。脾腫、腹水
糞便虫の虫卵の検出。
直腸粘膜層掻爬法、
肝穿刺による組織内虫卵の検出。
補助診断として免疫血清学的検査。
praziquantel
Paragonimus westermani ウェステルマン肺吸虫 肺吸虫症/肺ジストマ症 経口感染
淡水産のカニ、イノシシ肉の生食
痰、咳、胸痛、時に喀血 痰や便の虫卵検査、
胸部写真、
断層写真で明らかな虫嚢。
免疫学血清検査
 
Paragonimus miyazakii 宮崎肺吸虫 気胸、胸水貯留、膿胸、好酸球増加   praziquantel
Clonorchis sinensis 肝吸虫 肝吸虫症/肝ジストマ症 経口感染
虫卵→(マメタニシ:セルカリア)→
セルカリア→(魚:メタセルカリア)→
摂取→(ヒト:成虫)→虫卵
胆管 胆汁流出障害による肝障害→肝硬変 糞便、胆汁(十二指腸ゾンデ法)。
肝吸虫卵の検出。CT像。エコー検査。
praziquantel
    横川吸虫症 淡水魚(アユ、フナ、ウグイ、シラウオ)の生食 小腸粘膜 下痢、腹痛 糞便虫の虫卵 praziquantel
条虫類 Taeniarhynchus saginatus 無鉤条虫 腸管条虫症 経口感染。中間宿主:ウシ 小腸 無症状。下痢。
広節裂頭条虫感染では悪性貧血。
糞便虫の虫卵と体節により診断 praziquantel
有鉤条虫の場合はガストログラフィン
有鉤条虫の駆虫の際、
虫体を破壊しない
→虫体の融解による嚢虫症
Taenia solium 有鉤条虫 経口感染。中間宿主:ブタ
Diphyllobothrium latum 広節裂頭条虫 経口感染。中間宿主:サケ、マス
  日本海裂頭条虫 経口感染。中間宿主:サケ
  腸管外条虫症  
    有鉤嚢虫症 有鉤条虫の虫卵の経口摂取 皮下、筋肉内
脳、脊髄、眼球
皮下、筋肉内:小指頭大の無症状腫瘤
脳、脊髄、眼球:Jacksonてんかん。痙性麻痺など
皮下の虫嚢 外科的摘出。
成虫寄生がなければ、praziquantel,
albendazole +
ステロイド
Echinococcus granulosus 単包虫 包虫症/
エキノコックス症
(単包虫症)
終宿主:イヌ、キツネなど。
中間宿主:ヒト、ブタ、野ネズミなど。
終宿主の糞便虫の虫卵を中間宿主が接種して発症
肝、肺、まれに脳、腎、筋肉 肝寄生:肝部疼痛、満腹、時に黄疸、下肢浮腫
肺寄生:胸部圧迫感、胸痛、咳、血痰、時に喀血
肝や肺の嚢胞形成から疑う。
早期に診断に皮内反応→
CT、エコー→
生検。免疫血清学的診断法
外科的切除。
albendazoleの長期投与
Echinococcus multilocularis 多包虫 包虫症/
エキノコックス症
(多包虫症)

肝生検」

  [★]

liver biopsy
肝臓

禁忌

uptodate.1

経皮的肝生検の絶対禁忌

  • 非協力的な患者
  • 説明の付かない出血の既往
  • 出血傾向(血液学的な異常は輸血により補正すれば施行可能と考える人もおり絶対禁忌とは言い切れない)
  • プロトロンビン時間がコントロールと比べて4秒を超える
  • 血小板<6万
  • 出血時間の延長>10分
  • 7-10日以内のNSAIDs使用
  • 輸血を補助的に使うことができない場合(おそらく、個人の信条や輸血製剤を入手できない環境など)
  • 肝血管腫や血管腫瘍が疑われる場合
  • 打診や経腹超音波で生検可能な場所を特定できない場合
  • エキノコックス症が疑われる場合

相対禁忌

代替の生検方法

uptodate.1,2
  • 出血性素因、肝不全、腎不全(透析は導入されている)の場合に経静脈的肝生検が良い、らしい(ホント?他の文献でも裏をとろう)

参考

  • 1. 肝生検の適応と禁忌
[display]http://www.kdcnet.ac.jp/hepatology/technique/biopsy/livbx1/livbx2.htm

uptodate

  • 1. [charged] 経皮的肝生検 - uptodate [1]
  • 2. [charged] 経頸静脈的、腹腔鏡下、および穿刺吸引細胞診 - uptodate [2]
  • 3. [charged] 肝生検標本の解釈 - uptodate [3]

再興感染症」

  [★]

reemerging infectious disease, re-emerging infectious disease
感染症新興感染症
再興感染症(re-emerging infectious diseases)とは、すでに知られてはいたもののその発生数は著しく減少し、もはや多くの人々にとって健康上の問題は少ないと考えられていた感染症のうち、再び出現し問題疾患として復活してきたものとされています

一覧

ウイルス 狂犬病
デング熱
黄熱病
細菌 炭疽病
劇症型A群連鎖球菌感染症
塹壕熱
ペスト
結核
百日咳
サルモネラ
肺炎球菌感染症
コレラ
ジフテリア
髄膜炎菌性髄膜炎
耐性菌感染症
原虫・寄生虫 マラリア
住血吸虫症
ニューロシスチセルコーシス
アカントアメーバー症
リーシュマニア症
トキソプラスマ症
ランブル鞭毛虫症(ジアルジア)
エキノコックス症

四類感染症」

  [★]

4類感染症
感染症法


  • 動物又はその死体、飲食物、衣類、寝具その他の物件を介して人に感染し、国民の健康に影響を与えるおそれのある感染症(現在30疾患)
  • 動物の輸入禁止、輸入検疫
  • 全数把握感染症
  • 一類から四類感染症
  • 対象感染症に該当する患者等を診断した医師は、直ちに届け出ることになっています(現在44疾患)。

包虫症」

  [★]

hydatid disease
エキノコックス症(四類感染症) echinococcosis
包虫症多包虫症包虫嚢胞肝包虫症

種類

  • 単包条虫 Echinococcus granulosus 単包虫症 世界的分布(牧畜)
  • 多包条虫 Echinococcus multilocularis 多包虫症 日本では北海道全域

宿主

  • 終宿主:イヌ、キツネなど
  • 中間宿主:ヒト、ブタ、野ネズミなど
  • 終宿主の糞便中の虫卵を中間宿主が摂取して発症

包虫形成部位

  • 肝、肺、まれに脳、腎、筋肉
  • 肝臓:小腸で孵化した幼虫が門脈より肝臓に運ばれ胞虫を形成する。肝病変に次いで肺病変が多い。無症状の長い潜伏期を経て肝腫、門脈亢進をきたす。

症状

  • 肝寄生 肝部落痛、腹満、時に黄症、下肢浮腫
  • 肺寄生 胸部圧迫感、胸痛、咳、血痕、時に噂血

診断

  • 肝や肺の嚢胞形成から疑う
  • 早期診断に皮内反応、免疫血清学的診断法

治療

肺エキノコックス症」

  [★]

pulmonary echinococcosis
肺包虫症
-肺包虫症

肝エキノコックス症」

  [★]

hepatic echinococcosis
肝包虫症

コック」

  [★]

stopcockcock
二方活栓二方コック雄鳥

症」

  [★]

sis, pathy
  • 検査や徴候に加えて症状が出ている状態

キノコ」

  [★]

mushroom
ハラタケ属ハラタケ目