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- the 2nd letter of the Roman alphabet (同)b
- the blood group whose red cells carry the B antigen (同)type_B, group B
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2017/12/05 14:51:23」(JST)
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Bウイルス感染症(びーういるすかんせんしょう)とは旧世界ザル由来の人獣共通感染症。感染症法における四類感染症。ヒトおよび新世界ザルにおいて致死的な疾病として知られる。
目次
- 1 歴史
- 2 原因
- 3 疫学
- 4 症状
- 5 診断
- 6 治療
- 7 予防
- 8 出典
- 9 脚注
- 10 関連項目
- 11 参考文献
- 12 外部リンク
歴史
1932年に米国のポリオ研究者Brebner, W.がアカゲザルに咬まれ、急性進行性髄膜脳炎で死亡したものが最初の報告とされている。Bウイルスという名はこの患者の名前に由来する。
原因
ヘルペスウイルス科アルファヘルペスウイルス亜科に属するBウイルス(en)の感染を原因とする。正式名称は cercpithecine herpesvirus 1 であるが、一般的にBウイルスと呼ばれる。その他にサルヘルペスウイルス (herpes simiae virus)、オナガザルヘルペスウイルス(cercopithecine herpesvirus 1)とも呼ばれる。
疫学
主に米国における発症例が確認されており、世界中で40例程度が報告されている。Bウイルスは東南アジアに常在する。Bウイルスは日本にも存在するが、ヒトでの感染は確認されていない。自然宿主はマカク属サルであり、単純疱疹様の症状を呈するが、死亡例はきわめてまれである。サル間では主な伝播経路は接触感染あるいは母子間の産道を介した垂直感染である。ヒトへの伝播はサルによる咬傷が主な感染源であり、実験室でサルの組織材料などを扱う際に傷を通して感染することもある。
症状
潜伏期間は、最短2日。通常は、2〜5週間。早期症状として接触部の激痛、掻痒感、外傷部周囲の水疱や潰瘍、リンパ節腫大、中期症状として発熱、接触部の感覚異常などであり、晩期症状として頭痛、悪心、嘔吐、意識障害、脳炎を示す。致死率は50%程度とされる[1]。前述のとおりサルでの死亡例はまれであるが、実験的に脳内接種すると、脳炎、脊髄炎を起こして死亡することが報告されている。生存例でも重篤な神経障害が後遺症が残る。
診断
皮膚病変、脊髄液、血清より特異ウイルスゲノムの検出あるいは抗体の検出により確定診断を行う。
治療
症例が少なく治療法は確立していないが、感染初期におけるアシクロビルやガンシクロビルの投与は発症予防に有効であるとされる。
予防
ワクチンは実用化されていない。サルを取り扱う者は飼育管理、防御衣類、消毒処置などに関するガイドラインを遵守する。ウイルスは4 ℃では安定であるが、40 ℃を越す条件では失活しやすく、また有機溶剤で容易に感染性を喪失する。
出典
- 感染症の話 Bウイルス病 2000年第41週(10月9日〜15日)、42週(10月16〜22日)掲載 国立感染症研究所 感染症発症動向調査週報
脚注
- ^ 本藤良、Bウイルス感染症 わが国への侵入/蔓延が危惧される動物由来感染症 日本獣医学会
関連項目
参考文献
- 大里外誉郎編著 『医科ウイルス学改訂第2版』 南江堂 2000年 ISBN 4-524-21448-8
- 高島郁夫、熊谷進編 『獣医公衆衛生学第3版』 文永堂出版 2004年 ISBN 4-8300-3198-0
外部リンク
- Bウイルス病 厚生労働省
- 佐藤浩、Bウイルス感染症について 長崎大学先導生命科学研究支援センター 動物実験施設
日本の感染症法における感染症 |
一類感染症 |
エボラ出血熱 - クリミア・コンゴ出血熱 - 痘そう - 南米出血熱 - ペスト - マールブルグ病 - ラッサ熱
|
二類感染症 |
急性灰白髄炎 - 結核 - ジフテリア - 重症急性呼吸器症候群(病原体がコロナウイルス属SARSコロナウイルスであるものに限る) - 中東呼吸器症候群(病原体がコロナウイルス属MERSコロナウイルスであるものに限る) - 鳥インフルエンザ (H5N1) - 鳥インフルエンザ (H7N9)
|
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コレラ - 細菌性赤痢 - 腸管出血性大腸菌感染症 - 腸チフス - パラチフス
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五類感染症 |
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- 四類感染症 Bウイルス病 (新感染症学(下)新時代の基礎・臨床研究) -- (感染症法分類--発症・病態・診断・治療)
Related Links
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★リンクテーブル★
[★]
- 同
- 4類感染症
- 関
- 感染症法
- 動物又はその死体、飲食物、衣類、寝具その他の物件を介して人に感染し、国民の健康に影響を与えるおそれのある感染症(現在30疾患)
- 動物の輸入禁止、輸入検疫
- 一類から四類感染症
- 対象感染症に該当する患者等を診断した医師は、直ちに届け出ることになっています(現在44疾患)。
- E型肝炎,ウエストナイル熱(ウエストナイル脳炎を含む),A型肝炎,エキノコックス症,黄熱,オムスク出血熱,オウム病,回帰熱,キャサヌル森林病,Q熱,狂犬病,コクシジオイデス症,サル痘,腎症候性出血熱,西部ウマ脳炎,ダニ媒介脳炎,炭疽,つつが虫病,デング熱,東部ウマ脳炎,鳥インフルエンザ,ニパウイルス感染症,日本紅斑熱,日本脳炎,ハンタウイルス肺症候群,Bウイルス病,鼻疽,ブルセラ症,ベネズエラウマ脳炎,ヘンドラウイルス感染症,発しんチフス,ボツリヌス症,マラリア,野兎病,ライム病,リッサウイルス感染症,リストバレー熱,類鼻疽,レジオネラ症,レプトスピラ症,ロッキー山紅斑熱
[★]
- 英
- virus
- 同
- ウイルス粒子 virus particle、ビリオン virion
- 関
- 微生物学、抗ウイルス薬、国試に出がちなウイルス
感染経路による分類 SMB.374
学名
目(order, -virales), 科(family, -viridae), 亜科(subfamily, -virinae), 属(genus, -virus), 種(species)
増殖過程
- 吸着 absorption
- 侵入 penetration
- 脱殻 uncoating
- ゲノムの複製 replication、遺伝子発現 transcription
- ウイルス粒子の組み立て assembly
- 放出 release
感染の分類
持続時間
ゲノム
- 一本鎖RNA(-)をゲノムとするウイルスはウイルス粒子内にRNA依存性RNA合成酵素を有する。
[★]
- Mg2+存在下でC3, B, Dが反応してC3bBbとなり、これがC3転換酵素(C3bBb)あるいはC5転換酵素(C3bBb3b)を形成する。これらはP(properdin)と結合して活性化し、それぞれC3、C5を活性化する
[★]
- 英
- B virus
- 関
- オナガザルヘルペスウイルス1型、サルヘルペスウイルス、ヘルペスBウイルス、サルBウイルス
[★]
- 英
- virus disease
- 関
- ウイルス性疾患、ウイルス疾患、ウイルス症
[★]
- 英
- disease、sickness
- 関
- 疾病、不調、病害、病気、疾患