- 英
- myocardial perfusion scintigraphy
- 同
- 心筋血流シンチグラフィ、(方法)心筋シンチグラフィ、(図)心筋シンチグラム
- 関
- シンチ、99mTc-心筋血流製剤
- 心筋血流を表す放射性医薬品を用いて心筋を描画する核医学画像診断法。
201Tl=
- 早期像(静注後10分後)、後期像?(3-4時間後) ← 虚血心筋におけるタリウムの再分布を見るため。半減期73hr。放出エネルギー低。解像度が悪い
99mTc
- 肝臓に集積しやすいため投与後30-60分後に撮影。再分布がないので安静時と負荷時の撮影が必要
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 負荷Tl-201心筋SPECTにおける一過性左室拡大の規定因子:運動負荷とジピリダモール負荷の比較
- 増渕 充世/近藤 千里/萩原 誠久
- 東京女子医科大学雑誌 82(1), 23-29, 2012-02-25
- … 【対象および方法】運動負荷またはジピリダモール負荷負荷心筋シンチグラフィーと前後6ヶ月以内に冠動脈造影を施行した症例(ジピリダモール負荷163例、運動負荷164例)を後ろ向きに検討した。 …
- NAID 110008802811
- 心疾患におけるMIBG 心筋シンチグラフィの有用性と定量解析における注意点
- 山科 昌平
- 核医学画像診断 26(1), 49-57, 2011-11-26
- 123I-MIBG(3-iodobenzylguanidine)は心臓交感神経機能を客観的に評価できる検査法で,心不全症例の重症度評価,予後予測,治療効果の評価などに多くの有用な情報を提供する。正面プラナー像における心臓/縦隔比(H/M 比)と洗い出し率(washout rate)が定量指標として汎用されているが,施設間較差の存在が大きな問題となっている。MIBG は負荷心筋血流SPECT と比較 …
- NAID 120003628214
Related Links
- をシンチカメラというもので検出してそれを画像化し、心臓の. 筋肉の虚血状態をみる 検査です。 心臓は、心筋という筋肉の塊 ... どうかをしらべるのが、この心筋シンチ グラムです。 どうやって調べるのかというと、. まず、タリウムやテクネシウムとい ...
- 心筋シンチグラフィー. 心筋梗塞はないか、血流の少ないところはないか、心筋は正常に 動いているか、心臓の働きを果たしているかなどを調べる検査です。 心臓には冠状動脈 という血管があり、この血管により心臓の各部分に血流が行き渡っています。 ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 次の文を読み、63~65の問いに答えよ。
- 46歳の男性。心窩部から左前胸部にかけての痛みを主訴に来院した。
- 現病歴:本日、午前9時、職場の会議中に心窩部から左前胸部にかけての締め付けられるような痛みが出現した。同時に咽頭部と左肩にも痛みを感じたという。そのまま安静にしていたところ、15分程度で改善したため様子をみていたが、午前9時30分、会議終了時に再び発作が生じた。これも15分程度で治まったが、症状が繰り返すため心配になって、仕事を早退して午前10時30分に来院した。
- 既往歴:10年前から高血圧症と脂質異常症で内服治療中。
- 生活歴:妻と2人暮らし。喫煙は40歳まで10本/日を20年間。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:特記すべきことはない。
- 現症:意識は清明。身長 162cm、体重 60kg。脈拍 60/分、整。血圧 140/80mmHgで左右差を認めない。呼吸数 16/分。SpO2 99%(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。
- 検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球 450万、Hb 13.3g/dL、Ht 40%、白血球 6,200(桿状核好中球 2%、分葉核好中球 58%、好酸球 3%、好塩基球 1%、単球 8%、リンパ球 28%)、血小板 18万、Dダイマー 0.6μg/mL(基準 1.0以下)。血液生化学所見:AST 32U/L、ALT 45U/L、LD 260U/L(基準 176~353)、CK 98U/L(基準 30~140)、尿素窒素 11mg/dL、クレアチニン 0.9mg/dL。心筋トロポニンT陰性。胸部エックス線写真(別冊No. 14A)と心電図(別冊No. 14B)とを別に示す。心エコーで前壁から心尖部にかけて軽度の収縮性低下を認める。
- 今後、繰り返し検査して経時的に所見を確認すべきなのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [111E064]←[国試_111]→[111E066]
[★]
- 次の文を読み、31、32の問いに答えよ。
- 64歳の男性。労作時の息切れを主訴に来院した。
- 現病歴 半年前から立ち仕事で疲れやすくなったが、年のせいだと思い医療機関を受診していなかった。1か月前から階段を昇るときの息切れが強くなり、徐々に増悪してきた。
- 既往歴 50歳台のとき健康診断で肥満と高血圧とを指摘されたが、医療機関は受診していない。
- 生活歴 自営業。喫煙は20本/日を44年間。飲酒は日本酒換算で2合半/日を30年間。
- 家族歴 特記すべきことはない。
- 現症 身長159cm、体重78kg、腹囲94cm。体温36.8℃。呼吸数26/分。脈拍104/分、不整。血圧168/92mmHg。頚静脈の怒張を認める。両側下肺野にcoarse cracklesを聴取する。両側下腿の浮腫を認める。
- 検査所見 血液所見:赤血球 406万、Hb 13.7g/dl、Ht 41%、白血球 8,700、血小板 26万。血液生化学所見:血糖 108mg/dl、HbA1c 5.6%(基準4.3-5.8)、総蛋白 6.4g/dl、アルブミン 3.6g/dl、尿素窒素 19mg/dl、クレアチニン 1.0mg/dl、LDLコレステロール 126mg/dl(基準65-139)、HDLコレステロール 38mg/dl、トリグリセリド 286mg/dl、AST 48IU/l、ALT 46IU/l、LD 346IU/l(基準176-353)、ALP 358IU/l(基準115-359)、γ-GTP 76IU/l(基準8 -50)、Na 136mEq/l、K 4.lmEq/l、Cl 101mEq/l。CRP 0.3mg/dl。心電図で心房細動を認める。胸部エックス線写真で心胸郭比64%。
[正答]
※国試ナビ4※ [105H030]←[国試_105]→[105H032]
[★]
- 次の文を読み、30、31の問いに答えよ。
- 29歳の男性。動悸と労作時呼吸困難とを主訴に来院した。
- 現病歴: 学生のころから心雑音を指摘されていたが放置していた。1週前から誘因なく階段での息切れを自覚し次第に増悪した。
- 既往歴: 幼少時から背が高い。両腕が長く既製服を着用できない。強度の近視がある。
- 現 症: 意識は清明。身長 182cm。体重 52 kg。痩せ型で両側前腕と手指が長い。体温 36.6℃。脈拍 96/分、整。血圧 116/48mmHg。第2肋間胸骨右縁に3/6度の収縮期雑音と心尖部に放散する3/6度の拡張期雑音とを認める。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。両下腿に浮腫を認めない。
- 検査所見: 尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球 430万、Hb 14.1 g/dl、白血球 6,800、血小板 28万。血液生化学所見:総蛋白 7.2 g/dl、アルブミン 4.8 g/dl、AST 30 IU/l、ALT 24 IU/l、尿素窒素 18 mg/dl、クレアチニン 1.0 mg/dl、総コレステロール 182 mg/dl。CRP 0.3 mg/dl。
[正答]
※国試ナビ4※ [103F030]←[国試_103]→[103G001]
[★]
- 現病歴: 10日前から夜に咳込むようになった。 4日前から自宅の階段を昇るときに息苦しさを自覚するようになり、次第に症状が増悪したため受診した。
- 既往歴 : 43歳時に尿管結石。会社の健康診断で、 45歳時に高血圧を、 55歳時に心房細動を指摘されたが、受診しなかった。
- 生活歴 : 3か月前からオウムを飼っている。
- 家族歴:父親が高血圧症で加療中。
- 現 症:意識は清明。身長167cm、体重64kg。体温36.1℃。脈拍124/分、不整。血圧146/84mmHg。呼吸数30/分。甲状腺の腫大を認めない。聴診上、 III音を聴取する。両側の胸部でcoarse cracklesを聴取する。両側の下腿に浮腫を認める。
- 検査所見:心電図で心房細動を認める。胸部エックス線写真(別冊No. 4)を別に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [106H037]←[国試_106]→[106I001]
[★]
- 58歳の男性。1か月前からの胸痛を主訴に来院した。意識は清明。身長168cm、体重66kg。脈拍84/分、整。血圧142/36Hg。胸骨左縁第3肋間に3/6度の拡張期雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球420万、Hb14.0g/dl、白血球6,800、血小板20万。血液生化学所見:総蛋白7.4g/dl、アルブミン4.0g/dl、尿素窒素15.0mg/dl、クレアチニン0.8mg/dl、AST20IU/l、ALT15IU/l。
- 必要な検査はどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [102D024]←[国試_102]→[102D026]
[★]
- 24歳の男性。高熱と全身倦怠感とを主訴に来院した。1か月前から微熱が続いている.体温39.1℃。脈拍96/分、整。血圧164/48mmHg。胸骨左縁第3肋間に3/6度の拡張期雑音が聴取される。血液所見:赤血球370万、白血球16,000。CRP13mg/dl(基準0.3以下)。胸部エックス線写真で心胸郭比55%、肺野にうっ血を認めない。心電図で軽度の左室肥大を認める。診断に有用なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [097D017]←[国試_097]→[097D019]
[★]
- 55歳の男性。強い胸痛を主訴に3日前に入院し、急性心筋梗塞と診断されて薬物療法を受けていた。今朝突然、高度の呼吸困難を訴えた。脈拍108/分、整。血圧82/60mmHg。顔貌苦悶状で、心尖部に今までなかった4/6度の汎収縮期雑音を新たに聴取するようになった。両肺野に湿性ラ音を聴取する。まず行うべき検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [095G019]←[国試_095]→[095G021]
[★]
- 44歳の男性。胸部圧迫感を主訴に来院した。父親が54歳で突然死している。脈拍60/分、整。血圧148/92mmHg。胸骨左縁第3肋間を最強点とする3/6度の収縮期駆出性雑音を聴取する。心電図(別冊No.3)を別に示す。
- 診断に最も有用なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105B040]←[国試_105]→[105B042]
[★]
- 52歳の男性。突然の胸背部痛を主訴に来院した。5年前から高血圧を指摘されているが治療は受けていなかった。意識は清明。身長178cm、体重72kg。呼吸数20/分。脈拍96/分、整。血圧192/64mmHg、左右差なし。第3肋間胸骨左縁に最強点を有する拡張期雑音を聴取する。
[正答]
※国試ナビ4※ [101H040]←[国試_101]→[101H042]
[★]
- 42歳の女性。左側胸痛を訴えて来院した。数年前から時々左側胸痛を自覚している。痛みは数分程度持続し、体動時だけでなく安静時にも起こる。心尖部で収縮中期クリックと3/6度の収縮後期雑音を聴取する。この患者の診断に最も有用な検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [095C033]←[国試_095]→[095C035]
[★]
- 66歳の男性。労作時に数分間続く胸痛を主訴に来院した。ニトログリセリンで胸痛は軽快する。安静時の心電図に異常を認めない。
[正答]
※国試ナビ4※ [098I041]←[国試_098]→[098I043]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [109G023]←[国試_109]→[109G025]
[★]
- 心臓手術中のモニターとして用いられないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [098G092]←[国試_098]→[098G094]
[★]
- 関
- 心筋シンチグラフィ、タリウムシンチ、シンチ
- K+とほぼ同様の挙動を示し、Na/K ATPaseを介して心筋細胞に取り込まれる。一回の灌流で心筋内に取り込まれその取り込みは冠血流に依存するために、心筋血流分布を反映するといわれている。
- 早期像(静注後10分後)、後期像?(3-4時間後) ← 虚血心筋におけるタリウムの再分布を見るため。半減期73hr。放出エネルギー低。解像度が悪い
- タリウム再分布 → 心筋虚血
- 固定性欠損像 → 心筋梗塞による壊死心筋
[★]
- 英
- myocardial perfusion imaging MPI
- 同
- 心筋イメージング myocardial imaging
- 関
- 心筋シンチグラフィ
[★]
- 英
- myocardial perfusion scintigraphy
- 関
- 心筋血流シンチグラフィー、心筋シンチグラフィ
[★]
[★]
- 英
- thallium perfusion scintigraphy
- 関
- 心筋シンチグラフィ
[★]
- 関
- 201Tlシンチグラフィー、タリウム
[★]
- 関
- シンチグラフィー、シンチグラム
脳血流シンチグラム
脳槽シンチグラム
心筋シンチグラム
心筋壊死シンチグラム
心筋脂肪酸代謝シンチグラム
心筋交感神経シンチグラム
骨血流シンチグラム
肺換気シンチグラム
骨シンチグラム
骨髄シンチグラム
甲状腺シンチグラム
- 123I :(甲状腺摂取率)3時間値5-20%、24時間値15-35%
- 99mTcO4-:(甲状腺摂取率)30分値0.4-3.0%。唾液腺、唾液への生理的な取り込みが多いためバックグラウンドが高い。
- 131I :全身シンチグラムに使用。甲状腺全摘出後に行う。
- 123I-MIBG:甲状腺髄様癌
- 210Tl:分化型甲状腺癌
- 67Ga:甲状腺未分化癌、甲状腺悪性リンパ腫
副甲状腺シンチグラム
- 99mTc-MIBI:ヘキサキス(2-メトキシイソブチルイソニトリル)テクネチウム(99mTc):副甲状腺腫に集積
副腎髄質シンチグラム
副腎皮質シンチグラム
- 131I-アドステロール:クッシング症候群や原発性アルドステロンの確定診断に有用。たぶんステロール環をもっており副腎皮質に取り込まれる
腎シンチグラム
肝受容体シンチグラム
肝胆道シンチグラム
唾液腺シンチグラム
全身検索
ガリウムシンチグラム
タリウムシンチグラム
MIBGシンチグラム
FDGシンチグラム
[★]
- 英
- cardiac muscle (K), heart muscle, myocard cardiac muscle, myocardium
- 関
- 心筋の活動電位、横紋筋、筋肉
- 筋小胞体が発達していない
心筋の酸素消費量 (SPC.226)
- (tension-time index)=左心室内圧曲線収縮期相の面積(mmHg/s)×心拍数
- (doble product)∝(tension-time index)
- 1. 骨格筋細胞と違い心筋細胞は介在板を有しており、介在板近傍に存在するギャップ結合によって活動電位が伝播する。
- 2. ギャップジャンクションを通じて活動電位が伝播すると、心筋細胞膜上の電位依存性Na+チャネルが開き、脱分極が筋細胞全体に広がる。
- 3. 脱分極はT細管(横行管)に伝わり、T細管に存在する電位依存性のタンパク質の構造を変化させ、筋小胞体上のCa2+放出チャネルを開く。
- 4. さらに少し遅れてCa2+/Na+チャネルが長時間開口し、細胞内に多量のCa2+/Na+を取り込む。
- 5. 心筋細胞のT細管は細胞外部に開口しており、Ca2+の取り込みが容易になっている。
- 6. このようにして、細胞外と筋小胞体中のCa2+が細胞質に拡散する。
- 7. ここで、筋収縮に関わるアクチンフィラメントにトロポミオシンとトロポニンが結合し、収縮開始を妨げているが、Ca2+がトロポニンに結合すると、トロポミオシンがアクチンフィラメント上で場所を変える。
- 8. この結果、トロポミオシンが覆い隠していたアクチンフィラメントのミオシン結合部位が露出する。
- 9. ミオシンはATPの加水分解のエネルギーを使って、アクチンフィラメントに結合できる構造をとり、アクチンに結合する。
- 10. ミオシンがアクチンフィラメントで首振り運動をすることで筋収縮が起こる。
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.