心筋逸脱酵素


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Japanese Journal

  • 循環器分野におけるバイオマーカー (特集 疾患バイオマーカー)
  • 来院時に急性冠症候群を疑う所見に乏しく低体温療法後に緊急経皮的冠動脈形成術を要した院外心停止の1例
  • 薬剤性QT延長症候群が疑われた高齢男性の1例

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心筋梗塞の急性期には壊死に陥った心筋から心筋逸脱酵素(CK、CK―MB、GOT、LDHなど)が放出され、血液中で上昇する。最近はベッドサイドで簡単に測定できるトロポニン、心臓型脂肪酸結合蛋白の測定も有用である。
心筋梗塞の検査と診断とは。意味や解説。 心筋梗塞であるかどうかは、おもに症状、心電図、血液検査(心筋逸脱酵素(しんきんいつだつこうそ))で診断されます。 心筋梗塞の症状 通常30分以上続く前胸部の強い胸痛(きょうつう ...


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心筋逸脱酵素、血液検査汎用自動分析装置用 CK-MB測定 臨床検査機器 臨床検査試薬 逸脱酵素』の画像を検索 急性の胸痛をきたす三大鑑別 逸脱酵素



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国試過去問111E065
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111E065」

  [★]

  • 次の文を読み、63~65の問いに答えよ。
  • 46歳の男性。心窩部から左前胸部にかけての痛みを主訴に来院した。
  • 現病歴:本日、午前9時、職場の会議中に心窩部から左前胸部にかけての締め付けられるような痛みが出現した。同時に咽頭部と左肩にも痛みを感じたという。そのまま安静にしていたところ、15分程度で改善したため様子をみていたが、午前9時30分、会議終了時に再び発作が生じた。これも15分程度で治まったが、症状が繰り返すため心配になって、仕事を早退して午前10時30分に来院した。
  • 既往歴:10年前から高血圧症と脂質異常症で内服治療中。
  • 生活歴:妻と2人暮らし。喫煙は40歳まで10本/日を20年間。飲酒は機会飲酒。
  • 家族歴:特記すべきことはない。
  • 現症:意識は清明。身長 162cm、体重 60kg。脈拍 60/分、整。血圧 140/80mmHgで左右差を認めない。呼吸数 16/分。SpO2 99%(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。
  • 検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球 450万、Hb 13.3g/dL、Ht 40%、白血球 6,200(桿状核好中球 2%、分葉核好中球 58%、好酸球 3%、好塩基球 1%、単球 8%、リンパ球 28%)、血小板 18万、Dダイマー 0.6μg/mL(基準 1.0以下)。血液生化学所見:AST 32U/L、ALT 45U/L、LD 260U/L(基準 176~353)、CK 98U/L(基準 30~140)、尿素窒素 11mg/dL、クレアチニン 0.9mg/dL。心筋トロポニンT陰性。胸部エックス線写真(別冊No. 14A)と心電図(別冊No. 14B)とを別に示す。心エコーで前壁から心尖部にかけて軽度の収縮性低下を認める。



  • 今後、繰り返し検査して経時的に所見を確認すべきなのはどれか。2つ選べ。


[正答]


※国試ナビ4※ 111E064]←[国試_111]→[111E066

心筋」

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cardiac muscle (K), heart muscle, myocard cardiac muscle, myocardium
心筋の活動電位横紋筋筋肉
筋小胞体が発達していない

心筋の酸素消費量 (SPC.226)

(tension-time index)=左心室内圧曲線収縮期相の面積(mmHg/s)×心拍数
(doble product)∝(tension-time index)

心筋の筋収縮

  • 1. 骨格筋細胞と違い心筋細胞は介在板を有しており、介在板近傍に存在するギャップ結合によって活動電位が伝播する。
  • 2. ギャップジャンクションを通じて活動電位が伝播すると、心筋細胞膜上の電位依存性Na+チャネルが開き、脱分極が筋細胞全体に広がる。
  • 3. 脱分極はT細管(横行管)に伝わり、T細管に存在する電位依存性のタンパク質の構造を変化させ、筋小胞体上のCa2+放出チャネルを開く。
  • 4. さらに少し遅れてCa2+/Na+チャネルが長時間開口し、細胞内に多量のCa2+/Na+を取り込む。
  • 5. 心筋細胞のT細管は細胞外部に開口しており、Ca2+の取り込みが容易になっている。
  • 6. このようにして、細胞外と筋小胞体中のCa2+が細胞質に拡散する。
  • 7. ここで、筋収縮に関わるアクチンフィラメントにトロポミオシンとトロポニンが結合し、収縮開始を妨げているが、Ca2+がトロポニンに結合すると、トロポミオシンがアクチンフィラメント上で場所を変える。
  • 8. この結果、トロポミオシンが覆い隠していたアクチンフィラメントのミオシン結合部位が露出する。
  • 9. ミオシンはATPの加水分解のエネルギーを使って、アクチンフィラメントに結合できる構造をとり、アクチンに結合する。
  • 10. ミオシンがアクチンフィラメントで首振り運動をすることで筋収縮が起こる。


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.

酵素」

  [★]

enzyme, ferment
酵素反応

酵素の分類

  • (a)酸化還元酵素(oxydoreductase) EC1:ある物質を酸化したり、還元したりします。脱水素酵素、ペルオキシダーゼなどを含みます。
  • (b)転移酵素(transferase) EC2: アミノ基やリン酸基などをある物質から別の物質に転移する酵素です。アミノ基を転移する酵素はアミノトランスフェラーゼと呼ばれます。
  • (c)加水分解酵素(hydrolase) EC3:ある物質(基質)に水(H2OのうちHとOH)を加えることにより、2つに分解します。多くの蛋白分解酵素が含まれます。
  • (d)リアーゼ(lyase) EC4:ある物質を2つに分解します。
  • (e)イソメラーゼ(isomerase) EC5:ある基質を異性体に変換します。
  • (f)リガーゼ(ligase) EC6;ATPのエネルギーを使って2つの物質を結合します。

逸脱」

  [★]

異常異常性回避収差出発脱出脱出症逃避分岐偏位、偏向、偏差免れる迷走漏れ発散逃げるエスケープ

逸脱酵素」

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leaking enzyme
遊出酵素
血中酵素検査

非特異的

胆道

肝臓

筋肉

膵臓