プロキシフィリン
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Japanese Journal
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- モノフィリンとは。効果、副作用、使用上の注意。心臓の筋肉を刺激し、尿の排泄(はいせつ)を促して心臓のはたらきを改善する作用があるので、うっ血性心不全、心臓喘息(ぜんそく)、狭心症の発作の予防、冠動脈硬化症(かんどうみ ...
- 日医工株式会社のモノフィリン原末(プロキシフィリン)について、薬価、写真、作用・効果、副作用、保管方法、医療者によるお薬の評価などを掲載しています。
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Japan Pharmaceutical Reference
販売名
モノフィリン注200mg
組成
モノフィリン注200mg
1管(2mL)中プロキシフィリン200mgを含有する。
添加物として等張化剤,pH調節剤を含有する。
禁忌
- 本剤,又は他のキサンチン系薬剤に対し,重篤な副作用の既往歴のある患者
効能または効果
- 気管支喘息,喘息性(様)気管支炎,うっ血性心不全
- プロキシフィリンとして,通常成人1回200mgを皮下,筋肉内あるいは静脈内注射する。
なお,年齢,症状により適宜増減する。
慎重投与
- 急性心筋梗塞,重篤な心筋障害のある患者[心筋刺激作用を有するため,症状を悪化させるおそれがある。]
- てんかんの患者[中枢刺激作用によって発作を起こすおそれがある。]
- 甲状腺機能亢進症の患者[甲状腺機能亢進に伴う代謝亢進,カテコールアミンの作用を増強するおそれがある。]
- 急性腎炎の患者[腎臓に対する負荷を高め尿蛋白が増加するおそれがある。]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
- 小児(「小児等への投与」の項参照)
薬効薬理
心筋の収縮に対する作用
- ネコの摘出乳頭筋を用いた実験で,筋収縮力の増加作用はジプロフィリンとほぼ同等であり,テオフィリンの約0.5倍であった。2)
気管支痙攣緩解作用
- モルモットの摘出肺を用いた実験で,ヒスタミンによる気管支痙攣に対する抑制作用はジプロフィリンの約1.5倍,テオフィリンの約0.25倍であった。3)
利尿作用
- ウサギを用いた実験で,200mg/kg経口投与により130%の尿量増加(20〜60分)が認められた。4)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- 7-(β-Hydroxypropyl) theophylline
分子式
分子量
性状
- 白色の結晶又は結晶性の粉末で,においはない。
水に溶けやすく,エタノール(95)にやや溶けやすく,無水酢酸又はアセトンにやや溶けにくく,ジエチルエーテルに溶けにくい。
融点
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- cardiac stimulant、cardiotonic、cardiotonics
- 関
- 強心、強心性、強心薬、心保護薬
商品
[★]
- 英
- proxyphylline
- 商
- アストモリジン配合、モノフィリン
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3