ペニシラミン
WordNet
- the 4th letter of the Roman alphabet (同)d
PrepTutorEJDIC
- deuteriumの化学記号
- (おもに人称代名詞・固有名詞(人名),thereの後で)had, wouldの短縮形 / (疑問文でwhere,what,whenの後で)didの短縮形;Where'd he go?=Where did he go?
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/08/14 08:23:12」(JST)
[Wiki ja表示]
D-ペニシラミン
|
IUPAC命名法による物質名 |
(2S)-2-アミノ-3-メチル-3-スルファニルブタン酸 |
臨床データ |
法的規制 |
|
投与方法 |
経口 |
薬物動態的データ |
生物学的利用能 |
変異性 |
代謝 |
肝臓 |
半減期 |
1 時間 |
排泄 |
腎臓 |
識別 |
CAS番号 |
52-67-5 |
ATCコード |
M01CC01 |
PubChem |
CID 5852 |
DrugBank |
APRD01171 |
KEGG |
D00496 |
化学的データ |
化学式 |
C5H11NO2S |
分子量 |
149.212 g/mol |
D-ペニシラミン(英: D-penicillamine)は重金属拮抗薬、免疫抑制剤である。システインのジメチル誘導体であり、水に極めて溶けやすい。ペニシリンを加水分解することによって得られる。
目次
- 1 作用
- 2 副作用
- 3 禁忌
- 4 参考文献
- 5 関連項目
作用
メルカプト基を持つため銅、水銀、亜鉛、鉛などの重金属と可溶性キレート錯体を形成し、尿中への排泄を促す。このため重金属中毒、肝レンズ核変性症(ウィルソン病)、シスチン結石症の治療に使用される。
また、メルカプト基により、免疫複合体分子内のジスルフィド結合を開裂させる。(SH基がIgM 5量体をモノマーに解離させることが知られている。)1964年 Jaffeによって関節リウマチ治療薬として用いられるようになった。日本では1970年代後半より関節リウマチ治療薬として用いられるようになった。
さらに、作用基序は不明だが、Tリンパ球を介して細胞性免疫系に作用し免疫抑制作用を示すため、自己免疫疾患に対して用いられる。免疫抑制効果発現には2〜3ヶ月かかる。
副作用
副作用として無顆粒球症、間質性肺炎、味覚障害、発疹、発熱などが認められる。また、ビタミンB6拮抗作用を持つため、視神経炎が生じる。
禁忌
同じ関節リウマチ治療薬の金チオリンゴ酸ナトリウムとの併用は、重篤な血液障害を起こすので禁忌である。
参考文献
- 吐山豊秋著 『新編家畜薬理学 改訂版』 養賢堂 1994年 ISBN 4842594047
- 伊藤勝昭ほか編集 『新獣医薬理学 第二版』 近代出版 2004年 ISBN 4-87402-101-8
- 小野寺憲治ほか編集『わかりやすい薬の効くプロセス』 ネオメディカル 2008年 ISBN 978-4-9903263-2-6
関連項目
|
この項目は、薬学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:薬学/Portal:医学と医療)。 |
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 討論会レビュー 講演賞 D-ペニシラミンを配位した混合金属14核クラスター
- 吉成 信人
- Bulletin of Japan Society of Coordination Chemistry (55), 94-96, 2010-05
- NAID 40018745526
- 薬物療法--有用性と副作用対策を中心に 金製剤,D-ペニシラミン (関節リウマチ(第2版)--寛解を目指す治療の新時代) -- (関節リウマチの治療)
Related Links
- メタルカプターゼとは?ペニシラミンの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版) ... 概説 関節リウマチを治療するお薬です。そのほか、ウイルソン病や重金属中毒にも適応します。 作用 【作用-1】
- D-ペニシラミンとは?goo Wikipedia (ウィキペディア) 。出典:Wikipedia(ウィキペディア)フリー百科事典。 D-ペニシラミンとは - goo Wikipedia (ウィキペディア) gooトップ サイトマップ スタートページに設定 RSS ヘルプ メニューへスキップ ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
[★]
[★]
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[★]
- 英
- systemic sclerosis, systemic scleroderma, SSc
- 同
- 汎発性強皮症 diffuse sclerosis、進行性全身性硬化症 progressive systemic sclerosis PSS、全身性硬化症
- 関
- 強皮症、膠原病
概念
- 皮膚硬化を特徴とする強皮症のうち、皮膚のみでなく全身の諸臓器(肺、消化管、心、腎、関節など)に病変がみられるもの。
病因
- 珪肺症患者:リスク110倍
- 美容などの豊胸手術後に発症:シリコンがアジュバンドとして作用
- 塩化ビニル工場従事者に多い
- 薬剤(ブレオマイシン、トリプトファン)
- マイクロキメリズム(胎児由来血液幹細胞が母胎に移行)
疫学
- 30-50歳に好発。男女比は1:3-4。(NDE.171)
病型
- limited cuteneous SSc, diffuse cuteneous SSc
limited cuteneous SSc
- 皮膚硬化は肘から末梢に限局
- 内臓病変:軽度
- 予後:良好
- 自己抗体:抗セントロメア抗体
CREST症候群
- C:carcinosis:石灰沈着
- R:Raynaud's phenomenon:レイノー現象
- E:esophageal dysfunction:食道機能不全
- S:sclerodacrylia:強指症
- T:teleangiectasia:毛細血管拡張
diffuse cuteneous SSc
症状
- 初発症状:レイノー現象、指、手の硬化
- 関節炎、食道蠕動運動低下、下部食道の拡張、肺線維症(55%)、肺高血圧(5%)、心症状(不整脈、伝導障害)(10-20%)、心膜炎(3%)、吸収不良症候群、強皮腎(悪性高血圧症。5%)、橋本甲状腺炎
- 強皮腎:血管内皮細胞の障害→血管内膜の肥厚、内腔の狭窄→血管の攣縮・虚血→輸入動脈、糸球体係蹄の壊死→レニン産生の亢進→悪性高血圧→急性腎不全
症状の出現頻度
- 100%:皮膚硬化、レイノー現象
- 60%:食道機能障害、肺線維症
- 20%:小腸、大腸、ミオパチー
- 10%:心肥大
- 5%:肺高血圧、強皮腎
検査
診断
(1) 大基準
手指あるいは足趾を越える皮膚硬化※1
(2) 小基準
① 手指あるいは足趾に限局する皮膚硬化
② 手指尖端の陥凹性瘢痕,あるいは指腹の萎縮※2
③ 両側性肺基底部の線維症
④ 抗トポイソメラーゼⅠ(Scl-70)抗体または抗セントロメア抗体陽性
(3) 除外基準
① ※1 限局性強皮症(いわゆるモルフィア)を除外する
② ※2 手指の循環障害によるもので,外傷などによるものを除く
(4) 診断の判定
大基準を満たすものを強皮症と診断する。
大基準を満たさない場合は,小基準の①かつ②~④のうち1項目以上を満たすものを強皮症と判断する
治療
- 進行性腎不全に陥り予後は重大であるが、早期のACE阻害薬による治療が予後を改善させた(REU.195)
予後
- 5年生存率 :93.7%
- 10年生存率 :76.6%
予後因子
- 全身の皮膚硬化
- 腎病変
- 心、血管病変
- 抗Scl-70抗体 ←予後不良
- 抗セントロメア抗体 ←予後良好
[★]
- 英
- antirheumatic drug
- 同
- 疾患修飾性抗リウマチ薬 disease-modifying antirheumatic drug DMARD、遅効性抗リウマチ薬 slow-acting antirheumatic drug SAARD
- 関
定義
- 1. 関節リウマチの治療薬であって、関節破壊を抑制する薬剤のことを指す(出典不明)
- 遅効性:一般的にこれらの薬剤は効果が出るまでに数ヶ月要する(別名:SAARDs, slow-acting antirheumatic drugs, 遅効性抗リウマチ薬)。
- 2. 関節リウマチの治療薬のこと。金剤、D-ペニシラミンなど。DMARDsとも呼ばれる(REU.66)
- 免疫抑制薬は、抗リウマチ薬が奏功しない、あるいは疾患の活動性が高いときに切り札的に用いられるが、これを抗リウマチ薬にふくめるかどうかは謎。(REU.66では抗リウマチ薬に含めていない)
- Disease-modifying antirheumatic drugs (DMARDs) is a category of otherwise unrelated drugs defined by their use in rheumatoid arthritis to slow down disease progression. The term is often used in contrast to non-steroidal anti-inflammatory drug, which refers to agents that treat the inflammation but not the underlying cause.
- The term "antirheumatic" can be used in similar contexts, but without making a claim about an effect on the course.
- 抗リウマチ薬はRAの進行を抑えるかどうかは問わない。抗リウマチ薬の下位概念としてDMARDがある(NSAIDsも含まれると考えて良いだろう)。DMARDはNSAIDsを待避させた概念か。
抗リウマチ薬 (リウマチ ガイドライン?より)
抗リウマチ薬の薬剤性肺障害
副作用
- 出現率:50%
- 皮疹、口内炎、脱毛
- 胃腸障害、味覚障害
- 間質性肺炎
- 骨髄抑制
- 肝機能障害
- 蛋白尿
[★]
ペニシラミン、D-ペニシラミン
[★]
- 英
- D-penicillamine (2,5)-enkephalin、DPDPE
[★]
- 英
- penicillamine, D-penicillamine
- 同
- D-ペニシラミン
- 商
- メタルカプターゼ, Cuprimine, Depen
GOO. capter65(重金属拮抗剤)
- キレート剤。金属解毒薬
- アスピリンを投与された肝臓病患者の尿から見いだされた。
構造
- D-β,β-dimethylcystein
- システイン残基の炭素(-CH3-SH)に結合している2つの水素原子がメチル基に置換された構造
作用機序
キレート薬
薬理作用
動態
適応
- 銅、水銀、鉛、亜鉛の中毒 (GOO. 771)
- cystiuria (GOO. 771)
- Wilson's diease(hepatolenticular degeneration woing to an excess of copper) (GOO. 771)
- 関節リウマチ(稀) (GOO. 771)
[★]
[★]
- 英
- (ns)louse, (np)lice
- 関
[★]
- 英
- lamin
- 関
- 核ラミン