- 英
- thyroid cartilage (Z)
- ラ
- cartilago thyroidea
- 関
- 喉頭、喉頭軟骨
- 図:N.59,73
- 「甲状軟骨の喉頭隆起はC5の高さにある」らしい (KL.613 N.59)
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 術前評価で発見不能であった下顎隆起による挿管困難の1症例
- 荒木 幸仁,冨藤 雅之,鈴木 洋,塩谷 彰浩
- 音声言語医学 53(3), 187-193, 2012-07-20
- … 注入が可能となる.注入後は硬化まで鉗子にて固定し,確実な披裂軟骨内転効果を得ることができる.治療成績も良好で,最大発声持続時間・平均呼気流率で有意な改善を認めている.また披裂軟骨内転効果を生かし,両側声門BIOPEX注入による声門閉鎖術を考案し,良好な経過をたどった症例を紹介する.BIOPEX声帯内注入術は経口的な甲状軟骨形成術I型と披裂軟骨内転術の要素を併せもった術式であると考えている. …
- NAID 10030784899
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- 百科事典マイペディア 甲状軟骨の用語解説 - 喉頭(こうとう)の外郭をつくる軟骨。楯(たて)状なのでこの名がある。その前面は成人男子では首の正中の皮下に突出し喉頭隆起といい,〈のどぼとけ〉または〈アダムのリンゴ〉と呼ばれている。
- 甲状腺をちょっと勉強! 甲状腺はどこにあるのでしょうか? 甲状腺は首の中央の「のどぼとけ(甲状軟骨)」の下に位置し、ハートあるいは蝶のような 形をした内分泌腺です。 (この図はメルクマニュアル医学百科より引用 ...
- ... 輪状甲状軟骨接近術(一色の甲状軟骨形成4型) 実際、高い声を出す時は輪状甲状筋が収縮して、輪状軟骨と甲状軟骨が接近し、その結果、声帯は引っ張られ緊張します。手術でもこの筋の働きをまねて二つの軟骨を糸と人工組織で ...
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★リンクテーブル★
[★]
- a 甲状軟骨の前面にある。
- b 触知すれば異常である。
- c 高齢者ほど頭側に位置する。
- d 正常では嚥下で移動しない。
- e 側面からの視診も有用である。
[正答]
※国試ナビ4※ [105H002]←[国試_105]→[105H004]
[★]
- 英
- tracheostomy, tracheotomy
- 同
- (国試)気管切開、気管切開法
- 関
- 輪状軟骨、甲状軟骨、輪状甲状靭帯。気管開口術。輪状甲状切開術 喉頭切開術。気管カニューレ抜去困難症 気管套管抜去困難症 difficulty in decanulation after tracheostomy
- tracheotomy :一時的な開口
- tracheostomy:永続的な開口
概念
適応
(1)
- (1)気管挿管が不可能な場合や(2)2週間以上の長期挿管が必要となる場合
- 例:上気道閉塞(口腔咽頭領域の腫脹や腫瘍など)、頭頚部手術症例(術後出血の可能性を有する症例、呼吸管理が必要となる症例)、人工呼吸管理が必要な症例(重症肺炎、筋神経疾患など)などがあげられる。絶対禁忌となる症例はないが、出血傾向や凝固異常がある症例ではできる限りその改善を待って行うべき。
- 1. 遷延性意識障害患者の気道確保
- 2. 長期人工呼吸
- 3. 頻回の気道の吸引・洗浄が必要な場合
- 4. 上気道狭窄・閉塞(外傷、炎症、腫瘍、異物など)
- 5. 誤飲、誤嚥の予防、
- 6. 心肺蘇生時
- 7. 頭頚部悪性腫瘍などの手術時
SOTO.593
1. 気道閉塞
- 目的:気道閉塞の防止
- 適応:喉頭狭窄、口腔・喉頭の炎症性主張、顔面・頭頚部外傷あるいは新生物による閉塞、両側舌下神経麻痺、両側反回神経麻痺(声帯正中位固定症)、甲状腺・気管周囲リンパ節腫脹による気管の圧迫性閉塞、上気道領域の手術後一時的処置、咽頭・喉頭手術の前処置
2. 下部気道における分泌物貯留の処置と予防
- 目的:頻回の気道吸引、誤嚥防止
- 適応:延髄球麻痺、重症筋無力症、各種の原因による意識障害、頭頚部外傷など。特に経口的気管挿管による管理がが1週間以上の長期に及ぶ場合(声門の保護)。
3. 呼吸不全
- 目的:死腔の減少(50%減少)、気流抵抗(声門による)の減少、人工呼吸器による加圧呼吸
- 適応:中枢性・末梢性神経機能不全による呼吸不全、慢性呼吸器疾患、重症胸部外傷
4. その他
- 気道異物の摘出(下気管支鏡)
- 経口挿管不能例
- 閉塞型睡眠時無呼吸症候群の永続的な治療
術式(1)
時期による分類(1)
部位による分類(1)
- 甲状腺の峡部を下方に圧排し、甲状腺の上方で気管切開を行う。
- 成人の気管切開では原則上気管切開である。
- 欠点:気道狭窄の原因となることがある。
- 甲状腺の峡部を切断した上で気管切開する。
- 利点:安全で確実な方法
- 欠点:甲状腺切断部の止血が必須
- 甲状腺を上に圧排し、甲状腺の下方で気管切開
- 欠点:肥満で短頚の患者では難しいことがある
気管切開による合併症
- SOTO.598
- 呼吸困難
- 出血
- 呼吸障害
- 皮下気腫、縦隔気腫、気胸
- 術後肺合併症
- 軟骨膜炎・咽頭狭窄 ← 晩期合併症
- 気管カニューレ抜去困難症
手順
- 1. 可能なら気管挿管し、局所麻酔 or 全身麻酔する。(緊急時には無麻酔もありうる)
- 2. 皮膚横切開。(横切開でも縦切開でもokだが、前者の方が術後の瘢痕が残りにくい)
- 輪状軟骨の下縁約2-3cmで5cmの皮膚を横切開する(SOTO.595)。
- 輪状軟骨の下縁から約2-5cmの皮膚を縦切開する(SOTO.595)。
- 3. 軟部組織を鈍的剥離(剥離は縦方向に行う)
- 4. 舌骨下筋群を左右に分ける。
- 5. 必要があれば、甲状腺峡部を結紮し切離。
- 6.十分な止血
- 7. 気管切開
- 通常、2-3気管軟骨部で行う。2-4気管輪の高さ(SOTO.596)とする資料もある。
- 切開法:縦切開、十字切開、逆U字切開など
- 低圧カフ付きのプラスチックカニューレ、金属カニューレ
- 9. カニューレ口に当てたガーゼ片が呼気時に翻転することによりカニューレの適切な挿入を確認(SOTO.596)。
- 10. 皮膚縫合
- 皮下気腫防止のために皮膚縫合は密に行わないようにする(SOTO.596)
参考文献
- 1. イラスト手術手技のコツ : 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 飯沼壽孝 東京医学社
[★]
- 英
- branchial arch
- 同
- 咽頭弓 pharyngeal arch
- 関
- 鰓嚢、咽頭嚢
- first aid step1 2006 p.122
[★]
- 英
- larynx (KL,K)
- 関
- 咽頭
解剖
- 第4~6頚椎の高さにある。約5cm (KL.612) <→ C3-C6椎体の高さにある(M.571)
組織
- 呼吸器の上皮の移行
- 呼吸上皮
- 重層扁平上皮:喉頭蓋、声帯遊離縁
- 声帯以外の粘膜下組織中には喉頭腺が存在。喉頭室部に多い。
リンパ
- 上喉頭動静脈に沿って舌骨甲状膜を貫通 → 上内頚静脈リンパ節、中内頚静脈リンパ節
- 喉頭粘膜のリンパ網は、仮声帯、喉頭入口部でよく発達。喉頭蓋基部の小孔を通じて喉頭蓋前間隙のリンパ組織に連絡し、さらに内深頚リンパ節につらなっている。このため声帯上部癌のリンパ節転移率は喉頭癌のうち最も高率(SOTO. 560)
- 下喉頭動静脈に沿って喉頭前リンパ節・気管リンパ節 → 下内頚静脈リンパ節
- 喉頭前リンパ節、気管周囲リンパ節につながっている(SOTO. 560)
機能
喉頭の固有筋→喉頭筋
臨床関連
- 喉頭先天性疾患
- 喉頭外傷
- 喉頭異物
- 喉頭炎症
- 喉頭非腫瘍性病変
- 喉頭ポリープ(声帯ポリープ):声帯縁にに好発する広基性、有茎性の浮腫性腫瘤。声帯前1/3に好発。一側性が多い。表面平滑、色調は声帯と異なる。種々の嗄声を示す。保存療法(沈黙療法)で軽快しなければ手術的に切除。
- 声帯結節:声帯の前1/3に好発。両側性が多い。女性に多く、声を酷使する職業に多い。幼児・学童では男性に多い。表面の色調は声帯と変わらない。嗄声をしめし、気息性嗄声が主。保存療法(沈黙療法)で軽快しなければ手術的に切除。
- ポリープ様声帯
- 喉頭肉芽腫
- 喉頭嚢胞
- 喉頭角化症/喉頭白色病変/喉頭白色病変/喉頭白板症
- 喉頭癌
[★]
- 英
- instrinsic muscle
- 関
- 喉頭、喉頭筋、外喉頭筋
[★]
- 英
- superior laryngeal nerve (N)
- ラ
- nervus laryngeus superior
- 関
- 喉頭、迷走神経
由来
支配
- 運動性の外枝:輪状甲状筋
- 知覚性の内枝:声帯ヒダまでの喉頭の粘膜の近く
走行
- 参考:N.67(側面),71(背面)
[★]
- 英
- lamina of thyroid cartilage
- ラ
- lamina cartilaginis thyroideae
[★]
- 英
- cartilage (M)
- 同
- 軟骨組織
- 関
- [[]]
分類
[★]
- 英
- bone
- ラ
- os
- 関
- 骨格