- 英
- auricle
- ラ
- auricula
臨床関連
WordNet
- a small conical pouch projecting from the upper anterior part of each atrium of the heart (同)atrial auricle, auricula atrii
- the externally visible cartilaginous structure of the external ear (同)pinna, ear
- yellow-flowered primrose native to Alps; commonly cultivated (同)bear''s ear, Primula auricula
- a pouch projecting from the top front of each atrium of the heart (同)auricular appendage, auricular appendix
PrepTutorEJDIC
- (心臓の)心耳(しんじ);(耳の)外耳 / 耳状のもの
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/12/31 19:52:06」(JST)
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耳介 |
|
ラテン語 |
auricula |
グレイの解剖学 |
書籍中の説明(英語) |
動脈
|
後耳介動脈、前耳介枝
|
神経
|
三叉神経, 大耳介神経, 小後頭神経
|
耳介(じかい、pinna)または耳殻(じかく)とは、動物の耳のうち、外に張り出て飛び出している部分のこと。外耳の一部。音を集める機能の他、動物によっては体温調節の機能などを担っている場合もある。なお、耳には耳介以外の部分も含まれているのだが、俗に耳介の部分を指して「耳」と呼ぶこともある。
目次
- 1 ヒトの耳介
- 2 ヒト以外の耳介
- 3 関連項目
- 4 出典
ヒトの耳介[編集]
ヒトの耳介は、頭部の左右に1対存在する。この部分は、主に軟骨と皮膚とでできている。しかし、耳垂の部分には軟骨が存在しない。なお、耳介の部分に存在する軟骨を、耳介軟骨と呼ぶ。ここにはエラスチンが多く含まれており、これが耳介の形状を一定に保つのに役立っている。
さて、ヒトの耳介も、他の動物の耳介と同様に、集音器として役立っている。これは手を耳介の後ろにあてがってみれば、音の聞こえが良くなることから、その効果を確かめることができる。ただし、ヒトの場合は耳介を動かすための筋肉群(前耳介筋、上耳介筋、後耳介筋、対珠筋など)が退化しているため、耳介を意図的に動かして集音するということは事実上できない。稀にヒトでも耳介を動かすことができる個体もいるが、例えばネコのように聴きたい方向に耳介の向きを合わせるなどといった芸当は、ヒトでは到底不可能である。
それから、外耳道が共鳴器となり、共鳴する周波数付近の音の感度を上げていることは有名だが、ヒトの耳介に存在する窪みや溝も共鳴器となり、共鳴する音を増幅している [1] 。 なお、ヒトの耳介で共鳴する音の周波数は、ヒトの外耳道で共鳴する音よりも、さらに高い周波数である。
ちなみに、耳介は外部に露出した部分なので、ヒトの身体の中でも凍傷になりやすい部分として知られている。したがって、寒冷地では耳介を保護するための防寒具が用いられることもある。
この他、ヒトのY染色体の問題によって発症する、耳介の部分に毛が多くなる耳介多毛症と言うものも存在する。
ヒト以外の耳介[編集]
関連項目[編集]
出典[編集]
- ^ 山内 昭雄、鮎川 武二 『感覚の地図帳』 p.40 講談社 2001年11月20日発行 ISBN 4-06-206148-1
UpToDate Contents
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- 1. 耳介(耳)裂傷の評価および管理 assessment and management of auricle ear lacerations
- 2. 外耳炎:治療 external otitis treatment
- 3. その他の緑膿菌感染症 other pseudomonas aeruginosa infections
- 4. 耳の先天異常 congenital anomalies of the ear
- 5. モース手術 mohs surgery
Japanese Journal
- 症例報告 耳介,鼻および気管軟骨に病変を認めた再発性多発軟骨炎の1例
- 耳介前部の腫脹が続く8カ月男児 (特集 症例に学ぶ--小児放射線カンファレンス) -- (頭頸部)
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- 耳介軟骨膜炎。耳介軟骨膜炎とはどんな病気か 耳介は、軟骨の上に薄い皮下組織をお いて皮膚におおわれています。とくに耳介前面は皮下組織が少ないために、感染や機械 的刺激により炎症が軟骨膜に容易に及びます。ひとたび軟骨膜に gooヘルスケア ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- audition, hearing
- 同
- 聴感覚
- dB = 20 log10 (被験音圧)/(基準音圧)
聴覚の受容器
- 集音・共振による音圧増強: 20dB
- 鼓膜面積:アブミ骨底面積比と耳小骨連鎖のてこ比による音圧増強: 27dB
-
- 基底膜の幅・柔らかさ・外有毛細胞による伸縮作用が異なる。
- 前庭階の入り口に近い基底膜が高周波数に応じて振動する (SP.240)
基底膜振動の伝播と進行波
SP.
基底膜振動の伝播は進行波と呼ばれる。
-周波数同調特性
SP. 240,251,252
-同調曲線
SP. 240,250,251
-特徴周波数
SP. 240,250
- 同調曲線上で、応答の閾値が最小値をとる周波数はその系が最も応答しやすい周波数(=特徴周波数)となる。
-周波数帯域
周波数帯SP. 239
-周波数局在性
SP. 202,206,241,250,258,260
- 振動周波数が高くなるに従い、振動の頂点は蝸牛管基部に生じる
- 蝸牛器官、らせん神経節、蝸牛神経核、上オリーブ核、台形体核、外側毛帯核、下丘、内側膝状体、聴皮質はすべて周波数局在性を有する(SP.250)
コルチ器 (2007年後期生理学授業プリント)
- 蝸牛基底部から頂部に至るらせん状の構造を全体として形成する
- 蝸牛の回転の内側に配列する
- 1列
- 3500個/蝸牛
- 感覚毛(不動毛。×動毛)
- 受容器細胞として主役
- 求心線維の90-95%が分布
- 内柱細胞 inner pillar cell
- コルチのトンネル tunnel of Corti
- 外柱細胞 outer pillar cell
- 外有毛細胞 outer hair cell
SP. 240-243,245-252,259
- 蝸牛の回転の外側に配列する
- 3-4列
- 20000個/蝸牛
- 感覚毛(不動毛。×動毛)
- 遠心性細胞が分布
- 膜電位に応じて長さを変化させ、基底膜同調特性に非線形的な増強を与えると考えられている。
- ヘンゼン細胞 Hensen cell
- 網状板(=網様膜)
- 蓋膜
- 蝸牛神経線維
- 遠心性線維(蝸牛神経節経由)
- 求心性線維(上オリーブ核(延髄)由来)
受容器電位 receptor potential
SP. 50,185,219,220,243
- 受容器電位の発生から聴神経におけるインパルス発生まで
- 1. 有毛細胞の感覚毛屈曲
- 2. 有毛細胞における受容器電位の発生
- 3. 有毛細胞から求心性線維への神経伝達物質(グルタミン酸)放出
- 4. 求心性線維終末におけるEPSP発生
- 5. 求心性線維終末における活動電位の発生
蝸牛マイクロフォン電位 cochlear microphonics potential, CM
SP. 247
- 聴覚刺激を与えることで、内耳および内耳周辺では刺激をを忠実に反映した電気信号が記録される。この電位をマイクロホン電位と呼ぶ(SP.247)
- 蝸牛マイクロフォン電位は感覚毛の振動で生じた受容器電位の総和(PT.163)
内リンパ腔電位 endolymph potential (=蝸牛内直流電位)
SP. 246,247
難聴
- 伝音性難聴とは、伝音機能の不良(音の伝達不良)によって起こる難聴であり、鼓膜破損や耳小骨硬化、慢性中耳炎などで起こり、骨伝導には問題がない。低音域で障害があらわれ、補聴器で補正できる。
- 感音性難聴とは、音の受容に問題があって起こる難聴であり、コルチ器官や聴神経あるいは聴神経核などの障害、利尿剤・老化による有毛細胞の変性などで起こる。高音域で障害があらわれ、補聴器で補正できない。
聴覚の伝導路
SP. 254-
- 1. 蝸牛・コルチ器官・有毛細胞
- 2. 蝸牛神経線維
- 3. らせん神経節(=蝸牛神経節) [一次ニューロン]
- 4. 蝸牛神経核 cochlear nucleus
- 5. 上オリーブ核群
- 6. 台形核
- 7. 外側毛帯
- 8. 外側毛体格
- 9. 下丘
- 10. 内側膝状体
- 11. 視床枕・網様核
- 12. 大脳皮質第一次聴覚野
- 13. 大脳皮質聴覚連合野
- 14. 大脳皮質感覚性言語中枢
(Q.book p.107)
伝導路における交叉
- 交叉は台形体・下丘で行われるが、反対皮質の優位性は低い
- 聴覚は両側性に中枢に伝わる
- 4-6個のニューロンを比較的多数のシナプスを中継して中枢に至る
[★]
- 英
- external carotid artery ECA
- ラ
- arteria carotis externa
- 同
- 外頸動脈
- 図:N.30
- 側面から見ると、顎二腹筋の深層を横切っている(N. 30)
起始
走行
- 総頚動脈からの分岐は甲状軟骨上縁(C4?(M.),C6?(KL.627))
- 分岐直後は内頚動脈の前方かつ内側を上行する (KL.627)
- 下顎角の内側を走行し、下顎角のあたりから次第に後方に寄り耳介の前方に至る
枝 (KL.627)
(200%,Red){8本};の枝を出す
[★]
- 英
- cartilage (M)
- 同
- 軟骨組織
- 関
- [[]]
分類
[★]
- 英
- pocket ear
- 同
- 埋没耳 cryptotia
- 関
- 耳介
参考
- http://www.jsprs.or.jp/member/disease/congenital_anomaly/congenital_anomaly_08.html
[★]
- 英
- ear lobe、earlobe、lobe of the ear、lobule of auricle、lobule of the ear、lobulus auriculae
- 関
- 耳介
[★]
- 英
- retroauricular node, posterior auricular lymph node, retroauricular lymph node
[★]
- 英
- oculoauriculovertebral spectrum
[★]
- 英
- extrinsic auricular muscles