核黄疸
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Japanese Journal
- 核黄疸(ピリルビン脳症)の発症予知と予防 (特集 周産期医療の向上を目指して--予知・予防・治療とシステムの最前線(新生児編)) -- (予知・予防の進歩)
- 洲鎌 盛一,岸野 愛,岩村 美佳,与田 仁志,寒竹 正人,野渡 正彦
- 日本小児科学会雑誌 113(8), 1238-1244, 2009-08-01
- NAID 10026275786
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- 9 母子保健情報 第62号(2010年11月) 核黄疸(ビリルビン脳症)の発症予知と予防 A:予知・予防の進歩 キーワード 核黄疸、ビリルビン脳症、アンバウンドビリルビン、新生児黄疸 社会医療法人愛仁会高槻病院小児科部長 李
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- 慢性肝不全とは(2) 慢性肝不全は主に腹水、浮腫、消化管出血、黄疸肝性脳症といった症状を示します。 また低カリウム血症や高ナトリウム血症、胃・十二指腸潰瘍、 耐糖能の低下による糖尿病を合併することも多くあります。
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★リンクテーブル★
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- 英
- kernicterus, nuclear jaundice, nuclear icterus
- 同
- ビリルビン脳症 bilirubin encephalopathy
- 関
- 新生児黄疸
小児科学第2版 p.423-
概念
- 新生児において高度の高間接ビリルビン血症(5mg/dL異常)の持続により、血管脳肝門を通過したビリルビンが脳に蓄積して生じる。生後3-7日で症状が出現する。
症状
- ビリルビン脳症の症状である
-
-
- ほ乳不良、甲高い鳴き声、筋緊張低下(深部反射亢進)、運動発達千円
治療
出生体重 光線療法 交換療法
<1,500g 0.3μg/dl 0.8μg/dl
≧1,500g 0.6μg/dl 1.0μg/dl
-
予後
- 第1期症状(Moro反射が消失し元気がなくなる)で治療を行えば、障害は防ぐことができる。
- 後弓反張や落陽現象、痙攣など神経学的所見が明らかになった症例では、アテトーゼを伴う脳性小児麻痺、高温域の感音性難聴の後遺症を残すリスクが高い。
[★]
- 英
- blood brain barrier,blood-brain barrier, BBB
- 同
- 血液-脳関門
- 関
- 胎盤関門、血液空気関門
概念
- 図:SCN.146(血液脳関門が存在しない部位)
- 脂溶性の物質は通過しやすい
- アストロサイトは血管周囲を連続的に覆って層を形成し、血液脳関門を維持している (HIS.166)
- 脳の血管内皮細胞から排出ポンプであるP-glycoproteinが薬物を除去している (HAR.30,32f)
血液脳関門が存在しない部位
新生児における血液脳関門の機能低下(SPE.110)
- → 核黄疸(ビリルビン脳症)のリスクファクター (G10M.331)
[★]
- 英
- encephalopathy
脳症の一覧
[★]
- 英
- bilirubin
- 同
- ヘマトイジン、類血素 hematoidin
- 関
- 黄疸
血清ビリルビンの由来
- 70-80%が網内系での老廃赤血球の破壊に由来、20-30%が骨髄での無効増血と肝臓での代謝回転の早いヘム由来のシャントビリルビンに由来。
- 70-75%が脾臓、肝臓などで老化赤血球に由来、10-20%が骨髄の無構造血、約10%が肝臓などのヘム蛋白に由来。1日に250-300mg生成される。
- 細網系由来:ヘモグロビンは細胞内秘計でヘムとグロビンに分解され、ヘムはヘムオキシゲナーゼにより開裂切断を受けてビリベル人となり、さらにビリベル人還元酵素の作用を受けて遊離型ビリルビンになる。遊離型ビリルビンは水溶性が低いため血中で血清アルブミンと結合して存在し、肝臓に運ばれてミクロソーム内のUDP-グルクロニダーゼにより、グルクロン酸抱合されて抱合型ビリルビンとなる。抱合型ビリルビンの大部分は胆道系を経て胆汁に排泄され、一部は血液中に漏れだし、尿中に排泄される。胆汁中の縫合ビリルビンは腸内に排泄され腸内細菌により還元されウロビリノゲン隣、大部分は便中に排泄される。一部のウロビリノゲンは小腸で再吸収されて血液中に移行し、大部分は肝臓で処理され胆汁に移行(腸肝循環)するが、一部は尿中に排泄される(LAB.563)。
基準値
血清ビリルビン
- 単位:1 μmol/L = 0.058 mg/dl
(流れが分かる臨床検査マニュアル上 p.13)
HIM.A-4
- total bilirubin: 5.1-22μmolL, 0.3-1.3 mg/dl
- direct bilirubin: 1.7-6.8μmolL, 0.1-0.4 mg/dl
- indirect bilirubin: 3.4-15.2μmolL, 0.2-0.9 mg/dl
ビリルビンの吸収波長
- ■~■
臨床関連
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- 英
- sis, pathy
[★]
- 英
- bottle
- 関
- ビンづめ