フェノテロール
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ポルボノール錠2.5mg
組成
成分・分量
添加物
- 結晶セルロース、硬化油、乳糖水和物、部分アルファー化デンプン
禁忌
- カテコールアミン(アドレナリン、イソプレナリン等)を投与中の患者(「相互作用」の項参照)
- 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- 下記疾患の気道閉塞性障害に基づく呼吸困難などの諸症状の緩解
気管支喘息、慢性気管支炎、肺気腫、塵肺症
- 通常成人には1回1錠(フェノテロール臭化水素酸塩として2.5mg)を1日3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 甲状腺機能亢進症の患者[症状を悪化させるおそれがある。]
- 高血圧症の患者[血圧が上昇することがある。]
- 心疾患のある患者[動悸、不整脈等があらわれることがある。]
- 糖尿病の患者[症状を悪化させるおそれがある。]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
重大な副作用
- (頻度不明)
- β2刺激剤により重篤な血清カリウム値の低下が報告されている。また、β2刺激剤による血清カリウム値の低下作用は、キサンチン誘導体、ステロイド剤及び利尿剤の併用により増強することがあるので、重症喘息患者では特に注意すること。さらに、低酸素血症は血清カリウム値の低下が心リズムに及ぼす作用を増強することがある。このような場合には、血清カリウム値をモニターすることが望ましい。
薬効薬理
- フェノテロール臭化水素酸塩は、アドレナリン作動性β2受容体を刺激し、気管支拡張作用を示す。
一方、気管支平滑筋への選択性が高く、心血管系に対する影響が少ない。
また、抗アレルギー作用を示すことが認められている。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- フェノテロール臭化水素酸塩(Fenoterol Hydrobromide)
化学名
- (R*,R*)-1-(3,5-Dihydroxyphenyl)-2-[1-(4-hydroxybenzyl)ethylamino]ethanol hydrobromide
分子式
分子量
性状
- 白色の結晶性の粉末である。
メタノールに溶けやすく、水又はエタノール(95)にやや溶けやすく、ギ酸にやや溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
水溶液(1→25)は旋光性を示さない。
融点 約230℃(分解)
pH
- 1.0gを水25mLに溶かした液のpHは4.2〜5.2である。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- bronchodilator
- 関
- 気管支拡張薬
商品
[★]
- 英
- fenoterol
- 化
- 臭化水素酸フェノテロール fenoterol hydrobromide
- 商
- ウガコール、シオベテック、ベロテック、ポルボノール、モンブルト
- 関
- 気管支拡張剤