Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/03/07 20:42:50」(JST)
脳: 被殻 | |
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ヒト脳内での被殻の位置。赤色で示す領域が被殻。
左は側面から見た図。右は正面から見た図。 第三脳室を通るように脳を冠状断した図。青色で示す所が被殻。
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名称 | |
日本語 | 被殻 |
英語 | Putamen |
ラテン語 | Putamen |
略号 | Pu |
関連構造 | |
上位構造 | 線条体、レンズ核 |
画像 | |
アナトモグラフィー | 三次元CG |
Digital Anatomist | 被殻 脳幹後方 |
関連情報 | |
IBVD | 体積(面積) |
Brede Database | 階層関係、座標情報 |
NeuroNames | 関連情報一覧 |
NIF | 総合検索 |
MeSH | Putamen |
グレイの解剖学 | 書籍中の説明(英語) |
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被殻(ひかく、英: Putamen)は、脳の中央部に存在する脳構造で、尾状核と共に背側線条体を形成している。
被殻は大脳基底核の一部で、レンズ核の最外部を形成している。
被殻は強化学習に役割を持っていると見られている。
運動野と体性感覚野、視床の髄板内核、及び黒質から、被殻への投射が存在する。
被殻からは淡蒼球と視床を介して、皮質の運動前野と補足運動野への投射が存在する。
被殻の位置を様々な角度から眺めた動画。赤色で示す領域が被殻。(画像出典:Anatomography)
前交連を通るように脳を冠状断した図。被殻は右側中央にラベルされている。
右大脳半球の水平断
脳
ヒトの前頭の冠状断
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大脳基底核の障害との関連 | 特徴 | 好発部位 | 代表疾患 | ||
振戦 | tremor | 黒質 | 律動的な振動運動 | 指、手 | Parkinson病 本態性振戦 |
舞踏病様運動 | choreiform movement | 尾状核 | 不規則で、目的のない、非対称性運動 [show details] <youtube>http://www.youtube.com/watch?v=JzAPh2v-SCQ</youtube>
|
顔面、四肢 | Huntington舞踏病 |
バリズム | ballism/ballismus | 視床下核 | 舞踏様病の一種。運動はより急速、粗大、持続性。四肢の抹消よりも体幹に誓い部分に強く起こり、上下肢を投げ出すよう激しい運動 [show details] <youtube>http://www.youtube.com/watch?v=Cn3WSt6omzY</youtube>
|
四肢 | 視床下核 Juys体の出血・梗塞 |
アテトーゼ | athetosis | 赤核、被殻、淡蒼球 | 舞踏病よりゆっくりで、持続性のある運動。舞踏病に比べ一定の運動。虫が這うような運動。 [show details] <youtube>http://www.youtube.com/watch?v=I63SobW58J0</youtube>
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手・指 | 脳性麻痺 CO中毒 レンズ核障害 |
ミオクローヌス | myoclonus | 赤核 | 1つまたは多くの筋の短時間の不随意な収縮。関節や四肢の強い運動を伴わないのが原則 [show details] <youtube v=faiVIKmmi5k></youtube>
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全身・局所 | Creutzfeldt-Jakob病 Ramsay Hunt症候群 てんかん リピドーシス ミトコンドリア脳筋症 |
痙攣 | cramp/convulsion | 筋肉が不随意に,激しく攣縮する状態 | |||
ジストニー | dystonia | 異常姿勢。筋緊張の亢進で異常な姿勢となり、体幹の捻転、胸郭の傾斜、頚の捻転、肘の過伸展、手首の過屈曲、指の過伸展などを呈する。 [show details] <youtube v=1MQtaMENDV0></youtube>
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体幹・近位筋 | 捻転ジストニー | |
チック | tic | 顔、頚部、肩などに起こる、比較的急激で、繰り返して起こる運動 [show details] <youtube>http://www.youtube.com/watch?v=xIAbmfxIm6I</youtube>
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顔面 | てんかん 緊張 |
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
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