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Japanese Journal
- 山下 克司,阿久澤 聡,寺田 仁,鷲山 直己,大倉 一宏,数井 暉久
- 日本心臓血管外科学会雑誌 37(2), 100-103, 2008-03-15
- … 2例の経験を報告する.症例1:54歳,女性.22歳時に肺動脈弁狭窄に対して交連切開術を受けていた.動悸を主訴に近医を受診し,精査で肺動脈拡張(60mm),肺動脈弁狭窄兼閉鎖不全,三尖弁閉鎖不全,発作性心房細動,慢性右心不全を認めた.手術は肺動脈弁置換(23mm生体弁),肺動脈縫縮,三尖弁輪縫縮,右房縫縮,右房MAZE手術を施行した.症例2:70歳,男性.労作時呼吸困難を主訴に近医を受診した.肺動脈の拡張(45mm)を指摘され当科に紹介され …
- NAID 110006632897
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- 改訂にあたって 2000年秋,日本循環器学会学術委員会の指定研究班 “慢性心不全治療ガイドライン作成研究班”(松﨑益德班 長)から「慢性心不全治療ガイドライン」が出版され, 2005年末の改訂版出版を経て,10年が経過した ...
- 慢性心不全。慢性心不全とはどんな病気か 心臓のポンプ機能が低下するために全身に十分な酸素が送れず、また全身の血流が滞るために起こる症候群です。さまざまな原因で起こります。時に急性心不全に移行することを ...
- 慢性心不全の治療法は、心不全の原因の治療、心不全の悪化因子の抑制、心不全そのものの治療の3つにわけられます。それぞれの治療法と、心不全そのものの治療については薬を中心として内科的治療法について解説します。
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★リンクテーブル★
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[正答]
※国試ナビ4※ [104I023]←[国試_104]→[104I025]
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- 英
- heart failure, HF, cardiac failure CF, cardiac insufficiency
- 関
定義
- 心臓のポンプ能が低下しているために、十分な心拍出量が得られない状態を指す (EPT.115)
- 心筋の機能が低下し、末梢組織の酸素需要量に見合うだけの血液を駆出できなくなった状態。
- 心臓に器質的あるいは機能的異常が生じて、心臓のポンプ機能力が低下し、主要臓器の酸素需要量に見合うだけの血液を拍出できない病態(YN)。全ての心疾患の「終末像」である。あくまでも終末像のため、死亡診断書に死因と記載するのは不適切である。
分類
病期
原因
場所
病態の分類
病期分類
- No limitation of physical activity. Ordinary physical activity does not cause undue fatigue, palpitation, or dyspnea (shortness of breath).
- Slight limitation of physical activity. Comfortable at rest, but ordinary physical activity results in fatigue, palpitation, or dyspnea.
- Marked limitation of physical activity. Comfortable at rest, but less than ordinary activity causes fatigue, palpitation, or dyspnea.
- Unable to carry out any physical activity without discomfort. Symptoms of cardiac insufficiency at rest. If any physical activity is undertaken, discomfort is increased.
原因
- 虚血性心疾患、弁膜疾患、高血圧精神疾患、心筋虚血の順に多い。(IMD.790)
- 誘因としては過労、ストレス、感染、心拍数の異常、不整脈、水分・塩分の過剰摂取がある。
増悪因子
- ストレス
- 感染症:頻脈→心筋酸素需要↑
- 貧血 :心拍出量↑
- 妊娠 :心拍出量↑、体液量↑
- 甲状腺機能亢進症:甲状腺ホルモン(心臓のカテコラミン受容体増加)の陽性変力効果、陽性変時効果→心筋酸素需要↑
- 血圧上昇 :圧負荷
- 頻脈性不整脈:心筋酸素需要↑
table 9.3. 代償されている心不全において症状を誘発させる要因 PHD.240
- 代謝的需要の増加 → 心筋が十分に収縮できなくなる
- コントロールされていない高血圧 ←左心系
- 肺塞栓症 ← 右心系
- 陰性変力作用を持つ薬物
- 心筋虚血 or 心筋梗塞
- アルコールの摂取
症状
心不全の身体所見 IMD.791改変
- 右心不全での胸水:左心不全の後方障害で起こるが、右心不全でも上大静脈圧上昇により奇静脈系が上昇して胸水貯留を認める
- the pleural veins drain into both the systemic and pulmonary veous beds.(PHD.243)
治療
参考
- 2006年改訂版:http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2006_maruyama_h.pdf
- 2011年改訂版:http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2011_izumi_h.pdf
- 2. 慢性心不全治療ガイドライン(2010年改訂版)
- http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2010_matsuzaki_h.pdf
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- 英
- right heart failure, right-sided heart failure RHF
- 関
- 左心不全、うっ血腎、心不全
- 右室は左室よりコンプライアンスが高い(低圧で拡張できる)。このため幅広良い血液量の変化に対応できる。反面、高負荷の急激な増加には脆弱である。例えば、肺塞栓など。(PHD.234)
- ほとんどの右心不全の原因が左心不全によるもので、右心不全が一次的なものはあまり一般的ではない。
- 肺性心 cor pulmonaleは肺に原発的する過程から生じる右心系の心疾患のことを差している。肺性心から右心不全に至ることは良くある。(PHD.235)
原因
- PHD.235
- 肺間質性疾患 parenchymal pulmonary disease
症状
- 頚静脈怒張
- 下肢の浮腫
- 胸水 → 壁側胸膜で産生されるが、静脈系のうっ滞により胸水産生量が増えすぎるため、かも?
- 腹水
- 肝腫大
- 蛋白漏出性胃腸症
国試
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- 関
- 機能不全、失敗、不十分、不全症、不足、無能、無能力、弁閉鎖不全、弁閉鎖不全症、機能不全症
[★]
- 英
- chronicity
- 関
- 慢性的、慢性型