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- 心臓鏡、心電図、電気心音図検査
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Japanese Journal
- 保健センターだより 58, 2012-04-01
- … ー利用状況(学生)/平成22年度保健センター利用状況(教職員)/平成22年度人間ドック受診状況及び成績/平成22年度教職員胸部レントゲン撮影受検状況(人間ドック含む)/平成22年度教職員定期健診心電図検査受検状況(人間ドック含む)/平成23年度学生定期健康診断受検者数及び結果/平成23年度血液検査成績(学部・一回生及び編入生)/平成23年度血液検査成績(非常勤職員含む教職員)/平成24年度保健 …
- NAID 120004107991
- 症例 入院時心電図検査で広範前胸部誘導に著明なST上昇がみられた下壁急性心筋梗塞症の1例
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- 心臓が血液を送り出すために拍動するとき、心筋が収縮して微細な電気を発生します。その電気の強弱を波形グラフ化したものが心電図です。心臓の動きに異常があると、波形に変化が生じますので、それを読み取って診断に役立てます。
- 「心電図検査」~healthクリックの豊富なコンテンツから、心電図検査に関するページを集めました。 ... 心電図って何を調べる? 健康診断でいつも何気なく受けている心電図検査。何を明らかにするためのものなのか、ご存知ですか?
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- 次の文を読み、41、42の問いに答えよ。
- 72歳の男性。下腹部痛を主訴に来院した。
- 現病歴:10年前から高血圧症で通院中であり、降圧薬による内服療法を受けている。1か月前から動悸を伴う心房細動が出現し、抗不整脈薬と抗凝固薬の処方も受けていた。昨日昼から尿が出ず、下腹部が張ってきていたが様子をみていた。今朝、下腹部の痛みで目覚め、症状が増悪するため受診した。
- 既往歴:特記すべきことはない。
- 生活歴:喫煙歴は20本/日を40年間。飲酒は日本酒1.2合/日。
- 家族歴:父親が68歳時に胃癌で死亡。
- 現症:意識は清明。身長 165cm、体重 61kg。体温 36.9℃。脈拍 52/分、不整。血圧 142/94mmHg。呼吸数 18/分。SpO2 96%(room air)。頸静脈の怒張を認めない。心尖部を最強点とするⅡ/Ⅵの収縮期雑音を認める。呼吸音に異常を認めない。腹部は下腹部が膨隆し、圧痛を認める。下腿浮腫は認めない。腹部超音波検査で膀胱容積は拡大しており、尿道カテーテルを一時的に留置することとした。
- 外来での処置中、検査室から「パニック値が出ているので、検査結果を至急報告します」との連絡があった。
- 検査所見:尿所見:蛋白2+、糖(-)、潜血2+、沈渣は赤血球 30~50/HPF、白血球 1~4/HPF、細菌(-)。血液所見:赤血球 450万、Hb 13.2g/dL、Ht 42%、白血球 8,200、血小板 24万、PT-INR 1.9(基準 0.9~1.1)。血液生化学所見:総蛋白 6.8g/dL、AST 44U/L、ALT 20U/L、尿素窒素 68mg/dL、クレアチニン 3.8mg/dL、血糖 136mg/dL、Na 134mEq/L、K 7.2mEq/L、Cl 106mEq/L、Ca 8.4mg/dL。CRP 1.2mg/dL。
- 直ちに行うべき対応はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114E041]←[国試_114]→[114E043]
[★]
- 次の文を読み、 26、 27の問いに答えよ。
- 88歳の男性。意識障害のため搬入された。
- 現病歴:元来、軽度の物忘れと難聴とがあるが、 1人で杖をついて散歩をするなどして元気に過ごしていた。数日前から風邪気味となり、食欲が徐々に低下した。本日、ぐったりして言葉がはっきりしなくなったため、同居している長男が救急車を要請した。
- 既往歴: 68歳時に糖尿病と高血圧症とを指摘された。自宅近くの診療所に通院して、 10種類の薬剤を処方されているが、飲み忘れや飲み間違いが多いという。
- 生活歴:長男家族と同居。
- 家族歴:長男が高血圧症で加療中。
- 現 症:意識レベルはJSCⅡ-10。体温37.3℃。脈拍104/分、整。血圧98/60mmHg。呼吸数28/分。 SpO2 96%(2l/分酸素投与下)。発汗が著明である。眼瞼結膜に貧血を認めない。眼球結膜に黄染を認めない。甲状腺と頸部リンパ節とを触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。四肢に浮腫を認めない。右上下肢に軽度の筋力低下を認める。膝蓋腱反射に左右差を認めない。病的反射を認めない。
- 最初に行うべき検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106C025]←[国試_106]→[106C027]
[★]
- 30歳の初産婦。妊娠40週5日。10分周期の下腹部緊満を主訴に来院した。これまでの妊娠経過に異常を認めなかった。脈拍72/分、整。血圧124/64mmHg。内診で先進部は小泉門で母体の右後方に触れる。子宮口4cm開大、展退度80%、児頭下降度SP+1cm。子宮口の位置は中央、硬さは軟である。未破水である。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。ドプラ聴診器による胎児心拍数は150/分である。
- 次に行うのはどれか。
- a 導尿
- b 外陰消毒
- c 心電図検査
- d 分娩監視装置装着
- e パルスオキシメーター装着
[正答]
※国試ナビ4※ [107G042]←[国試_107]→[107G044]
[★]
- a 特定保健指導と同時に開始された。
- b 毎年実施される。
- c 調査対象となる都道府県は無作為抽出で選ばれる。
- d 身体状況調査として心電図検査がある。
- e 栄養摂取状況調査は24時間思い出し法で行われる。
[正答]
※国試ナビ4※ [106G029]←[国試_106]→[106G031]
[★]
- 70歳台の女性が初めての失神を主訴に救急外来を受診した。血糖測定とともにまず行うべき検査はどれか。
- a 脳波検査
- b 頸椎MRI
- c 心電図検査
- d 頸動脈エコー検査
- e 胸部エックス線撮影
[正答]
※国試ナビ4※ [114E023]←[国試_114]→[114E025]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [105H017]←[国試_105]→[105H019]
[★]
- 老人保健法に基づく健康診査に含まれないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [097G014]←[国試_097]→[097G016]
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- 心電図、心電図検査
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- 心電図検査
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- 英
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- ホルター心電図、ホルター心電図法
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- 単極誘導
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- 英
- electrocardiogram ECG, electrocardiography
- 同
- elektrokardiogramm EKG
- 図:PT.268,279(心臓の構造と興奮伝導系)
- 心電図の読み方:PHD.108
概念
- 心臓全体の電気的活動を体表面から経時的に記録したもの。
- 特殊心筋の活動電位は記録されない。固有心筋の活動電位のみ
医学大事典より
- 心臓は拍動のたびに電気を発生し、これを心起電力(cardiac electromotive force)と呼ぶ。
- 心起電力により体表面に電流が流れると四肢や胸壁など、体表面の異なった部位間に電位差が生じる。
- この電位差を導出するための装置を心電計と呼び、心電計により時間軸に沿って記録された電位の変化を心電図という。
意義
- 心電図は心臓の電気的興奮の伝達を記録したものである。P波は心房の脱分極を、QRS波は心室の心筋細胞の脱分極を表す。T波は心室の再分極を表す。つまり心筋の異常がある場合何かしらの変化が心電図上に表れるということである。心電図は身体に侵襲的な影響を及ぼさない検査である。このことはこの検査を心臓の疾患を疑ったら即行ってよいということである。
- 心電図は、不整脈、心筋梗塞、心筋虚血、心膜炎、心房負荷、心室肥大・心室拡大、電解質異常などの判断に有用である。
施行する目的
- 心臓疾患疑い(狭心症・心筋梗塞・不整脈など)
- スクリーニング(学校検診、職場検診など)
心電図の種類
電極の部位による分類
表現形式による分類
- ベクトル心電図:心起電力をベクトル環として三次元的に描く
- スカラー心電図:時間軸に沿った電位の記録
心電図の記録サイズ
- 縦軸:10mm = 1mV
- 横軸: 5mm = 0.2s
標準12誘導心電図
- 標準肢誘導(I,II,III) + 単極肢誘導(aVR, aVF, aVL) + 胸部誘導(V1, V2, V3, V4, V5, V6) = 12誘導
電極の取り付け位置・電極の色
単極肢誘導
- EAB.5改変
V1
|
右第4肋間
|
赤
|
V2
|
左第4肋間
|
黄
|
V3
|
V2とV4の中点
|
緑
|
V4
|
左第5肋間かつ鎖骨中線
|
茶
|
V5
|
V4と同じ高さで前腋窩線との交点
|
黒
|
V6
|
V4と同じ高さで中腋窩線との交点
|
紫
|
心電図の波
- 6つの棘波よりなる
- P波:心房の電気的興奮。:0.12-0.20s (3-5mm)
- QRS複合:心室の電気的興奮:0.06-0.15s :正常; 0.06-0.08s (1.5-2mm), 不完全脚ブロック; 0.08-0.12s (2-3mm), 完全脚ブロック ≧0.12s (≧3mm)
- T波:心室の再分極(心室筋興奮の回復過程):
- U波
心電図の波の間隔
- PQ時間:房室間伝導遅延:0.12-0.20s
- QT時間:電気的心室収縮時間:心拍数と相関関係がある
- QTc=QT/sqrt(RR)
- 心拍数によらずほぼ一定の値を示す
正常心電図における波
心電図による得られる情報 (SP.536)
- 1. 心臓内の興奮伝導の障害
- ex. 房室ブロック
- 2. 不整脈:脈拍のリズムと心拍数の異常
- ex. 心房粗動、心室細動
- 3. 冠循環の異常
- ex. 心筋梗塞
- 4. 心室肥大
- 5. 血漿中の電解質濃度の異常
各誘導で取りやすい所見
特徴的な所見
新生児・幼小児の心電図
- SPE.428-
- 電気軸:右軸偏位 → 左軸偏位 胎児循環では右心系が主に体循環に関わっていたが、成人で見られる循環では左心系が関わる。生後一ヶ月らいまでは+120~130°程度の右軸偏位
- 呼吸性不整脈:小児では顕著。吸気時に心拍数増加、呼気時に心拍数減少
- 右室肥大:新生児~乳児では肺血管抵抗がまだ高いために右室肥大が持続。
心電図と心疾患
- 心臓を栄養している血管が急激に閉塞するため、全く血液が供給されない状態。
- 急性期と慢性期では異なった心電図をとる。
- 異常Q、ST上昇、冠性T
- 心臓に器質的疾患を持たないにもかかわらず、心電図上でQT時間の延長(QT時間が0.46秒以上)を認める病態。
疾患と心電図
- 心膜炎 心外膜炎:90%の患者に異常が見られる。aVR, V1を除いたST上昇。いくつかの電極でPR部の低下(PR segment depression)
- 肺性心(肺気腫):肺性P、不完全右脚ブロック、右軸偏位、V1-V3のT波陰転・平坦化、II,III,aVFでST低下。肺高血圧、最初の3つは右室負荷を反映
- 肥大型心筋症:ST-T変化(ストレイン型の陰性T波は、上に凸のST低下を伴い、非対称性陰性T波)。Sv1, Rv5の増大。QRS時間の延長。
- 心房中隔欠損症:PR延長、不完全右脚ブロック、右軸偏位。右心系の容量負荷による遠心性心肥大。
- 心室中隔欠損症:
- ブルガダ症候群:右側胸部誘導(V1-V2(V3))のST上昇(coved型あるいはsaddle back型) 。完全あるいは不完全右脚ブロック様QRS波形(つまり、V1-V3でJ波が見られる)。
- 脚ブロック
- WPW症候群:Δ波。PQ短縮、QRS延長。V1に特徴的変化「A型: 高いR波。左室自由壁」「B型: rS型。右側」「C型: Qr/QS。中隔」
- 肺血栓塞栓症:右側胸部誘導の陰性T波、洞性頻脈、SⅠQⅢTⅢ、右脚ブロック、ST低下、肺性P、時計方向回転
- 肺気腫:V1,V2でrS/QSパターン
注意点
- 胸をさらすことになるので、女性の患者では特に配慮する。誘導の電極が正しい位置に貼られていないと記録される結果が異なってくるので、正確な位置に貼る。また、心電図は筋肉の活動も拾ってしまうので、筋緊張を和らげるため患者にはリラックスしてもらい、リラックスできる状況を作ることを心がける。
参考
- http://www.cardiac.jp/
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