- 英
- multiple organ dysfunction syndrome MODS, multiple organ dysfunctional syndrome
- 同
- 多臓器機能障害、多臓器障害、多臓器損傷、多臓器不全症候群
- 関
- 多臓器不全 multiorgan failure
定義
多臓器不全の構成要素 ICU.642改
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 多臓器機能障害症候群患者の看護計画:ケアとその根拠 (特集 複合臓器不全患者の看護:病態の理解と看護の実際) -- (複合臓器不全患者を理解するための基礎知識)
- 多臓器機能障害症候群患者の家族への援助 (特集 複合臓器不全患者の看護:病態の理解と看護の実際) -- (複合臓器不全患者を理解するための基礎知識)
- 解熱剤を投与され多臓器機能障害となった生後2カ月男児
- 永井 琢人,後藤 芳充,上村 治,平林 靖高,吉田 智也,福田 革,石井 睦夫,神田 康司,岩佐 充二,安藤 恒三郎
- 日本小児腎臓病学会雑誌 14(2), 145-148, 2001
- … その数十分後に痙攣,意識障害が出現し,中枢神経,肝臓,腎臓,骨格筋を傷害した多臓器機能障害症候群 (以下MODS) を発症した症例を経験した。 …
- NAID 130000078002
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- MODS(multiple organ dysfunction syndrome)は,重症傷病が原因となっておこった制御不可能な炎症反応(過剰なサイトカイン)による2つ以上の臓器・系の進行性の機能障害である。従来,多臓器不全(multiple organ failure; MOF ...
- MODS (Multiple Organ Dysfunction Syndrome) 多臓器不全症候群 複数の重要臓器が同時に機能障害を起こすこと。 一次性MODS 肺挫傷 心挫傷 横紋筋融解症 などの侵襲による局所障害によって酸素摂取低下や心拍出量の低下 ...
- こんにちは。 多臓器不全というのは症状、あるいは検査所見であって、多臓器不全症候群というのは診断名でしょう。単に状態を表す場合は多臓器不全といい、診断を行う場合に、診断基準を満たしていれば多臓器不全症候群 ...
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★リンクテーブル★
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- 英
- sepsis, (昔の概念→)septicemia
- 関
定義
- 感染症による全身性炎症反応症候群(SIRS)をセプシス(sepsis, 広義の敗血症?)とする
- 感染症の病原体は、一般細菌(グラム陽性菌・陰性菌)、真菌、寄生虫、ウイルスなど
- 皮膚や粘膜の傷とか、種々の臓器にある感染巣から、細菌がリンパ流から血中に入り、全身に播種されて、新たに転移性の感染巣をつくり、重篤な全身症状を引き起こす。
全身性炎症反応症候群の診断基準
- 1. 体温>38℃ or 体温<36℃
- 2. 心拍数>90bpm
- 3. 呼吸数>20回/min or PaCO2<32mmHg
- 4. (白血球数>12,000/ul or 白血球数<4,000/ul) or ( 幼若好中球>10% ) ← ここでいう幼若好中球とは桿状好中球のことである。
敗血症の周辺疾患概念
- 発熱や白血球増加などの全身の炎症の徴候によって特徴づけられる病態(SIRSの診断基準に合致する病態)
病態生理
- LPSが血液凝固を促進→血小板、フィブリノゲン、凝固因子消費 → 血栓形成 → プラスミノゲンを消費して血栓溶解 (FDP産生) →
- →出血傾向 → 皮下出血、歯肉出血、顕微鏡的血尿(出血性敗血症)
原因となる病原体
症状
- 悪寒、戦慄を伴う発熱、頻脈、頻呼吸、全身倦怠感、呼吸困難、意識障害、ショック、乏尿
- 敗血症による多臓器不全で障害を受けやすい臓器:肺、腎臓、心血管系、中枢神経系
検査
血液検査
- 白血球:12,000/ul以上のことが多い(SIRSの定義)
- 左方移動、重症例では白血球減少
- 血小板数:血管内凝固に伴い低下
- CRP:基準値以上
- 凝固系・線溶系:凝固能低下、線溶系亢進
培養
- 血液培養
- カテーテルの先端(留置カテーテルがある場合)
治療 (ICU.644)
酸素投与
敗血症における組織の酸素化
- 敗血症では細胞の酸素摂取能が損なわれている → 重症敗血症患者の組織酸素濃度がなぜ健常者よりも高くなる (ICU.645)
- 重症敗血症や敗血症性ショックにおいては
敗血症における酸素摂取量(ICU.645)
初期蘇生
- 重症敗血症や敗血症性ショックの患者に対する最初の6時間の管理目標
- 1.中心静脈庄8-12mmHg
- 2.平均動脈庄≧65mmHg
- 3.尿量≧0.5 mL/kg/h
- 4.SVO2≧70% or SCVO2≧70%
- SVO2:混合静脈血酸素飽和度、肺動脈血酸素飽和度
- SCVO2:中心静脈血酸素飽和度、上大静脈血酸素飽和度
輸液負荷
- 1. 500-1,000mLの晶質液 or 300-500mLの膠質液を30分かけて投与
- 2. 初期蘇生の目標値に達するまで、または輸液過多寸前になるまで1)を行う。
昇圧薬(ICU.646)
- 1. 輸液負荷を行っても低血圧が持続する場合、ドパミン or ノルアドレナリンを投与
- ドパミン:5-20 ug/kg/min:心拍出量増加:腹腔内蔵機の血流減少
- ノルアドレナリン:0.2-1.3 ug/kg/min:心拍出量不変、血管収縮
- パソプレシン:0.01-0.04 U/min:血管収縮薬:心拍出量減少→心不全の既往で慎重
経験的抗菌薬治療(ICU.646)
- 重症敗血症や敗血症性ショックと診断したら1時間以内に抗菌薬を静脈内投与する
- 抗菌薬投与前に少なくとも2セットの血液検体を採取 → 血液培養&感受性検査のため
- イミペネム/メロペネムの単剤
- MRSAのリスクリスク有り:イミペネム/メロペネム + バンコマイシン/リネゾリド
コルチコステロイド(ICU.646)
- 昇庄薬を必要とするすべての敗血症性ショック患者に推奨
- ヒドロコルチゾン:200-300mg用を2-3回に分割して静脈内投与もしくは経口投与、7日間継続
- 副腎不全の改善
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多臓器機能障害症候群 multiple organ dysfunction syndrome
[★]
多臓器機能障害症候群
- 同
- 多臓器不全
[★]
多臓器機能障害症候群
- 同
- MODS
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多臓器機能障害症候群
- 同
- MODS
[★]
- 英
- syndrome, symptom-complex
- 同
- 症状群
- 関
- [[]]
- 成因や病理学的所見からではなく、複数の症候の組み合わせによって診断される診断名あるいは疾患。
内分泌
先天的代謝異常
高プロラクチン血症
- 分娩後の視床下部障害によるプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制のため、高プロラクチン血症を呈する。
- 分娩に関係なくプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制をきたし、高プロラクチン血症を呈する。
性腺機能低下
- 嗅覚の低下・脱出、低ゴナドトロピン性性腺機能低下症
- 肥満、網膜色素変性症、知能低下、低ゴナドトロピン性性器発育不全、多指症、低身長
性早熟
- 思春期早発症、多発性線維性骨異形成症、皮膚色素沈着
- 女性型の肥満、性器の発育障害の2主徴を示し、視床下部に器質的障害をもつ疾患群。
脳神経外科・神経内科
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- 英
- disorder、impairment、dysfunction、damage、difficulty、(妨げ)barrier、impediment、obstacle、disturbance、foe、(化学)hindrance、disorder、impair、lesion
- 関
- 妨げ、撹乱、関門、機能障害、機能不全、困難、傷害、障壁、損なう、損傷、ダメージ、破壊、破損、バリヤー、病変、不安、妨害、乱れ、無秩序、機能異常症、敵、疾患、バリア、バリアー、機能異常、機能不全症
[★]
- 英
- organ
- ラ
- viscera
臓器、部位別の血流量比較
安静時の血流 (PT.296)
消化器
|
0.3
|
腎臓
|
0.2
|
脳
|
0.15
|
骨格筋
|
0.15
|
皮膚
|
0.1
|
心臓
|
0.05
|
気道
|
0.05
|
- その他 SP.569 表9-11も参考になるかも。
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- 関
- 関数、官能基、機能性、機能的、作動、手術、操作、官能性、機能上、運用、操縦
[★]
- 英
- dysfunction、impairment、functional impairment、malfunction、functional disorder
- 関
- 機能不全、障害、機能異常症、機能異常、機能不全症
- 国際生活機能分類