- 同
- イソプロテレノール
- 商
- アスプール、イソパール・P配合、イソメニール、プロタノールL、プロタノールS
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/12/22 21:39:09」(JST)
[Wiki ja表示]
イソプロテレノール
|
臨床データ |
胎児危険度分類 |
|
識別 |
CAS番号 |
7683-59-2 |
ATCコード |
C01CA02 , R03AB02
, R03CB01 |
KEGG |
D08090 |
化学的データ |
化学式 |
C11H17NO3 |
分子量 |
211.26 g·mol−1 |
イソプロテレノール(英: isoproterenol)とはカテコールアミンに分類されるアドレナリン作動薬のひとつ。CAS登録番号は [7683-59-2]。ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンとは異なり合成薬である。β受容体に作用して心筋刺激作用を引き起こすため心停止の際に静脈内注射薬として使用される。気管支拡張薬としても利用される。
関連項目
参考文献
- 伊藤勝昭ほか編集 『新獣医薬理学 第二版』 近代出版 2004年 ISBN 4874021018
|
この項目は、薬学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:薬学/Portal:医学と医療)。 |
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 9.ラット胸部大動脈のイソプレナリンによる弛緩反応に関与するβ-アドレナリン受容体サブタイプに関する薬理学的検討(一般演題「血管2」,第48回 日本平滑筋学会総会)
- イソプレナリン誘導性の破骨細胞形成に及ぼすVIPおよびCGRPの影響
- β_2-アドレナリン受容体刺激に伴う気管平滑筋の弛緩反応機構 : イソプレナリンによるcAMPを介さないモルモット気管筋の弛緩機序とマキシKチャネル活性化の関連性について(一般演題「平滑筋機構1」)
- 山下 庸子,八巻 史子,堀之内 孝広,田中 芳夫,小池 勝夫
- Journal of smooth muscle research. Japanese section 7(1), J-28, 2003-04-27
- NAID 110002692101
Related Links
- 2010年3月1日 ... 足跡. イソプレナリン. 最新の20件. 2010-12-22. 掲示板①. 2010-03-10. 心拍数と調律 · Burger病 · QRST変化 ... イソプレナリン. 作用 †. β1作用: 心拍数↑、心拍出量↑、 収縮期血圧↑; β2作用: 骨格筋や内臓の血管拡張→拡張期圧↓→ ...
- アスプールとは?dl-イソプレナリンの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べ られる(おくすり110番:薬事典版)
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
プロタノールS錠 15mg
組成
成分・含量
添加物
- 黄色4号(タートラジン)、青色1号アルミニウムレーキ、エチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、ステアリン酸Ca、ヒドロキシプロピルセルロース
禁忌
- 特発性肥大性大動脈弁下狭窄症の患者〔心収縮力を増強するため、左室からの血液流出路の閉塞が増強され、症状を増強させるおそれがある。〕
- ジギタリス中毒の患者〔重篤な不整脈が起こる可能性がある。〕
- **カテコールアミン(アドレナリン等)、エフェドリン、メチルエフェドリン、メチルエフェドリンサッカリネート、オルシプレナリン、フェノテロール、ドロキシドパとの併用は避けること。(「相互作用」の項参照)
効能または効果
- 各種の高度の徐脈、殊にアダムス・ストークス症候群における発作防止
- dl-イソプレナリン塩酸塩として、通常成人1回15mg(1錠)を1日3〜4回経口投与する。なお、年齢、症状により投与回数を適宜増減する。
慎重投与
- 冠動脈疾患の患者〔心筋虚血が起こるおそれがある。〕
- 甲状腺機能亢進症の患者〔甲状腺機能亢進症に伴う諸症状を悪化させるおそれがある。〕
- 高血圧の患者〔血圧が上昇するおそれがある。〕
- うっ血性心不全の患者〔不整脈を起こすおそれがある。〕
- 糖尿病の患者〔血糖値を上昇させるおそれがある。〕
重大な副作用
- β2-刺激剤により重篤な血清カリウム値の低下(頻度不明)が報告されている。また、β2-刺激剤による血清カリウム値の低下作用は、キサンチン誘導体、ステロイド剤、及び利尿剤の併用により増強することがあるので、重症喘息患者では特に注意すること。さらに、低酸素血症は血清カリウム値の低下が心リズムに及ぼす作用を増強することがある。このような場合には血清カリウム値をモニターすることが望ましい1)2)。
薬効薬理
心収縮力増強(Positive inotropic)作用
- イソプレナリン塩酸塩は、交感神経のβ受容体に作用し、心収縮力を増強して、心拍出量を増加する。
これに伴って、左心室駆出速度の増大及び左心室拡張末期圧の低下をもたらし静脈還流を改善し、心拍出量を更に増加するが、この場合の心筋酸素消費量の増加は比較的軽度である(イヌ、ヒト)4)〜9)。
心拍数増加(Positive chronotropic)作用
- イソプレナリン塩酸塩は、心臓の刺激伝導系に作用して心拍数を増加する。その作用部位は、上位中枢にあり、洞機能を亢進し、房室伝導を促進する作用が強いので心ブロック時に使用して洞調律に回復させる作用がある(イヌ、ヒト)4)6)〜8)。
組織循環促進作用
- イソプレナリン塩酸塩は、強力な心拍出量の増加とともに末梢血管の抵抗を減少して、各組織や重要臓器の血流量を増大するので、組織循環が促進される。これは異常に増加した乳酸値の低下や尿量増加がみられることからも確認される(イヌ、ヒト)9)〜11)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- dl-イソプレナリン塩酸塩
(dl-Isoprenaline Hydrochloride)
化学名
- 4-{(1RS)-1-Hydroxy-2-[(1-methylethyl)amino]ethyl}benzene-1,2-diol monohydrochloride
分子式
分子量
性状
- 白色の結晶性の粉末で、においはない。水に溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、ジエチルエーテル又はクロロホルムにほとんど溶けない。水溶液(1→20)は旋光性がない。空気又は光によって徐々に着色する。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- isoproterenol, ISP
- 化
- 硫酸イソプロテレノール isoproterenol sulfate, 硫酸イソプレナリン isoprenaline sulfate、塩酸イソプレナリン isoprenaline hydrochloride、塩酸イソプロテレノール isoproterenol hydrochloride
- 同
- イソプレナリン
- 商
- イソメニール、プロタノール。ストメリン(イソプロテレノール、デキサメタゾン、メチルアトロピン)
- 関
- アドレナリン受容体、受容体。強心剤
作用機序
薬理作用
- プロタノールL注0.2mg/*プロタノールL注1mg
- 1. 心収縮力増強(Positive inotropic)作用
- イソプレナリン塩酸塩は、交感神経のβ受容体に作用し、心収縮力を増強して、心拍出量を増加する。
- これに伴って、左心室駆出速度の増大及び左心室拡張末期圧の低下をもたらし静脈還流を改善し、心拍出量を更に増加するが、この場合の心筋酸素消費量の増加は比較的軽度である(イヌ、ヒト)3)~8)。
- 2. 心拍数増加(Positive chronotropic)作用
- イソプレナリン塩酸塩は、心臓の刺激伝導系に作用して心拍数を増加する。その作用部位は、上位中枢にあり、洞機能を亢進し、房室伝導を促進する作用が強いので心ブロック時に使用して洞調律に回復させる作用がある(イヌ、ヒト)3)5)~7)。
- イソプレナリン塩酸塩は、強力な心拍出量の増加とともに末梢血管の抵抗を減少して、各組織や重要臓器の血流量を増大するので、組織循環が促進される。これは異常に増加した乳酸値の低下や尿量増加がみられることからも確認される(イヌ、ヒト)9)~12)。
- イソプレナリン塩酸塩は、気管支平滑筋に作用し、気管支内腔を拡張する作用がある。また、そのdl体はアドレナリンの約10倍の強さをもっている(イヌ)13)。
動態
注意
禁忌
- プロタノールL注0.2mg/*プロタノールL注1mg
- 1. 特発性肥大性大動脈弁下狭窄症の患者〔心収縮力を増強するため、左室からの血液流出路の閉塞が増強され、症状を増強させるおそれがある。〕
- 2. ジギタリス中毒の患者〔重篤な不整脈が起こる可能性がある。〕
- 3. カテコールアミン製剤(アドレナリン等)等との併用は避けること。(「相互作用」の項参照)
副作用
効能又は効果
- プロタノールL注0.2mg/*プロタノールL注1mg
添付文書
- プロタノールL注0.2mg/*プロタノールL注1mg
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2119400A1036_1_03/2119400A1036_1_03?view=body
[★]
- 英
- short-acting β-agonists, SABA
- 関
- 長時間作用型β2刺激薬 LABA
[show details]
短時間作用型吸入β2刺激薬 : 78 件
短時間作動型吸入β2刺激薬 : 約 3,590 件
短時間作用型β2刺激薬 : 約 8,370 件
短時間作動型β2刺激薬 : 65 件
短時間作用型吸入β刺激薬 : 31 件
短時間作動型吸入β刺激薬 : 1 件
短時間作用型β刺激薬 : 約 71 件
短時間作動型β刺激薬 : 32 件
短時間作用型吸入β2刺激薬 SABA : 42 件
短時間作動型吸入β2刺激薬 SABA : 6 件
短時間作用型β2刺激薬 SABA : 74 件
短時間作動型β2刺激薬 SABA : 19 件
短時間作用型吸入β刺激薬 SABA : 2 件
短時間作動型吸入β刺激薬 SABA : 約 2,130 件
短時間作用型β刺激薬 SABA : 15 件
短時間作動型β刺激薬 SABA : 9 件
- 小発作から大発作の救急対応で反復吸入するkey drug
- 20-30分おきにネブライザーで吸入。脈拍が130/分以下を保つようにする。
[★]
- 英
- cardiotonic
- 同
- 心臓脈管薬 cardiovascular drug
- 関
- 薬理学
- 心臓の機能不全→うっ血性心不全。心拍出量が不十分で、末梢重要臓器に必要とされる酸素を供給できない (SPC.214)
強心薬の種類
[★]
イソプレナリン塩酸塩(イソプレナリン)、プロナーゼ
[★]
- 英
- N-isopropylnoradrenaline
- 関
- イソプレナリン
[★]
- 英
- dl-isoprenaline hydrochloride
- 関
- イソプロテレノール
[★]
ジクロロイソプロテレノール
[★]
イソプロテレノール
[★]
イソプロテレノール
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3