- 英
- thiamine pyrophosphate, TPP
- 同
- チアミンニリン酸
- 関
- コカルボキシラーゼ
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/10/17 08:10:04」(JST)
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チアミンピロリン酸 |
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IUPAC名
2-[3-[(4-アミノ-2-メチルピリミジン-5-イル)メチル]-4-メチル-1,3-チアゾール-3-イウム-5-イル]エチルホスホノ水素リン酸
|
|
識別情報 |
CAS登録番号 |
154-87-0 |
PubChem |
1132 |
MeSH |
Thiamine+pyrophosphate |
- [n+]1(c(c(CCO[P@@](OP(O)(O)=O)(O)=O)sc1)C)Cc1c(nc(C)nc1)N.[ClH-]
|
特性 |
化学式 |
C12H19N4O7P2S+ |
モル質量 |
425.316 g/mol |
特記なき場合、データは常温(25 °C)・常圧(100 kPa)におけるものである。 |
チアミンピロリン酸(Thiamine pyrophosphate、TPP)またはチアミン二リン酸(thiamine diphosphate、ThDP)は、チアミンピロホスファターゼによって合成されるチアミン誘導体である。チアミンピロリン酸はチアミン(ビタミンB1)の活性型である[1]。
チアミンピロリン酸を補欠分子族とする酵素の例[編集]
- ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体
- アルコール発酵でのピルビン酸デカルボキシラーゼ
- オキソグルタル酸デヒドロゲナーゼ
- 3-メチル-2-オキソブタン酸デヒドロゲナーゼ
- 2-ヒドロキシフィタノイルCoAリアーゼ
- トランスケトラーゼ
脚注[編集]
- ^ Glactone: Vitamin B1
補因子 |
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補酵素 |
ビタミン: NAD+ (B3) - NADP+ (B3) - 補酵素A (B5) - THF / H4F (B9), DHF, MTHF - アスコルビン酸 (C) - メナキノン (K) - 補酵素F420
非ビタミン: ATP - CTP - SAM - PAPS - GSH - 補酵素B - 補酵素M - 補酵素Q - メタノフラン - BH4 - H4MPT
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有機補欠分子族 |
ビタミン: TPP / ThDP (B1) - FMN, FAD (B2) - PLP / P5P (B6) - ビオチン (B7) - メチルコバラミン, コバラミン (B12)
非ビタミン: ヘム - α-リポ酸 - モリブドプテリン - PQQ
|
|
金属補欠分子族 |
Ca2+ - Cu2+ - Fe2+, Fe3+ - Mg2+ - Mn2+ - Mo - Ni2+ - Se - Zn2+
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主要な生体物質:炭水化物(アルコール、糖タンパク質、配糖体) · 脂質(エイコサノイド · 脂肪酸/脂肪酸の代謝中間体 · リン脂質 · スフィンゴ脂質 · ステロイド) · 核酸(核酸塩基 · ヌクレオチド代謝中間体) · タンパク質(タンパク質を構成するアミノ酸/アミノ酸の代謝中間体) · テトラピロール · ヘムの代謝中間体 |
|
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 15.酵母のチアミンピロリン酸シグナルによる発現制御機構(第410回研究協議会研究発表要旨,ビタミンB研究委員会)
- 2H12-2 チアミンピロリン酸結合型リボスイッチの機能解析(動物細胞工学・動物組織培養,分析化学・物理化学・生物工学一般,一般講演)
- 山内 隆寛,三好 大輔,窪寺 隆文,伴 光博,西村 顕,杉本 直己
- 日本生物工学会大会講演要旨集 平成17年度, 222, 2005-09-25
- NAID 110007321273
Related Links
- チアミンピロリン酸(Thiamine pyrophosphate、TPP)またはチアミン二リン酸(thiamine diphosphate、ThDP)は、チアミンピロホスファターゼによって合成されるチアミン 誘導体である。チアミンピロリン酸はチアミン(ビタミンB 1 )の活性型で ...
- 栄養・生化学辞典 - チアミンピロリン酸の用語解説 - →チアミン二リン酸 ... 【補酵素】より …欠乏症としては口角炎,舌炎など,皮膚障害をひき起こす例が少なくない。(3)チアミンピロリン酸thiamine pyrophosphate TPPと略される。
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- vitamine B1
- 同
- チアミン thiamine、塩酸チアミン thiamine hydrochloride、ビタミンB1塩酸塩、アノイリン aneurine
- 商
- アミグランド、パレセーフ、ビーフリード
- 関
- ビタミン、チアミン二リン酸 thiamine pyrophosphate チアミンピロリン酸 TPP
機能
-
-
- 5. 酵母などではアルコール発酵を行うピルビン酸デカルボキシラーゼ(ピルビン酸からCO2を除去してアセトアルデヒドを産生)の補酵素として重要
臨床関連
[★]
- 英
- thiamin diphosphate,TDP, thiamine pyrophosphate, TPP
- 関
- ビタミンB1 = チアミン
- ピルビン酸デヒドロゲナーゼ、ビタミンB1、チアミン thiamin
- コカルボキシラーゼ
[show details]
[★]
- 英
- cocarboxylase
- 同
- チアミンピロリン酸 thiamine pyrophosphate TPP、チアミン二リン酸 thiamine diphosphate、ジホスホチアミン diphosphothiamine、アノイリンピロリン酸 aneurine pyrophosphate
- 商
- アリチラーゼ、プロフィット
- 関
- 活性チアミン誘導体、脚気
[★]
- 英
- thiamine
- 商
- M.V.I.、M.V.I.-12キット、アクタミン、アミグランド、アミノレバンEN配合、アリチア配合、アリナミン、アリナミンF、エスアリネート、エルネオパ1号、エレンタールP乳幼児用配合、エレンタール配合、エンシュア・リキッド、オーツカMV、グラビタン、コンベルビー、サブビタン、ジアイナミックス、ジアノイナミン、シーパラ、シグマビタン、シグマビタン配合、ジセタミン、ダイビタミックス、ダイメジン・マルチ、ダイメジンスリービー配合、ダイヤビタン、チアデラ、チアミン塩化物塩酸塩、ツインラインNF配合、ツインライン配合、トライビー、トリドセラン配合、ナイロジン、ネオM.V.I.-9、ネオパレン1号、ネオラミン・スリービー、ネオラミン・マルチV、ノイビタ、ノイロビタン配合、ノルニチカミン、バイオゲン、パレセーフ、パンビタン末、ビーカップ、ビースリミン、ビーフリード、ビーワン、ビオトーワ、ビタジェクト、ビタダン配合、ビタノイリン、ビタファント、ビタファントF、ビタマル配合、ビタミンB1、ビタメジン、ビタメジン配合、ビタルファ、フェニルアラニン除去ミルク配合、プラチアミン、フルカリック1号、フルスルチアミン、フルメチ、プレビタS、ベストン、ヘパンED配合、ベルミンビー、マルタミン、ムツタミン、メタボリン、メタボリンG、ラコールNF配合、ラコール配合、ロイシン・イソロイシン・バリン除去ミルク配合、ロートエキス、ロンベリン、ワッサーV配合、塩酸B1、塩酸チアミン
- 関
- ビタミンB1
- ビタミンB1剤
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
[★]
- 英
- amine
- 関
- 生体アミン
概念
- アンモニア(NH3)の水素原子(H)を1~3個アルキル基で置換した塩基性有機化合物
分類
置換基の数
- 第一アミン RNH2
- 第二アミン R2NH
- 第三アミン R3N
生体内のアミン
あみん
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義