- 日
- おうれんげどくとう
- 関
- 気逆
Japanese Journal
- 漢方薬 (特集 まるごと解説! 認知症の薬物療法) -- (BPSDに対する薬物療法)
- Industrial Info. 黄連解毒湯のTh17選択的な抑制作用と好中球性気道炎症モデルにおける改善作用
- 黄芩による薬物性肝障害が疑われた3例:―最近経験した自覚症状の乏しい症例から―
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- 2011年9月6日 ... 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)は、体内にこもった余計な熱を冷まし、消炎、鎮静、 解熱の作用があります。二日酔い、高血圧症、不眠症、胃炎、胃酸過多、皮膚の化膿症 、動悸などに用いられます。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ツムラ黄連解毒湯エキス顆粒(医療用)
組成
- 本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス1.5gを含有する。
日局オウゴン 3.0g
日局オウレン 2.0g
日局サンシシ 2.0g
日局オウバク 1.5g
添加物
効能または効果
- 比較的体力があり、のぼせぎみで顔色赤く、いらいらする傾向のある次の諸症:
- 鼻出血、高血圧、不眠症、ノイローゼ、胃炎、二日酔、血の道症、めまい、動悸、湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症
- 通常、成人1日7.5gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 著しく体力の衰えている患者[副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある。]
重大な副作用
間質性肺炎
- 発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)等があらわれた場合には、本剤の投与を中止し、速やかに胸部X線等の検査を実施するとともに副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。また、発熱、咳嗽、呼吸困難等があらわれた場合には、本剤の服用を中止し、ただちに連絡するよう患者に対し注意を行うこと。
肝機能障害、黄疸
- AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTPの著しい上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
腸間膜静脈硬化症
- 長期投与により、腸間膜静脈硬化症があらわれることがある。腹痛、下痢、便秘、腹部膨満等が繰り返しあらわれた場合、又は便潜血陽性になった場合には投与を中止し、CT、大腸内視鏡等の検査を実施するとともに、適切な処置を行うこと。なお、腸管切除術に至った症例も報告されている。
薬効薬理
循環系に対する作用
- ラットに経口投与したところ、海馬での局所脳血流量(CBF)が増加した1)。
胃粘膜障害に対する作用
- ラットに経口投与したところ、compound 48/80の単回又は反復投与による腺胃部の粘膜障害部位の面積が縮小し、胃粘膜における過酸化脂質(LPO)量増加、キサンチンオキシダーゼ(XOD)活性上昇及びグルタチオンペルオキシダーゼ活性低下がそれぞれ抑制された2)3)。
抗炎症作用
- ラットに経口投与したところ、卵白アルブミン、ブラジキニンによる足蹠浮腫並びにブラジキニンによる血管透過性亢進がそれぞれ抑制された。また、マウスに経口投与したところ、キシレンによる耳浮腫、酢酸による腹腔内色素漏出が抑制された4)。
- ラットに経口投与したところ、カラゲニンを含ませたコットンペレットによる肉芽腫形成が抑制された5)。
作用機序
- 本剤は、以下の作用により薬理効果を示すことが示唆されている。
血小板凝集抑制作用
- ヒト血小板において、コラーゲン、アドレナリン、ADP、STA2、アラキドン酸による血小板凝集及びATP放出を抑制し、トロンビン、ADP、STA2によるPlatelet factor 4及びβ-トロンボグロブリン放出を抑制した(in vitro)6)。
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- 気、気血水
- 気の循環の失調であり、身体中心部から末梢へ、あるいは上半身から下半身へ巡るべき気が逆流したために生じた病態。
- 診断基準として気逆スコアが提案されている。
- 気逆には、奔豚気、咳逆上気、水逆・嘔逆、厥逆・厥冷がある。
- 気逆を改善する生薬として桂枝、呉茱萸、黄連、五味子、半夏がある
- 気逆を改善する方剤:
[★]
- 関
- 心、五臓
症状
- 焦燥感、不安感、集中力の低下、不眠、嗜眠、情緒不安定、顔面紅潮、舌尖の真紅、動悸、脈の結代、胸内苦悶感、息切れ
治療
[★]
- 関
- 黄連、黄芩、少陽病、心下痞硬
[★]
- 日
- おうごん
- 英
- Scutellaria root, baical skullcap root
- ラ
- Scutellariae radix
- 同
- オウゴン、黄ごん
- 関
- コガネバナ、Scutellaria baicalensis
- 生薬
- 健胃薬
- フラボノイド(baicalin)
- 少陽病の治療方剤である多くの黄連剤、柴胡剤に含まれる。
- 少陽病・心下痞硬型(黄連剤)
- 薬理作用:清熱作用、抗炎症作用
- 副作用:間質性肺炎、肝機能障害・黄疸、膀胱炎を表す漢方方剤の中に黄芩を含むものが比較的多い
黄芩を含む漢方方剤
参考
- *http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%AC%E3%83%8D%E3%83%90%E3%83%8A
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- 英
- idiopathic mesenteric phlebosclerosis, IMP
- 関
- 山梔子 サンシシ、間膜静脈、腸間膜静脈硬化症
漢方薬
- サンシシに含まれるゲニポシドが腸間膜静脈の石灰化と関連していると考えられている。
山梔子を含む方剤
参考
- http://ci.nii.ac.jp/naid/10030293861
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/gee/54/3/54_3_455/_pdf
[★]
- 関
- 漢方製剤、黄連解毒湯
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- 日
- おうれん、オウレン
- 英
- Coptis root, coptis rhizome, golden thread
- ラ
- Coptidis Rhizoma
- 関
- オウレン属、コプティス属
[★]
- 英
- detoxification, detoxification, elimination
- 同
- 不活化 inactivation