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- (植物)Coptis、(生薬)Coptis rhizome
- 関
- 黄連、オウレン属、コプティス属、Coptis属
WordNet
- small genus of low perennial herbs having yellow rhizomes and white or yellow flowers (同)genus Coptis
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2017/07/16 10:19:19」(JST)
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オウレン |
キクバオウレン(両性花)
|
分類(APG III) |
界 |
: |
植物界 Plantae |
階級なし |
: |
被子植物 angiosperms |
階級なし |
: |
真正双子葉類 eudicots |
目 |
: |
キンポウゲ目 Ranunculales |
科 |
: |
キンポウゲ科 Ranunculaceae |
属 |
: |
オウレン属 Coptis |
種 |
: |
オウレン C. japonica |
|
学名 |
Coptis japonica (Thunb.) Makino(広義) |
和名 |
オウレン(黄連) |
オウレンとはキンポウゲ科オウレン属の植物の一種。学名Coptis japonica。常緑の多年草で、根茎は漢方薬としても使われる。
目次
- 1 特徴
- 2 種内変異
- 3 利用
- 4 その他
- 5 写真
- 6 脚注
- 7 関連項目
- 8 参考文献
- 9 外部リンク
特徴
小型の多年生草本。葉は根出状に出て、葉質はやや硬くてつやがある。葉の形には変異が多く、変種が認められる。標準のものは1回3出複葉で、小葉は卵形で荒い鋸歯があり、3出状に裂けることもある。
葉を抜いて立つ高さ15-40センチメートルほどの花茎が上の方で3つほどに枝分かれして、そのそれぞれの先に3月から4月ごろ、直径およそ1センチメートルほどの白くて小さな花を咲かせる[1]。花茎の葉は目立たない。5枚の細長い萼片は白くて花弁状であり、花弁はさじ形でより小さくて数が多い。
雌雄異株。雄花には雄蕊が多数あり、両性花には雄蕊と数個の心皮があり、心皮は花後に柄が伸びて、果実は車輪状の軸の先に袋がついたような形になる。先端部分は口が開いている。これは雌蘂の段階から開いているもので、果実時に裂開するものではない。
北海道、本州、四国の山地の木陰に自生する。針葉樹林に多く、杉植林などにもよく出現するという。
種内変異
葉の形に変異が多く、変種名もそれにちなんで与えられている。
- オウレン(広義) Coptis japonica (Thunb.) Makino
- キクバオウレン Coptis japonica (Thunb.) Makino var. anemonifolia (Siebold et Zucc.) H.Ohba:オウレンとも。1回3出複葉。
- (シノニム -Coptis japonica (Thunb.) Makino var. japonica auct. non Makino)
- セリバオウレン Coptis japonica (Thunb.) Makino var. major (Miq.) Satake :2回3出複葉。本州と四国に分布。
- (シノニム -Coptis japonica (Thunb.) Makino var. dissecta (Yatabe) Nakai ex Satake)
- コセリバオウレン Coptis japonica (Thunb.) Makino var. japonica :3回3出複葉。本州太平洋側に分布。
- (シノニム -Coptis japonica (Thunb.) Makino var. major (Miq.) Satake)
利用
薬用植物のため栽培もされる。播種より収穫するまでに最低5-6年を要する。
生薬
本種、および同属のC. chinensis、C. deltoidea、C. deltoideaの根茎を乾燥させたものは黄連(オウレン)という生薬であり、体のほてり(熱)を抑える性質が有るとされ、胃や腸を健やかに整えたり、腹痛や腹下りを止めたり、心のイライラを鎮めたりする働きが有る[2]。この生薬には抗菌作用、抗炎症作用等があるベルベリン(berberine)というアルカロイドが含まれている。
漢方医学においては ほかの生薬と組み合わせて、黄連湯、黄連解毒湯、三黄丸、三黄瀉心湯、温清飲などの漢方方剤に使われる。
その他
「オウレン」は仲春(啓蟄〔3月6日頃〕から清明の前日〔4月4日頃〕まで)の季語とされている[3]。
写真
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黄連 (生薬、丹波市立薬草薬樹公園)2010年5月撮影)
脚注
- ^ "オウレンとは|ほぼ普通の植物図鑑 ヤサシイエンゲイ". (京都けえ園芸企画舎). 2016年2月24日閲覧。
- ^ "オウレン(オウレン)タケダの生薬・漢方薬辞典". (武田薬品協業株式会社). 2016年2月24日閲覧。
- ^ "黄連|季語と歳時記". (NPO法人季語と歳時記の会). 2016年2月24日閲覧。
関連項目
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ウィキメディア・コモンズには、オウレンに関連するメディアがあります。 |
|
ウィキスピーシーズにオウレンに関する情報があります。 |
参考文献
- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他『日本の野生植物 草本II 離弁花類』,(1982),平凡社、p.87。
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
- 黄連|季語と歳時記(NPO法人季語と歳時記の会)
- オウレンとは|ほぼ普通の植物図鑑 ヤサシイエンゲイ(京都けえ園芸企画舎 )
外部リンク
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Japanese Journal
- 服薬指導に役立つ! 漢方薬のキホン(其の8・最終回)黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ) 麻黄湯(マオウトウ)
- 共栄堂漢方研究会
- Rp. : The Journal of recipe 11(4), 411-417, 2012-00-00
- NAID 40019453015
- 本州産オウレン属(キンポウゲ科)の1新種,キタヤマオウレン
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
トチモトのオウレン末
効能または効果
★リンクテーブル★
[★]
- 同
- S・M配合散
配合
適応
参考
http://www.rad-ar.or.jp/siori/kekka.cgi?n=8422
http://www.e-pharma.jp/allHtml/2339/2339177B1020.htm
[★]
- 関
- 荊芥連翹湯、漢方製剤
[★]
- 関
- 清上防風湯、漢方製剤
[★]
- 関
- 漢方製剤
[★]
- 日
- せいじょうぼうふうとう
[★]
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