出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/04/24 14:24:47」(JST)
キハダ | |||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
キハダ
|
|||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||
学名 | |||||||||||||||||||||
Phellodendron amurense Rupr. | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
キハダ(黄膚、黄檗、黄柏) | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
Amur Corktree |
キハダ(黄檗、黄膚、黄柏。学名 Phellodendron amurense)はミカン科キハダ属の落葉高木。アジア東北部の山地に自生しており、日本全土でもみることができる。
樹高は10m~15m程度で、20m以上になるものもある。
葉は、対生葉序(たいせいようじょ)で奇数羽状複葉(きすううじょうふくよう)である。5月末~7月初旬にかけて、円錐花序の小さい黄色い花が見られるようになる。
樹皮はコルク質で、外樹皮は灰色、内樹皮は鮮黄色である。この樹皮からコルク質を取り除いて乾燥させたものは、生薬の黄檗(おうばく、黄柏)として知られ、薬用のほか染料の材料としても用いられる。
カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハの幼虫が好む食草である。
蜜源植物としても利用される。
樹皮の薬用名は黄檗(オウバク)であり、樹皮をコルク質から剥ぎ取り、コルク質・外樹皮を取り除いて乾燥させると生薬の黄柏となる。黄柏にはベルベリンを始めとする薬用成分が含まれ、強い抗菌作用を持つといわれる。チフス、コレラ、赤痢などの病原菌に対して効能がある。主に健胃整腸剤として用いられ、陀羅尼助、百草などの薬に配合されている。また強い苦味のため、眠気覚ましとしても用いられたといわれている、また黄連解毒湯、加味解毒湯などの漢方方剤に含まれる。日本薬局方においては、本種と同属植物を黄柏の基原植物としている。
アイヌは、熟した果実を香辛料として用いている。
キハダは、黄蘗色(きはだいろ)ともよばれる鮮やかな黄色の染料で、黄色に染め上げる以外に赤や緑色の下染めにも利用される。なかでも、紅花を用いた染物の下染めに用いられるのが代表的で、紅花特有の鮮紅色を一層引き立てるのに役立っている。なお、キハダは珍しい塩基性の染料で、酸性でないとうまく染め上がらない。このため、キハダで下染めをした後は洗浄を十分にする必要がある。
キハダの心材も黄色がかっており、木目がはっきりしているため、家具材などに使用される。ただし軽量で、軟らかいため、あまりにも強い荷重がかかる場所には向いていない。一部で桑の代用材として使用される場合がある。その場合には、桑と区別するために「女桑」と表記される。
(日中医薬研究会の旧URLの http://www.hougi.org/ は乗っ取られ済み、新URLの http://nittyuuiyaku-kennkyuukai.com/ 下には該当URL無し)
この項目は、植物に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:植物/Portal:植物)。 |
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
小島黄柏M
リンク元 | 「参耆剤」「気逆」「脾虚」「血虚」「心虚」 |
人参 | 黄耆 | 朮 | 当帰 | 甘草 | 茯苓 | 陳皮 | 生姜 | 遠志 | 大棗 | 黄柏 | 酸棗仁 | 木香 | 竜眼肉 | 柴胡 | 桂皮 | 地黄 | 芍薬 | 五味子 | その他 | |||||
半夏白朮天麻湯 | ○ | ○ | 白朮 | ○ | ○ | ○ | ○ | 半夏 | 麦芽 | 天麻 | 沢瀉 | 乾姜 | ||||||||||||
帰脾湯 | ○ | ○ | 白朮 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||||||||
加味帰脾湯 | ○ | ○ | 白朮 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 山梔子 | ||||||||||
補中益気湯 | ○ | ○ | 朮 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 升麻 | ||||||||||||||
清暑益気湯 | ○ | ○ | 蒼朮 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 麦門冬 | |||||||||||||||
十全大補湯 | ○ | ○ | 蒼朮 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 川芎 | ||||||||||||||
人参養栄湯 | ○ | ○ | 白朮 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
桂枝 | 甘草 | 大棗 | 生姜 | 乾姜 | 人参 | 茯苓 | 芍薬 | 半夏 | 呉茱萸 | 朮 | 黄連 | その他 | |||
苓桂甘棗湯 | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||||||
桂枝加桂湯 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||||
肘後方・奔豚湯 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||||
苓桂味甘湯 | ○ | ○ | ○ | 五味子 | |||||||||||
苓桂朮甘湯 | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||||||
桂枝加竜骨牡蠣湯 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 竜骨 | 牡蠣 | ||||||||
桂枝人参湯 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||||
黄連湯 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||
黄連解毒湯 | ○ | 黄芩 | 黄柏 | 山梔子 | |||||||||||
呉茱萸湯 | ○ | ○ | ○ | ○ |
人参 | 乾姜 | 甘草 | 蒼朮 | 朮 | 生姜 | 茯苓 | 大棗 | 陳皮 | 半夏 | 黄耆 | 白朮 | 黄柏 | 麦芽 | 天麻 | 沢瀉 | 当帰 | 遠志 | 酸棗仁 | 木香 | 竜眼肉 | 柴胡 | 山梔子 | 升麻 | 五味子 | 麦門冬 | 桂皮 | 地黄 | 芍薬 | 川芎 | |
人参湯 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||||||||||||||||||||
四君子湯 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||||||||||||||||||
六君子湯 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||||||||||||||||
半夏白朮天麻湯 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||||||||||||
帰脾湯 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||||||||||||||
加味帰脾湯 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||||||||||
補中益気湯 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||||||||||||||
清暑益気湯 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||||||||||||||||
十全大補湯 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||||||||||||||
人参養栄湯 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
地黄 | 芍薬 | 川芎 | 当帰 | 甘草 | 艾葉 | 阿膠 | 黄耆 | 黄柏 | 釣藤鈎 | 桂皮 | 人参 | 茯苓 | 蒼朮 | |
四物湯 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||||
芎帰膠艾湯 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||
七物降下湯 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||
十全大補湯 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
黄芩 | 黄連 | 甘草/炙甘草 | 乾姜/生姜 | 人参 | 大棗 | その他 | |||||
三黄瀉心湯 | ○ | ○ | 大黄 | ||||||||
黄連解毒湯 | ○ | ○ | 山梔子 | 黄柏 | |||||||
半夏瀉心湯 | ○ | ○ | 甘草 | 乾姜 | ○ | ○ | 半夏 | ||||
炙甘草湯 | 炙甘草 | 生姜 | ○ | ○ | 阿膠 | 桂皮 | 地黄 | 麦門冬 | 麻子仁 | ||
酸棗仁湯 | 甘草 | 酸棗仁 | 川芎 | 知母 | 茯苓 |
.