気管
- 英
- carina
- 関
- 気管竜骨、気管分岐部
漢方
- 日
- りゅうこつ、リュウコツ
- 英
- longgu
- 同
- 龍骨、白竜骨 はくりゅうこつ、花竜骨 かりゅうこつ、五花竜骨 ごかりゅうこつ、土竜骨 どりゅうこつ
WordNet
- any of various keel-shaped structures or ridges such as that on the breastbone of a bird or that formed by the fused petals of a pea blossom
PrepTutorEJDIC
- (植物の)竜骨弁 / (動物の)竜骨,胸峰
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/04/15 16:39:28」(JST)
[Wiki ja表示]
|
この項目では、生薬について説明しています。船舶の構造材については「竜骨 (船)」をご覧ください。 |
竜骨(生薬)として使われる哺乳類の骨の化石。海綿骨の部分も確認できる。
竜骨(りゅうこつ、龍骨、中国語: lónggǔ (ロンクー))とは、生薬の一種で大型の哺乳類の骨の化石のことである[1]。なかには恐竜の化石も含まれ、これが竜伝説となったとする説もあるが、支持されていない。
医薬品として日本薬局方に掲載されている生薬で鎮静作用、収斂作用がある[2]。成分は、炭酸カルシウム(50~80%)、リン酸カルシウムなどである。竜骨は、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)、桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)などの漢方薬に配合される[3]。
竜骨の基原となるのはゾウ、サイ、馬、鹿、猪、牛などの仲間である。ナウマンゾウのように絶滅してしまった動物も多い。
現在は中国より輸入されているが、化石であるので将来的に枯渇してしまうことが懸念されている。
また、煮た牛骨等を粉砕し、石灰水に浸けてザラザラした感じにした偽物の竜骨もある。本物は舐めると舌に吸い付く感じがするという。本物は化石であり、化石は多孔質なため水分を吸着しやすいからである。
亀甲獣骨文字(甲骨文字)は、竜骨を持病の治療薬として求めた王懿栄が、文字の書かれた骨から発見したといわれる。また、北京原人の化石は竜骨の産地である周口店竜骨山で発見された。
脚注
- ^ 平成18年厚生労働省告示第285号『第十五改正日本薬局方』
- ^ 劉園英 「二味の配合(4) 竜骨と牡蛎」『伝統医学』、2007年、10巻、4号、p219
- ^ 久保道徳 「病院薬剤師のための漢方製剤の知識 龍骨」『日本病院薬剤師会雑誌』、1986年、3巻、p147~149
関連項目
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
- 1. 大腸癌の治療プロトコル treatment protocols for colorectal cancer
- 2. 去勢抵抗性前立腺癌の治療プロトコル treatment protocols for castration resistant prostate cancer
- 3. 乳癌の治療プロトコル treatment protocols for breast cancer
- 4. 膀胱癌の治療プロトコル treatment protocols for bladder cancer
- 5. 腹壁の解剖学 anatomy of the abdominal wall
Japanese Journal
- 臨床リポート 精神疾患を有する男性更年期障害に柴胡加竜骨牡蛎湯が奏効した1例
- 臨床リポート ベンゾジアゼピン系薬剤の減量のために柴胡加竜骨牡蛎湯を使用した経験
- 臨床研究・症例報告 柴胡加竜骨牡蛎湯が有効であった頭部前屈発作の1例
Related Links
- 竜骨(りゅうこつ、英: keel キール)とは、おおむね2つの意味があり、 ひとつには、重 船舶の構造材のひとつで、船底を船首から船尾にかけて通すように配置された構造材の ことを指す。 また英語でkeel キールと言えば、船舶の下に配置された水中構造体も指す 。
- 竜骨(りゅうこつ、龍骨、中国語: lónggǔ (ロンクー))とは、生薬の一種で大型の哺乳類 の骨の化石のことである。なかには恐竜の化石も含まれ、これが竜伝説となったとする 説もあるが、支持されていない。 医薬品として日本薬局方に掲載されている生薬で鎮静 ...
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ジュンコウ柴胡加龍骨牡蠣湯FCエキス細粒 医療用
組成
- 本剤は1日量6.00g中、下記生薬より抽出した水製乾燥エキス(柴胡加龍骨牡蠣湯エキス)4.00gを含有する。
日局 サイコ 5.00g
日局 ハンゲ 4.00g
日局 ブクリョウ 3.00g
日局 ケイヒ 3.00g
日局 タイソウ 2.50g
日局 ニンジン 2.50g
日局 リュウコツ 2.50g
日局 ボレイ 2.50g
日局 ショウキョウ 1.00g
日局 ダイオウ 1.00g
日局 オウゴン 2.50g
添加物として、トウモロコシデンプン、乳糖水和物を含有する。
効能または効果
- 精神不安があって、動悸、不眠などを伴うものの次の諸症:高血圧の随伴症状(動悸、不安、不眠)、神経症、更年期神経症、小児夜なき
- 通常、成人1日6.0gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 下痢、軟便のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある。]
- 著しく胃腸の虚弱な患者[食欲不振、胃部不快感、腹痛、下痢等があらわれることがある。]
- 著しく体力の衰えている患者[副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある。]
重大な副作用
間質性肺炎
- 発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)等があらわれた場合には、本剤の投与を中止し、速やかに胸部X線等の検査を実施するとともに副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。また、発熱、咳嗽、呼吸困難等があらわれた場合には、本剤の服用を中止し、ただちに連絡するよう患者に対し注意を行うこと。
肝機能障害、黄疸
- AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- 気、気血水
- 気の循環の失調であり、身体中心部から末梢へ、あるいは上半身から下半身へ巡るべき気が逆流したために生じた病態。
- 診断基準として気逆スコアが提案されている。
- 気逆には、奔豚気、咳逆上気、水逆・嘔逆、厥逆・厥冷がある。
- 気逆を改善する生薬として桂枝、呉茱萸、黄連、五味子、半夏がある
- 気逆を改善する方剤:
[★]
- 関
- 柴胡、黄芩、少陽病、胸脇苦満
[★]
- 関
- 気逆
[★]
- 商
- 柴胡加竜骨牡蛎湯エキス、桂枝加竜骨牡蛎湯エキス
- 関
- 竜骨
[★]
- 同
- 柴胡加龍骨牡蠣湯エキス
- 関
- 漢方製剤、柴胡加竜骨牡蛎湯
[★]
- 日
- さいこかりゅうこつぼれいとう
[★]
- 英
- bronchial carina
- 関
- 気管分岐部
[★]
下気管気管支リンパ節
[★]
- 英
- bone
- ラ
- os
- 関
- 骨格