- 英
- teriparatide
- 化
- 酢酸テリパラチド テリパラチド酢酸塩 teriparatide acetate
- 商
- テリボン、フォルテオ、ヒトPTH
- 関
- 甲状腺,副甲状腺ホルモン剤
- 機能検査用試薬
甲状腺,副甲状腺ホルモン剤
UpToDate Contents
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Japanese Journal
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
テリパラチド酢酸塩静注用100「旭化成」
組成
*成分・含量(1バイアル中)
添加物
禁忌
- 高カルシウム血症の患者[高カルシウム血症を悪化させるおそれがある。]
- 本剤に対して過敏症の既往歴のある患者
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人[「5.妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照]
効能または効果
- Ellsworth-Howard試験
- *1回100テリパラチド酢酸塩単位を用時、日局生理食塩液3mLに溶解し、静脈内に注射する。
なお、体表面積が1m2未満の小児の場合には、100テリパラチド酢酸塩単位/m2投与する。
Ellsworth-Howard試験実施方法
方法
- 厚生省特定疾患ホルモン受容機構異常調査研究班の方法に準じる。1)
〔A〕(標準法−午後1時PTH投与)
- (前処置)
- ●アルミゲルその他のリン吸収阻害剤やカルシウム剤の投与は行わない。それらの薬剤を投与中の症例は、投与中止(約1週間)後検査を施行する。
- ●検査前日は、乳製品摂取制限が望ましい。
- ●検査当日は、朝食として乳製品を含まない軽食可。
〔B〕(乳幼児変法−午前10時PTH投与)
- (前処置)
- ●検査前日は乳製品の摂取制限が望ましい。
- ●検査当日は検査終了時まで食事禁。
- ●カルシウム剤、その他のリン吸収阻害剤の投与は行わない。
(測定項目)
- ●尿:尿量、リン、クレアチニン、cyclic AMP
●血清:カルシウム、リン、クレアチニン、総タンパクまたはアルブミン
(反応性の判定)
- ●リン酸排泄量(U4+U5)−(U2+U3)
●cyclic AMP排泄量U4−U3とU4/U3
- 成人は〔A〕の標準法に従うのを原則とする。小児も可能ならば午後1時にPTHを投与する方法が望ましい。その際のPTH投与量や飲水は〔B〕の方法に準拠する。
判定基準
判定基準(リン酸反応)の適用条件
検査時、低カルシウム高リン血症の状態にある。
- 血清カルシウム(補正)値:8.4mg/dL未満
- 血清無機リン値:3.5mg/dL以上(成人)、4.5mg/dL以上(小児)
著しい腎機能低下がない。
- 血清尿素窒素:30mg/dL以下または
クレアチニン:2mg/dL以下
リン酸欠乏状態にない。
- PTH投与前の尿中リン酸排泄量:10mg/2時間以上
尿中リン酸排泄の日内変動が大きくない。
- PTH投与前2回の尿のリン酸排泄の差:17.5mg/時間未満
採尿ミスなどがない。
- PTH投与前後各2時間の尿中クレアチニン排泄量の比:0.8〜1.2
病型\反応性 |
尿中リン酸排泄量 (U4+U5)−(U2+U3) |
尿中cyclic AMP排泄量 U4−U3,U4/U3 |
特発性副甲状腺 機能低下症 |
35mg/2時間※以上 |
1μmol/時間※以上, 10倍以上 |
偽性副甲状腺 機能低下症:I型 |
35mg/2時間※未満 |
1μmol/時間※未満, 10倍未満 |
偽性副甲状腺 機能低下症:II型 |
35mg/2時間※未満 |
1μmol/時間※以上, 10倍以上 |
- ※体表面積1m2未満の小児では、体表面積換算(mg/m2/2時間、μmol/m2/時間)で表わした値を用いて判定する。
慎重投与
- 腎疾患・心疾患のある患者[腎疾患・心疾患を悪化させるおそれがある。]
- 気管支喘息、発疹(紅斑、膨疹等)等の過敏症状を起こしやすい体質の患者
- 高齢者[「4.高齢者への投与」の項参照]
重大な副作用
ショック
(頻度不明)
- ショックを起こす可能性があるので、観察を十分に行い、症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
血清カルシウム及び血清リンに対する作用9)
- テリパラチド酢酸塩は甲状腺・副甲状腺摘除ラットの血清カルシウム値を上昇させ、血清リン値を低下させた。
腎に対する作用10)
- 術後性副甲状腺機能低下症病態モデルラットに、テリパラチド酢酸塩を投与すると尿中リン酸及び尿中cyclic AMP排泄量は著しく増加した。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- *テリパラチド酢酸塩(Teriparatide Acetate,JAN)
(Teriparatide r-INN)
化学名
- L-seryl-L-valyl-L-seryl-L-α-glutamyl-L-isoleucyl-L-glutaminyl-L-leucyl-L-methionyl-L-histidyl-L-asparaginyl-L-leucyl-glycyl-L-lysyl-L-histidyl-L-leucyl-L-asparaginyl-L-seryl-L-methionyl-L-α-glutamyl-L-arginyl-L-valyl-L-α-glutamyl-L-tryptophyl-L-leucyl-L-arginyl-L-lysyl-L-lysyl-L-leucyl-L-glutaminyl-L-α-aspartyl-L-valyl-L-histidyl-L-asparaginyl-L-phenylalanine pentaacetate
分子式
- C181H291N55O51S2・5CH3COOH
分子量
融点
性状
- 本品は白色の粉末で、においはないか又は、わずかに酢酸臭があり、味はない。
本品は水又は酢酸(100)に極めて溶けやすい。
本品の水溶液(1→1000)のpHは4.0〜6.0である。
本品は吸湿性である。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- corticosteroid-induced osteoporosis GIO
- 同
- ステロイド骨粗鬆症、ステロイド誘発性骨粗鬆症
- 関
- 糖質コルチコイド誘発骨粗鬆症。続発性骨粗鬆症
治療適応
治療
- 第一選択がビスホスホネート。
- セカンドチョイスとしてテリパラチドとなる。
- SERMはエビデンスがない。
[★]
テリパラチド
- 関
- teriparatide acetate
[★]
テリパラチド。酢酸テリパラチド