- 英
- wrist
- 関
- 手関節
WordNet
- a joint between the distal end of the radius and the proximal row of carpal bones (同)carpus, wrist_joint, radiocarpal joint, articulatio radiocarpea
PrepTutorEJDIC
- 手首関節;(シャツなどの)そで口
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/09/16 18:04:33」(JST)
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英語での名称。Wrist(リスト)と書いてある部分が手首
手首(てくび、Wrist)とは、掌(てのひら)と腕がつながっているところのこと[1]。また、てのひらと腕をつなぐ関節のこと。
サル目はすべて手首を持つが、本項では注記しない限りサル目のうちのヒトの手首について記述する。
概説[編集]
掌と腕をつなぐ部分のことである。
スポーツや武道などでは手首の用い方も重要な要素となることも多い。例えば、野球では手首の動きを活かした動きをすることを「スナップをきかす」などと言う。ゴルフでは手首の角度が、クラブのヘッドのフェイス(面)の向きに大きく影響し、球の直進・フック・スライスなどとなって現れる。合気道では自身の手首の角度で技の効きがまったく異なり、また、相手の手首へのある種の関節技を用いた型も多い。ボクシングや打撃系の格闘技などでは、強靭な手首の持ち主は有利な傾向があり、弱い手首の持ち主は自身が繰り出した打撃により関節の骨にダメージを負うことがある。野球の投手では、多投する球種によっては腱鞘炎が発生しやすい箇所でもある。
楽器類の演奏でも重要な役割を果たしており、例えば三味線の演奏では撥(ばち)を持ったときに、手首の力を抜くことが大切となる[2]。ギター、バイオリンでも手首の力の抜くことはポイントと指摘されることは多い。また、ジャンベ、コンガ、あるいはスティックを用いたドラムス 等でも手首の使い方は重要である。
日常生活では、一般にはくびれていることを利用して※[3]、腕時計をつけたり、ブレスレット等のアクセサリ類をつけたりするのに用いられている。医療現場ではさまざまタグをつけたりするためにも用いられいる。警察官は容疑者に手錠をかけるために利用する。
脈をとる(脈拍を確認する)ために、手首の動脈に指を当てる、ということは一般に行われている。
医学[編集]
解剖学[編集]
「手関節」も参照
骨の解剖図。ラグビーボール状の箇所とそれに合った皿状の部分から成っている。
手首の関節は、医学用語・解剖学用語では橈骨手根関節と言う[4] 。橈骨と手根骨との間の関節で、尺骨が参加していないため、このような名称で呼ばれている[4]。手根骨が集まることで、楕円状(ラグビーボール状)の部分と、それに合った受け皿のようになっている[4]。こうした形状であるので、手首の動きは次のふたつに限定されている[4]。① 手首の曲げ・伸ばし方向の動き、すなわち屈曲・伸展の動き。こちらは比較的大きく動く。② 横に傾ける動き、すなわち外転・内転の動き。こちらは比較的小さくしか動かない[4]。
手首は外から大まかに大まかに見ると、左右に回転しているように見える運動もする[4]。これは回内・回外と呼ばれる動きであるが、この動きは実は、ラグビーボール状の手首の関節自体が行えるものではなく、前腕にある二本の骨、橈骨と尺骨のほうが行っている[4]。
手首を動かすための筋肉は前腕部に集まっている。
手首は、手関節とも呼ぶ。
東洋医学[編集]
東洋医学で手首にかかわることを説明すると、手のひら側の(手の甲ではない側の)、しわ、の親指幅下で親指側側面寄りの箇所(つまりしばしば脈拍をはかるために用いられるくぼみ)は、経渠(けいきょ)と呼ばれるツボで、咳、喘息、発熱、無汗、咽頭炎などの治療に用いられている[5] 。
同じく手のひら側のしわの小指寄りの端のくぼみは神門(しんもん)と呼ばれるツボで、便秘、つわり、心痛、不眠などの治療に用いられている[5]。
参考文献[編集]
- 広辞苑 第五版
- 坂井建雄『よくわかる解剖学の基本としくみ』秀和システム 2006
出典[編集]
- ^ 広辞苑第五版 p.1826 【手首】
- ^ 杵屋五吉郎 『和楽器教本 三味線: 文化と楽器と演奏練習』2006 p.52
- ^ 極端な肥満の人はこの限りではない。肥満でくびれがほとんど無いと、「手首が無い」などと表現されることがある。
- ^ a b c d e f g 坂井建雄『よくわかる解剖学の基本としくみ』秀和システム 2006 p.27
- ^ a b 根本幸夫『症状別よくわかる東洋医学』2009 p.191
関連項目[編集]
- 手関節
- スピネーション (spination)
- プロネーション (pronation)
- スナップ
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Japanese Journal
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- 手首動作を入力とするスマートデバイス向けユーザインタフェースの検討 (計測研究会 生体計測及び一般)
- 松浦 隼人,明比 宏太,Aliabadi Farahani Marzieh,水野 統太,水戸 和幸,板倉 直明
- 電気学会研究会資料. IM = The papers of technical meeting on instrumentation and measurement, IEE Japan 2018(40-43), 19-24, 2018-12-21
- NAID 40021774920
Related Links
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★リンクテーブル★
[★]
- a 手掌で叩く。
- b 打腱器で叩く。
- c 中指で手首のスナップを利かせて叩く。
- d 両方の母指で強く押して素早く手を離す。
- e 片方の手掌を当てその上から他方の拳で叩く。
[正答]
※国試ナビ4※ [109F007]←[国試_109]→[109F009]
[★]
- ☆case52 全身性の筋力低下
- ■glossary
- 筋力低下、筋無力、筋脱力 muscle weakness, muscular weakness
- denture 義歯
- leg 脚、下肢
- bruising 打撲、打撲傷
- hair follicle 毛包
- edentulous adj. 歯のない。歯を失った、全歯欠損の
- ■症例
- 82歳、男性
- 主訴:筋力低下と全身の倦怠感
- 現病歴:(以前から続く)筋痛。関節痛(特に肘、手首、膝)。3週間前に転倒して足を打ち、足に局所的な痛みがある。喫煙歴なし。飲酒歴なし。服用薬なし。
- 既往歴:12年前に心筋梗塞になった。心筋梗塞のβブロッカーを処方されていたが、過去6年間は処方薬を持ってなかった。20年前に胆嚢摘出術。
- 家族歴:
- 社会歴:労働者として働いていた。63歳に退職。2階のアパート(in a second-floor flat)に単身で住んでいる。妻は5年前に死亡。息子が一人おり、アイルランドに在住している。息子とは3年間会っていない。
- ・診察 examination
- 肢帯周辺の筋肉に圧痛。肘、手首、肘周辺にも圧痛。口には異常がないが舌がかなり平坦化。歯はなく、義歯は無くしている。循環器系、呼吸器系、消化器系に異常なし。下肢では右脚の脛の前面に(superficial laceration)が認められる。このlacerationは血かにじみ出ており治癒していない。下肢には出血斑が認められる部分がある。腕や脚に打撲傷がみとめられる広い範囲がある。彼が言うには、この打撲傷はどんな外傷とも関係がないとのことである。
- ・検査 investigation
- ヘモグロビン低値、MCV低値
- ■答え
- (第一パラグラフ)
- ・dietary historyは重要なhistoryの中でも重要な部分。
- ・特に今回のような症例では重要。
- ・今回の症例では、多くの特徴が栄養的な問題を示している。
- ・家族の援助が無く、5年間widowerである。
- ・2階のアパートに独りで住んでいる。get outが困難である。
- ・義歯を無くしており、食べるのが痕案である。
- (第二パラグラフ)
- ・凝固異常に関係しうる点状出血の皮疹(petechial rash)が見られるが、血小板数は正常。
- ・毛包の周りに分布しているかどうかを見るために皮疹を注意深く診察することが重要。 ← どういうこと?
- ・多くの特徴が壊血病を示唆。
- ・体内のビタミンCストックは2-3ヶ月。
- ・壊血病の特徴:皮疹、筋肉と関節の痛みと圧痛、創傷治癒の遅延、小球性貧血
- ・全歯欠損している患者では、古典的な壊血病の特徴である歯肉出血はないであろう(would not be present)
- (第三パラグラフ)
- ・血清中のビタミンCレベルは正常な患者で広い範囲にあるので、測定は難しい。
- ・この患者ではアスコルビン酸を経口的にビタミンCレベルを正常に戻すことで(replacement)することで、2週間で症状が消えた。
- ・この状況で(in this situation)、他の栄養の欠乏を探したり、退院後再発しない状況を保証するための手続きをすることが重要である。
- ■KEY POINTS
- ・特に老人では栄養歴は臨床的評価に入れるべき
- ・ビタミン不足はあらゆる栄養吸収不良の問題がない場合、貧しい食生活を送っている患者に起こる。
[★]
- 34歳 女性
- 主訴:皮疹
- 現病歴 2週間前から脛と前腕に有痛性紅色の腫脹(multiple tender red serllings)が多数認められるようになった。古い腫脹(older swelling)は黒ずんでおり(darker)、中心から治癒傾向にあるようであった。調子が悪く全身倦怠感を訴えており、手首と足首の痛みも訴えていた。最近咽頭痛は無かった。2年前からずっと口内アフタが再発していた。陰部に潰瘍はなかったが間欠的な腹痛と下痢に悩まされてきた。
- 職業歴:ウェイトレスとして働いている。
- 結婚歴:未婚。
- 嗜好歴:1日15本。機会飲酒。
- 既往歴:なし
- 家族歴:なし
- examination
- 全身:やせているが元気そう。
- 口内:アフタを認めない(診察時)。
- 関節:炎症所見無し。可動域制限なし。疼痛無し。
- 皮膚:脛と前腕に有痛性隆起性病変(直径1-3cm)を多数認める。新しい病変は赤色で古い病変は水疱の様に見える。
- その他異常所見を認めず
- investigations
- 高値:白血球。赤沈。
- 胸部単純X線写真:異常所見認めず
- 尿検査:異常を認めず
[★]
手首、手関節
- 関
- carpal joint、hand joint、wrist joint
[★]
- 英
- wrist fracture
- 関
- 手首関節骨折、手関節骨折
[★]
- 英
- wrist-cutting syndrome
- 関
- 自傷、ためらい創
[★]
- 英
- wrist fracture
- 関
- 手首骨折、手関節骨折
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- 英
- wrist joint
- 関
- 手関節
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- 英
- neck、cervical region
- 関
- 頸部、頚部