フルベストラント
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Japanese Journal
- 横谷 直美,谷口 桂子,加藤 孝子,稲田 佑亮,畠山 朋樹,広瀬 寛子,海瀬 博史,大久保 雄彦
- The Kitakanto medical journal 62(4), 448-448, 2012-11-01
- NAID 120005082438
- 閉経後進行再発乳がん治療 フェソロデックスの登場で閉経後進行再発乳がんのホルモン療法が変わる QOLの高い状態を長く保つ新しい乳がんのホルモン療法 (乳がん総力特集)
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
フェソロデックス筋注250mg
組成
成分・含量(1mL中)
添加物
- エタノール100mg、ベンジルアルコール100mg、安息香酸ベンジル150mg、ヒマシ油 適量
- 1筒当たりの有効成分含量
1筒5mL中
禁忌
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人[動物実験(ラット及びウサギ)で生殖毒性が認められている。](「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
- 授乳婦[動物実験(ラット)において乳汁移行が認められている。また、動物実験(ラット)で授乳期に本剤を投与した場合、出生児において生存率の低値等が認められている。](「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- 本剤の使用開始にあたっては、原則としてホルモン受容体の発現の有無を確認し、ホルモン受容体が陰性と判断された場合には本剤を使用しないこと。
- 本剤の内分泌療法未治療例における有効性及び安全性は確立していない。
- 本剤の手術の補助療法としての有効性及び安全性は確立していない。
- 通常、成人には本剤2筒(フルベストラントとして500mg含有)を、初回、2週後、4週後、その後4週ごとに1回、左右の臀部に1筒ずつ筋肉内投与する。
- 1回の投与で本剤2筒を一側の臀部に投与しないこと。また、硬結に至ることがあるので、注射部位を毎回変更するなど十分注意して投与すること。(「副作用」の項参照)
慎重投与
- 肝機能障害のある患者[血中濃度が上昇するおそれがある。なお、Child-Pugh分類クラスC患者における使用経験はない。](「薬物動態」の項参照)
- 重度の腎機能障害のある患者[本剤の重度の腎機能障害患者における安全性は確立していない。]
重大な副作用
- 肝機能障害(頻度不明):AST(GOT)、ALT(GPT)、ALP、ビリルビンの上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 血栓塞栓症(頻度不明):肺塞栓症、血栓性静脈炎等があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- フルベストラントは、主にエストロゲン受容体(ER)の分解を促進すること4)により、エストロゲンのERへの結合を阻害するステロイド性抗エストロゲン剤であると考えられる。なお、フルベストラントは、ラットで子宮重量増加作用及び骨密度に対する影響を示さなかった5),6)等から、アゴニスト様作用を示さずに乳癌細胞の増殖を抑制すると考えられる。
作用機序
- フルベストラントは、ERへのエストラジオールの結合を競合的に阻害した7)。また、閉経後原発性乳癌患者を対象とした臨床試験で、フルベストラント投与により、乳癌組織中のKi67、ER及びプロゲステロン受容体の発現が低下した8)。
薬理作用
- フルベストラントはエストロゲン又はタモキシフェンによる子宮重量増加作用をマウス、ラット及びサルで抑制した5),7),9)。
抗腫瘍効果
- フルベストラントは、エストロゲン感受性ヒト乳癌細胞株(MCF-7)のin vitroでの増殖、及びヌードマウスに移植したヒト乳癌由来腫瘍(MCF-7及びBr10)の増殖を抑制した10)。
有効成分に関する理化学的知見
- 一般名 :フルベストラント(fulvestrant)(JAN)
- 化学名 :7α-[9-(4,4,5,5,5-Pentafluoropentylsulphinyl)nonyl]estra-1,3,5(10)-triene-3,17β-diol
- 構造式 :
- 分子式 :C32H47F5O3S
- 分子量 :606.77
- 性状 :本品は白色の粉末である。本品はメタノール又はエタノール(95)に溶けやすく、水にほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
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商品
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- 英
- fulvestrant
- 同
- ICI 182
- 商
- フェソロデックス
- 関
- その他の腫瘍用薬