ヒドロコルチゾン
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Japanese Journal
- 37. ソルコーテフの急速静注により呼吸停止に至ったアスピリン喘息の1例(第1014回千葉医学会例会・第35回肺癌研究施設例会)
Related Links
- ソル・コーテフ注射用100mg,ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウム注射用.
- ソル・コーテフ静注用500mg,ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウム注射用.
- ソルコーテフ, コハク酸ヒドロコルチゾン. サクシゾン. プレドニン, プレドニゾロン, プレドニゾロン, 4.0, 12~36, 中時間作用型. プレドニゾロン. メドロール, メチル プレドニゾロン, 5.0. ソルメドロール, コハク酸メチルプレドニゾロン. レダコート, トリアムシノロン ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ソル・コーテフ注射用100mg
組成
有効成分(1バイアル中)
- 日局 ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウム 133.7mg(ヒドロコルチゾン相当量:100mg)
添加物(1バイアル中)
- 無水リン酸一水素ナトリウム
無水リン酸二水素ナトリウム
pH調節剤
- 本剤には溶解液として、日局注射用水2mLを添付している。
禁忌
次の患者又は部位には投与しないこと
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 感染症のある関節腔内又は腱周囲[免疫機能を抑制し、宿主防御能を低下させるので、感染症を悪化させるおそれがある。]
- 動揺関節の関節腔内[関節の不安定化が起こり、症状を悪化させるおそれがある。]
次の薬剤を投与しないこと
- 生ワクチン又は弱毒生ワクチン[「相互作用」1の項参照]
効能または効果
内科・小児科領域
内分泌疾患
- 急性副腎皮質機能不全(副腎クリーゼ)〔1),2),3)〕、甲状腺中毒症〔甲状腺(中毒性)クリーゼ〕〔1),2),※3)〕、慢性副腎皮質機能不全(原発性、続発性、下垂体性、医原性)〔3)〕、ACTH単独欠損症〔※3)〕
膠原病
- リウマチ熱(リウマチ性心炎を含む)、エリテマトーデス(全身性及び慢性円板状)〔※1),※2),3)〕
アレルギー性疾患
- 気管支喘息〔1),2),10)〕、喘息発作重積状態、アナフィラキシーショック〔1),2)〕、喘息性気管支炎(小児喘息性気管支炎を含む)〔※3),10)〕、薬剤その他の化学的物質によるアレルギー・中毒(薬疹、中毒疹を含む)〔※1),※2),※3)〕、蕁麻疹(慢性例を除く)(重症例に限る)〔※2),※3)〕
神経疾患
- 脳脊髄炎(脳炎、脊髄炎を含む)(但し、一次性脳炎の場合は頭蓋内圧亢進症状がみられ、かつ他剤で効果が不十分なときに短期間用いること)、重症筋無力症、多発性硬化症(視束脊髄炎を含む)〔1),2),※3)〕、末梢神経炎(ギランバレー症候群を含む)〔※1),※2),※3)〕、小舞踏病、顔面神経麻痺、脊髄蜘網膜炎〔※3)〕、脊髄浮腫〔1),6)〕
消化器疾患
- 限局性腸炎、潰瘍性大腸炎〔※1),※2),※3),8)〕
呼吸器疾患
- びまん性間質性肺炎(肺線維症)(放射線肺臓炎を含む)〔※1),※2),10)〕
重症感染症
- 重症感染症(化学療法と併用する)〔1),2),※3)〕
新陳代謝疾患
その他の内科的疾患
- 重症消耗性疾患の全身状態の改善(癌末期、スプルーを含む)〔※1),※2),※3)〕、悪性リンパ腫(リンパ肉腫症、細網肉腫症、ホジキン病、皮膚細網症、菌状息肉症)及び類似疾患(近縁疾患)、好酸性肉芽腫〔1),2),※3)〕、乳癌の再発転移〔※3)〕
外科領域
- 副腎摘除〔1),2),3)〕、臓器・組織移植、副腎皮質機能不全患者に対する外科的侵襲〔※3)〕、侵襲後肺水腫〔1),10)〕、外科的ショック及び外科的ショック様状態、脳浮腫、輸血による副作用、気管支痙攣(術中)〔1)〕、手術後の腹膜癒着防止〔7)〕、蛇毒・昆虫毒(重症の虫さされを含む)〔※3)〕
整形外科領域
- 関節リウマチ、若年性関節リウマチ(スチル病を含む)〔3),4)〕、リウマチ性多発筋痛〔3)〕、強直性脊椎炎(リウマチ性脊椎炎)〔3)〕、強直性脊椎炎(リウマチ性脊椎炎)に伴う四肢関節炎〔4)〕
泌尿器科領域
- 前立腺癌(他の療法が無効の場合)、陰茎硬結〔※3)〕
眼科領域
皮膚科領域
- 湿疹・皮膚炎群(急性湿疹、亜急性湿疹、慢性湿疹、接触皮膚炎、貨幣状湿疹、自家感作性皮膚炎、アトピー皮膚炎、乳・幼・小児湿疹、ビダール苔癬、その他の神経皮膚炎、脂漏性皮膚炎、進行性指掌角皮症、その他の手指の皮膚炎、陰部あるいは肛門湿疹、耳介及び外耳道の湿疹・皮膚炎、鼻前庭及び鼻翼周辺の湿疹・皮膚炎等)(但し、重症例以外は極力投与しないこと)〔★※3)〕、乾癬及び類症〔尋常性乾癬(重症例)、関節症性乾癬、乾癬性紅皮症、膿疱性乾癬、稽留性肢端皮膚炎、疱疹状膿痂疹、ライター症候群〕〔★※2),★※3)〕、紅斑症(★多形滲出性紅斑、結節性紅斑)(但し、多形滲出性紅斑の場合は重症例に限る)〔※3)〕、ウェーバークリスチャン病、粘膜皮膚眼症候群〔開口部びらん性外皮症、スチブンス・ジョンソン病、皮膚口内炎、フックス症候群、ベーチェット病(眼症状のない場合)、リップシュッツ急性陰門潰瘍〕、天疱瘡群(尋常性天疱瘡、落葉状天疱瘡、Senear-Usher症候群、増殖性天疱瘡)、デューリング疱疹状皮膚炎(類天疱瘡、妊娠性疱疹を含む)〔※2),※3)〕、帯状疱疹(重症例に限る)〔※3)〕、潰瘍性慢性膿皮症〔※3)〕、紅皮症(ヘブラ紅色粃糠疹を含む)〔★※2),★※3)〕
耳鼻咽喉科領域
- メニエル病及びメニエル症候群、急性感音性難聴〔1),2),3)〕、喉頭炎・喉頭浮腫〔1),2),3),10),12)〕、食道の炎症(腐蝕性食道炎、直達鏡使用後)及び食道拡張術後〔1),2),3),10),13)〕、アレルギー性鼻炎、花粉症(枯草熱)〔3),10),11)〕、嗅覚障害〔※1),※2),※3),10),11)〕、難治性口内炎及び舌炎(局所療法で治癒しないもの)〔5)〕
口腔外科領域
注I:投与法
- 1)静脈内注射
2)点滴静脈内注射
3)筋肉内注射
4)関節腔内注射
5)軟組織内注射
6)硬膜外注射
7)腹腔内注入
8)注腸
9)結膜下注射
10)ネブライザー
11)鼻腔内注入
12)喉頭・気管注入
13)食道注入
注II
※印
静脈内注射及び点滴静脈内注射
- 経口投与不能時、緊急時及び筋肉内注射不適な場合にのみ用いること
筋肉内注射
★印
- 外用剤を用いても効果が不十分な場合あるいは十分な効果を期待し得ないと推定される場合のみ用いること
- 各用法における、通常成人の用量(ヒドロコルチゾンとして)は下記のとおりである。なお、年齢、症状により適宜増減する。
1)静脈内注射
- 1回の用量(mg):50〜100
1日投与回数:1〜4
緊急時1回用量(mg):100〜200
2)点滴静脈内注射
- 1回の用量(mg):50〜100
1日投与回数:1〜4
緊急時1回用量(mg):100〜200
3)筋肉内注射
- 1回の用量(mg):50〜100
1日投与回数:1〜4
緊急時1回用量(mg):100〜200
4)関節腔内注射
- 1回の用量(mg):5〜25
1日投与回数:投与間隔2週以上
緊急時1回用量(mg):−
5)軟組織内注射
- 1回の用量(mg):12.5〜25
1日投与回数:投与間隔2週以上
緊急時1回用量(mg):−
6)硬膜外注射
- 1回の用量(mg):12.5〜50
1日投与回数:投与間隔2週以上
緊急時1回用量(mg):−
7)腹腔内注入
- 1回の用量(mg):40
1日投与回数:−
緊急時1回用量(mg):−
8)注腸
- 1回の用量(mg):50〜100
1日投与回数:−
緊急時1回用量(mg):−
9)結膜下注射
- 1回の用量(mg):20〜50mg/mL溶液 0.2〜0.5mL
1日投与回数:−
緊急時1回用量(mg):−
10)ネブライザー
- 1回の用量(mg):10〜15
1日投与回数:1〜3
緊急時1回用量(mg):−
11)鼻腔内注入
- 1回の用量(mg):10〜15
1日投与回数:1〜3
緊急時1回用量(mg):−
12)喉頭・気管注入
- 1回の用量(mg):10〜15
1日投与回数:1〜3
緊急時1回用量(mg):−
13)食道注入
- 1回の用量(mg):25
1日投与回数:−
緊急時1回用量(mg):−
慎重投与
- 感染症の患者[免疫機能を抑制し、宿主防御能を低下させ、症状を悪化させるおそれがある。また、炎症反応を抑制し、徴候を隠蔽するおそれがあるので、感染症に対する適切な処置を行うこと。
- 糖尿病の患者[糖新生を促進させ、また、細胞のインスリンに対する感受性を低下させるので、症状を悪化させるおそれがある。
- 骨粗鬆症の患者[骨基質の合成を阻害し、骨形成を抑制するので、症状を悪化させるおそれがある。]
- 腎不全、うっ血性心不全の患者[ナトリウム貯留作用により、症状を悪化させるおそれがある。]
- 甲状腺機能低下のある患者、肝硬変の患者[代謝が阻害され、副作用があらわれるおそれがある。]
- 脂肪肝、脂肪塞栓症の患者[脂質代謝に影響を与えるので、症状を悪化させるおそれがある。]
- 重症筋無力症の患者[使用当初、一時症状を悪化させるおそれがある。]
- 気管支喘息の患者[「重要な基本的注意」3の項参照]
- 潰瘍性大腸炎(切迫穿孔、膿瘍、他の化膿性感染症の疑いがある場合)の患者[炎症反応を抑制するので、これらの疑いがある場合、その徴候を隠蔽するおそれがある。]
- 高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
重大な副作用
ショック(頻度不明)
- ショックを起こすことがある。呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等のアナフィラキシー様症状を伴うことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
感染症(頻度不明)
- ウイルス、細菌、真菌、原虫、寄生虫等による感染症の誘発又は徴候の隠蔽、感染症の悪化等があらわれることがある。これらの感染症の発現頻度は、副腎皮質ホルモン剤を増量すると高くなるとの報告があるので、抗菌剤等による適切な処置を行うこと。また、B型肝炎ウイルスの増殖による肝炎があらわれることがある。観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
続発性副腎皮質機能不全(頻度不明)
- 続発性副腎皮質機能不全があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに再投与又は増量するなど適切な処置を行うこと。
骨粗鬆症(頻度不明)、骨頭無菌性壊死(頻度不明)
- 骨粗鬆症があらわれ、脊椎圧迫骨折、病的骨折を起こすことがある。また、大腿骨及び上腕骨等の骨頭無菌性壊死があらわれることがあるので、疼痛等の症状の観察を十分に行い、異常が認められた場合にはMRI等の検査を実施し、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
胃腸穿孔(頻度不明)、消化管出血(頻度不明)、消化性潰瘍(頻度不明)
- 胃腸穿孔、消化管出血、消化性潰瘍があらわれることがあるので、便潜血のチェック等の観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
ミオパチー(頻度不明)
- 連用によりミオパチーがあらわれることがある。また、非脱分極性筋弛緩剤との併用又は重症筋無力症等の神経筋接合部位障害のある患者において短期間でミオパチーがあらわれ、四肢麻痺に至ったことが報告されているので、筋力低下、CK(CPK)の上昇等の観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
血栓症(頻度不明)
- 血栓症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
頭蓋内圧亢進(頻度不明)、痙攣(頻度不明)
- 頭蓋内圧亢進、痙攣があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
精神変調(頻度不明)、うつ状態(頻度不明)
- 精神変調、うつ状態があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
糖尿病(頻度不明)
- 糖尿病があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
緑内障(頻度不明)、後嚢白内障(頻度不明)
- 連用により眼圧亢進、緑内障、後嚢白内障を来すことがあるので、定期的に検査をすることが望ましい。なお、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
気管支喘息(頻度不明)
- 喘息発作の誘発又は悪化があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
心破裂(頻度不明)
- 急性心筋梗塞を起こした患者で、心破裂があらわれたとの報告があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
うっ血性心不全(頻度不明)
- うっ血性心不全があらわれたとの報告があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には心電図等の検査を実施し、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
食道炎(頻度不明)
- 食道炎があらわれたとの報告があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
カポジ肉腫(頻度不明)
- カポジ肉腫があらわれたとの報告があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
腱断裂(頻度不明)
- アキレス腱等の腱断裂があらわれたとの報告があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- 副腎機能不全の補償作用4〜8)
- 抗ショック作用4〜8)
- 抗炎症作用4〜8)
- 抗アレルギー作用、抗体産生の抑制4〜8)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウム(Hydrocortisone Sodium Succinate)
化学名
- Monosodium 11β,17,21-trihydroxypregn-4-ene-3,20-dione 21-succinate
分子式
分子量
性状
- 白色の粉末又は塊で、においはなく、吸湿性である。
水、メタノール又はエタノール(95)に溶けやすく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
光によって徐々に着色する。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- aspirin-induced asthma, AIA
- 関
- アスピリン過敏症、アスピリン
概念
疫学
- やや女性に多い(男女比=2:3ないし1:2) 30代
- 気管支喘息患者の10%に存在
病因
- アスピリン、酸性非ステロイド性抗炎症薬。
- タートラジン、パラベンなどの食品添加物、医薬品添加物、香水中の化学物質、自然界のサリチル酸化合物、コハク酸エステル型副腎皮質ステロイド薬も原因となりうる。(SPU.236)
病態生理
- アスピリンや酸性非ステロイド性抗炎症薬によりシクロオキシゲナーゼが阻害されると、アラキドン酸代謝はリポキシゲナーゼによるロイコトリエン合成がもっぱら行われることになる。気管支拡張作用のあるプロスタグランジンの産生が低下し、気管支収縮作用のあるロイコトリエンが増加することが本疾患の本態であると考えられている。
病理
臨床像
- 1. 皮膚アトピー
- 2. 発作は通年性で重症。⇔喘息は季節性であり、春と秋である。
- 3. 鼻茸(鼻ポリープ)を高率に合併
- 4. 重症、難治性のためステロイド依存性
症状
- 薬物を摂取してまもなくより呼吸困難が出現。時に急激に悪化し、突然死のおそれがある。
3主徴
合併症
治療
- 対症療法:酸素投与(呼吸困難により動脈血酸素分圧の低下が見られた場合)
- 薬物療法:気管支喘息の薬物治療に準じる
- β刺激薬
- ロイコトリエン受容体拮抗薬:軽症から重症まで好んで用いられ、著効
- 副腎皮質ステロイド:リン酸エステル型を使用する コハク酸エステル型は禁忌
- デカドロンないしリンデロンを8mg IVないしPO
副腎ステロイド製剤
参考
- 1. [charged] アスピリンによる呼吸器疾患の増悪 - uptodate [1]
- 2. [charged] 非ステロイド性抗炎症剤(NSAID)(アスピリンを含む):アレルギー反応および偽アレルギー反応 - uptodate [2]
- 3. [charged] アスピリン悪化呼吸器疾患(AERD;アスピリン喘息):非ステロイド性抗炎症剤(NSAIDs)負荷および脱感作 - uptodate [3]
国試
[★]
- 英
- corticosteroid
- 関
- 副腎皮質ステロイド、コルチコステロイド、ステロイド薬、副腎皮質ステロイド薬、副腎皮質ホルモン、副腎皮質ステロイドホルモン、副腎皮質ステロイド剤
副腎皮質ホルモン剤
副作用
- フロリネフ
重大な副作用
- 誘発感染症、感染症の増悪があらわれることがある。また、B型肝炎ウイルスの増殖による肝炎があらわれることがある。観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
- 2. 続発性副腎皮質機能不全、糖尿病
- 3. 消化性潰瘍、膵炎
- 4. 精神変調、うつ状態、痙攣
- 5. 骨粗鬆症、大腿骨及び上腕骨等の骨頭無菌性壊死、ミオパシー*6. 緑内障、後のう白内障
- 連用により眼内圧亢進、緑内障、後のう白内障を来すことがあるので、定期的に検査をすることが望ましい。
その他の副作用
- 1. 内分泌:5%以上又は頻度不明:月経異常
- 2. 消化器:5%以上又は頻度不明:下痢、胃痛、胸やけ、口渇、食欲亢進
- 3. 消化器:5%未満:悪心・嘔吐、腹部膨満感
- 4. 精神神経系:5%以上又は頻度不明:多幸症、不眠、頭痛、めまい
- 5. 筋・骨格:5%以上又は頻度不明:筋肉痛、関節痛
- 6. 脂質・たん白質代謝:5%以上又は頻度不明:野牛肩、窒素負平衡、脂肪肝
- 7. 脂質・たん白質代謝:5%未満:満月様顔貌
- 8. 体液・電解質:5%以上又は頻度不明:血圧上昇、低カリウム性アルカローシス
- 9. 体液・電解質:5%未満:浮腫、高ナトリウム血症、低カリウム血症
- 10. 眼:5%以上又は頻度不明:中心性漿液性網脈絡膜症等による網膜障害、眼球突出
- 11. 血液:5%以上又は頻度不明:白血球増多
- 12. 皮膚:5%以上又は頻度不明:ざ瘡、多毛、脱毛、色素沈着、皮下溢血、紫斑、線条、そう痒、発汗異常、顔面紅斑、創傷治癒障害、皮膚菲薄化・脆弱化、脂肪織炎
- 13. 過敏症:5%未満:発疹
- 14. その他:5%以上又は頻度不明:発熱、疲労感、息切れ、ステロイド腎症、体重増加、精子数及びその運動性の増減
[★]
- 英
- hydrocortisone HDC
- 同
- コルチゾール cortisol
- 化
- コハク酸ヒドロコルチゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン
- 商
- ロコイド、ハーユロン、パンデル、アボコート、クレイトン、コートリル、サクシゾン、ソル・コーテフ、HCゾロン、ハイドロコートン。
- 酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン:イトロン
- (クロルヘキシジン、ジフェンヒドラミン、ヒドロコルチゾン、ベンザルコニウム)デスパ。(ヒドロコルチゾン、フラジオマイシン、ジフェンヒドラミン)レスタミン。(ヒノキチオール、ヒドロコルチゾン、アミノ安息香酸エチル)ヒノポロン。(クロタミトン、ヒドロコルチゾン)オイラックス。(混合死菌浮遊液、ヒドロコルチゾン)エキザルベ。(オキシテトラサイクリン、ヒドロコルチゾン)テラ・コートリル。(ヒドロコルチゾン、フラジオマイシン、ジブカイン、エスクロシド)プロクトセディル、ヘモレックス。(大腸菌死菌浮遊液、ヒドロコルチゾン)ポステリザン
- Penecort
- 関
- 副腎皮質ホルモン
添付文書
- サクシゾン静注用500mg/*サクシゾン静注用1000mg
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2452400D6078_2_01/2452400D6078_2_01?view=body
[★]
商品
[★]
- 英
- hydrocortisone butyrate propionate
- 商
- HCゾロン、アボコート、イトロン、エキザルベ 、オイラックスH、クレイトン、コートリル、サクシゾン、ソル・コーテフ、デスパコーワ、テラ・コートリル、ハイドロコートン、ハーユロン、パンデル、ヒノポロン口腔用、プロクトセディル、ヘモレックス、ポステリザンF、ロコイド、強力ポステリザン、強力レスタミンコーチゾンコーワ、
- 関
- ヒドロコルチゾン
[★]
- 英
- teff
- 関
- スズメガヤ属