- 英
- hydrocortisone sodium phosphate
添付文書
- 水溶性ハイドロコートン注射液100mg/水溶性ハイドロコートン注射液500mg
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2452402A2040_2_01/2452402A2040_2_01?view=body
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Related Links
- ソル・コーテフ静注用250mg,ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウム注射用. ... 静 注液100mg(ジェネリック薬品). 経路:注射薬|規格:100mg2mL1管 |一般名: ヒドロコルチゾンリン酸エステルナトリウム注射液|薬価:211.00 |メーカー:エール 薬品 ...
- その結果全身末梢血管抵抗の増大、心拍出量の減少がみられる。副腎皮質ホルモン( ヒドロコルチゾンリン酸エステルナトリウム)はこれらのショック症状に対して心拍出量の 増加、末梢血管抵抗の減少、心筋収縮力の増強、微細循環の改善、リソゾーム膜の ...
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
クレイトン静注液100mg
禁忌
効能または効果
- 外科的ショックおよびショック様状態における救急、または術中・術後のショック
- 症状、症例により異なるが、1日1回または数回、1回2〜20mL(ヒドロコルチゾンとして100〜1,000mg)を静注または点滴静注する。
慎重投与
- 消化性潰瘍の患者[粘膜防御能の低下等により、消化性潰瘍が増悪するおそれがある。]
- 糖尿病の患者[糖新生促進作用(血糖値上昇)等により、糖尿病が増悪するおそれがある。]
- 感染症の患者[免疫抑制作用により、感染症が増悪するおそれがある。]
- 結核性疾患の患者[免疫抑制作用により、結核性疾患が増悪するおそれがある。]
- 単純疱疹性角膜炎の患者[免疫抑制作用により、単純疱疹性角膜炎が増悪するおそれがある。]
- 骨粗鬆症の患者[骨形成抑制作用及びカルシウム代謝の障害を起こすことにより、骨粗鬆症が増悪するおそれがある。]
- 精神病の患者[中枢神経系に影響し、精神病が増悪するおそれがある。]
- 後嚢白内障の患者[水晶体線維に影響し、後嚢白内障が増悪するおそれがある。]
- 緑内障の患者[眼圧が上昇し、緑内障が増悪するおそれがある。]
- 腎不全の患者[症状が増悪するおそれがある。]
- 高血圧症の患者[ナトリウム・水貯留作用等により、高血圧症が増悪するおそれがある。]
- 電解質異常のある患者[ナトリウム・水貯留作用により、電解質異常が増悪するおそれがある。]
- うっ血性心不全の患者[ナトリウム・水貯留作用等により、うっ血性心不全が増悪するおそれがある。]
- 甲状腺機能低下のある患者[血中半減期の延長がみられ、副作用が起こりやすい。]
- 肝硬変の患者[慢性肝疾患患者では、血中半減期の延長がみられ、副作用が起こりやすい。]
- 脂肪肝の患者[脂質代謝に影響し、脂肪肝が増悪するおそれがある。]
- 脂肪塞栓症の患者[脂質代謝に影響し、脂肪塞栓症が増悪するおそれがある。]
- 重症筋無力症の患者[使用当初、一時症状が増悪することがある。]
- 高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
重大な副作用
- 次のような副作用があらわれることがあるので、症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
誘発感染症、感染症の増悪
頻度不明
- 誘発感染症、感染症の増悪があらわれることがある。また、B型肝炎ウイルスの増殖による肝炎があらわれることがある。観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
続発性副腎皮質機能不全、糖尿病
頻度不明
消化性潰瘍
頻度不明
精神変調、うつ状態
頻度不明
骨粗鬆症、大腿骨及び上腕骨等の骨頭無菌性壊死、ミオパシー
頻度不明
緑内障、後嚢白内障
頻度不明
- 連用により眼圧亢進、緑内障、後嚢白内障を来すことがあるので、定期的に検査をすることが望ましい。
ショック
頻度不明
薬効薬理
====循環系に対する作用1)
====
- Lilleheiらによればショック時には末梢微細循環の毛細管の収縮、弛緩のアンバランスで組織は低酸素状態となる。その結果全身末梢血管抵抗の増大、心拍出量の減少がみられる。副腎皮質ホルモン(ヒドロコルチゾンリン酸エステルナトリウム)はこれらのショック症状に対して心拍出量の増加、末梢血管抵抗の減少、心筋収縮力の増強、微細循環の改善、リソゾーム膜の安定化の作用がある。
代謝に及ぼす作用2)
- Leferらによればショック患者にステロイドを投与すると血中乳酸値の低下作用のあることが明らかにされている。組織灌流の低下で嫌気性代謝亢進に伴う血中乳酸値の増加はショックの通常パターンであり血中乳酸値の評価はショックの重症度や予後に関連して重要な問題である。
代謝効果として、ステロイドはショック時のヒスタミン放出をおさえる働きがある。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- ヒドロコルチゾンリン酸エステルナトリウム
(Hydrocortisone Sodium Phosphate)
化学名
- 11β, 17, 21-Trihydroxypregn-4-ene-3, 20-dione 21-(disodium phosphate)
分子式
分子量
性 状
- 白色〜淡黄色の粉末で、においはない。
水に溶けやすく、メタノールにやや溶けにくく、エタノール(95)に極めて溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
吸湿性である。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- aspirin-induced asthma, AIA
- 関
- アスピリン過敏症、アスピリン
概念
疫学
- やや女性に多い(男女比=2:3ないし1:2) 30代
- 気管支喘息患者の10%に存在
病因
- アスピリン、酸性非ステロイド性抗炎症薬。
- タートラジン、パラベンなどの食品添加物、医薬品添加物、香水中の化学物質、自然界のサリチル酸化合物、コハク酸エステル型副腎皮質ステロイド薬も原因となりうる。(SPU.236)
病態生理
- アスピリンや酸性非ステロイド性抗炎症薬によりシクロオキシゲナーゼが阻害されると、アラキドン酸代謝はリポキシゲナーゼによるロイコトリエン合成がもっぱら行われることになる。気管支拡張作用のあるプロスタグランジンの産生が低下し、気管支収縮作用のあるロイコトリエンが増加することが本疾患の本態であると考えられている。
病理
臨床像
- 1. 皮膚アトピー
- 2. 発作は通年性で重症。⇔喘息は季節性であり、春と秋である。
- 3. 鼻茸(鼻ポリープ)を高率に合併
- 4. 重症、難治性のためステロイド依存性
症状
- 薬物を摂取してまもなくより呼吸困難が出現。時に急激に悪化し、突然死のおそれがある。
3主徴
合併症
治療
- 対症療法:酸素投与(呼吸困難により動脈血酸素分圧の低下が見られた場合)
- 薬物療法:気管支喘息の薬物治療に準じる
- β刺激薬
- ロイコトリエン受容体拮抗薬:軽症から重症まで好んで用いられ、著効
- 副腎皮質ステロイド:リン酸エステル型を使用する コハク酸エステル型は禁忌
- デカドロンないしリンデロンを8mg IVないしPO
副腎ステロイド製剤
参考
- 1. [charged] アスピリンによる呼吸器疾患の増悪 - uptodate [1]
- 2. [charged] 非ステロイド性抗炎症剤(NSAID)(アスピリンを含む):アレルギー反応および偽アレルギー反応 - uptodate [2]
- 3. [charged] アスピリン悪化呼吸器疾患(AERD;アスピリン喘息):非ステロイド性抗炎症剤(NSAIDs)負荷および脱感作 - uptodate [3]
国試
[★]
- 英
- sodium, natrium, Na
- 関
- Na+
血液(血清)中のナトリウム (臨床検査法提要第32版)
尿中のナトリウム
- <20 mEq/l (正常と判断できる範囲)
- >40 mEq/l (腎性腎不全を示唆)
尿Na,Kと血清Naによる血清Naの予測
- 経口摂取と輸液による自由水の摂取がなければ
- 尿([Na+]+[K+]) < 血清[Na+] → 血清[Na+]上昇
- 尿([Na+]+[K+]) = 血清[Na+] → 血清[Na+]普遍
- 尿([Na+]+[K+]) > 血清[Na+] → 血清[Na+]低下
食品中の食塩量
- ほとんどの製品ラベルに記載されている、ナトリウム[g]はそのまま食塩量[g]と考えることができないので、指導する債には注意を促す。
- 分子量から考えるとNa(23), Cl(35.5)なので、ナトリウムx[g]は食塩 x /23 * (23 + 35.5)、つまり2.54 * x [g]となる。
- 例えば、小生が常食している某社のインスタントラーメンにはナトリウム2[g]との記載があるが、これは5.08gの食塩が含まれているということになる。もちろんスープは全部飲む。1日3袋食べたことがあるのだが、、、
臨床関連
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
[★]
- 英
- thorium、Th
- 関
- トロトラスト、232Th
概念
- 参考1
- 原子番号:90
- 元素記号:Th
- アクチノイド元素の一つ
- 銀白色の金属。
- 安定同位体は存在しない。
- 北欧神話の軍神または雷神トールにちなんで名づけられた。
同位体
- 参考1
同位体
|
NA
|
半減期
|
DM
|
DE (MeV)
|
DP
|
228Th
|
trace
|
1.9116 y
|
α
|
5.52
|
224Ra
|
229Th
|
syn
|
7340 y
|
α
|
5.168
|
225Ra
|
230Th
|
trace
|
75380 y
|
α
|
4.77
|
226Ra
|
231Th
|
trace
|
25.5 h
|
β
|
0.39
|
231Pa
|
232Th
|
100 %
|
1.405 × 1010 y
|
α
|
4.083
|
228Ra
|
234Th
|
trace
|
24.1 d
|
β
|
0.27
|
234Pa
|
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0
[★]
- 英
- id
- 独
- Es
- 同
- イド
- 関
- リビドー
- フリードリヒ・ニーチェが使用し、ゲオルグ・グロデック(Georg・Groddeck)の『エスとの対話』("Gesellschaft")などで使われた用語で、彼と交流があったジークムント・フロイトが採用した精神分析学用語ともなった。(なお、1953年にジェイムズ・ストレイチーによるフロイト翻訳全集の英訳の際、エスはイド(ラテン語)と訳されアメリカ系の精神分析学で流布された。)自我参照。(wikipedia jaより)
参考
[★]
- 英
- cortisone
- ラ
- cortisonum
- 同
- 11-dehydro-17-hydroxycorticosterone
- 化
- 酢酸コルチゾン cortisone acetate
- 商
- コートン
- 関
- コルチゾール、糖質コルチコイド、11β-hydroxysteroid dehydrogenase、17-OHCS