- 英
- dibucaine
- 化
- ジブカイン塩酸塩, 塩酸ジブカイン, dibucaine hydrochloride
- 商
- ペルカミンエス、ジカベリン、ジブカルソー、タイオゼット、トリガイン、ネオビタカイン、ネオペルカミン、ビーセルファ、プロクトセディル、プロネスパスタアロマ、ペリオドン、ペルカミン
- 関
- シンコカイン、局所麻酔薬
WordNet
- a local anesthetic that is administered by injection
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 臨床 腰痛症に対するジブカイン塩酸塩配合薬によるトリガーポイント注射の治療効果
- 麻酔薬と生体膜の相互作用に関する研究 : 新たな相互作用測定手法の確立とその応用(日本高専学会 論文奨励賞受賞論文,第1回論文特集号)
- 山崎 奈穂,松岡 和彦,西本 真琴,秦 隆志,長山 和史,戸部 廣康,岡林 南洋
- 高等専門学校の教育と研究 : 日本高専学会誌 12(2), 5-10, 2007-05-14
- … 酔薬の分配の調査は重要である.本研究では麻酔薬に選択的に応答する電極により,脂質膜への麻酔薬の分配を調査した.脂質膜には代表的な脂質ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)を,局所麻酔薬にはジブカイン,テトラカイン,ブピバカイン,リドカインおよびプロカインを用いた.DPPC二分子膜の各相状態はそれぞれに異なった麻酔薬感受性を示し,麻酔薬による分配係数の差はそれぞれの麻酔薬の疎水性作用力に依存 …
- NAID 110006273140
Related Links
- 局所麻酔薬をくも膜下腔に投与する麻酔である。麻酔薬としては、プロカイン、テトラ カイン、リドカイン、ジブカイン、ブピバカインを用いることが多い(現在本邦では調節性の よいブピバカインが特に頻用される)。主に下腹部・下肢の手術に用いられる。 硬膜外 麻酔 ...
- 皮膚塗り薬などの成分として商品に含まれています。以下特徴として、少量使用で十分 効果が期待できます。たくさん塗らないようにしましょう。自身、両親、兄弟でアレルギー 体質の方がいる人は、注意して使用して下さい。その他副作用として、けいれんが知られ ...
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
0.3%ペルカミンエス注脊麻用
組成
有効成分
1管(3mL)中の含量
添加物
- 塩化ナトリウム:157.5mg
リン酸水素ナトリウム水和物:3.0mg
pH調節剤:適量
禁忌
- 重篤な出血やショック状態の患者[重篤な低血圧が起こることがある。]
- 注射部位又はその周辺に炎症のある患者[化膿性髄膜炎症状を起こすことがある。]
- 敗血症の患者[敗血症性の髄膜炎を生ずるおそれがある。]
- 本剤に対し、過敏症の既往歴のある患者
- 中枢神経系疾患
髄膜炎、脊髄癆1)、灰白脊髄炎等の患者[脊椎麻酔により症状が悪化するおそれがある。]
効能または効果
- 脊椎麻酔(腰椎麻酔)
- ジブカイン塩酸塩として、通常成人3.0〜9.0mg(1〜3mL)を使用する。ただし、年齢、麻酔領域、部位、組織、症状、体質により適宜増減する。
<参考>
脊椎麻酔の種類:高位脊麻
- 手術部位:上腹部
麻酔レベル:T4
本剤の量(mL):3.0
脊椎麻酔の種類:中位脊麻
- 手術部位:中下腹部
麻酔レベル:T6
本剤の量(mL):2.5
脊椎麻酔の種類:低位脊麻
- 手術部位:下腹部
麻酔レベル:T10
本剤の量(mL):2.0
- 手術部位:下肢
麻酔レベル:T12
本剤の量(mL):1.5〜2.0
脊椎麻酔の種類:サドルブロック
- 手術部位:肛門周囲
麻酔レベル:仙髄節・L4
本剤の量(mL):1.0〜1.5
慎重投与
- 妊産婦[妊娠末期は、麻酔範囲が広がり、仰臥位性低血圧を起こすことがある。](「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」及び「重要な基本的注意」3、4の項参照)
- 高齢者(「高齢者への投与」及び「重要な基本的注意」3、4の項参照)
- 若年者2)[一般に麻酔範囲が広がりやすいので、投与量の減量を考慮するとともに、患者の全身状態の観察を十分に行うこと。](「重要な基本的注意」3、4の項参照)
- 腹部腫瘤のある患者[腹部腫瘤により仰臥位性低血圧を起こしやすく、麻酔範囲が広がりやすい。麻酔中はさらに増悪することがあるので、投与量の減量を考慮するとともに患者の全身状態の観察を十分に行うこと。](「重要な基本的注意」3、4の項参照)
- 本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー反応を起こしやすい体質を有する患者
- 血液疾患や抗凝血剤治療中の患者[出血しやすいので、血腫形成や脊髄への障害を起こすことがある。]
- 重篤な高血圧症等、心血管系に著しい障害のある患者[脊椎麻酔により循環動態が急変しやすく、低血圧が起こりやすい。](「重要な基本的注意」3、4の項参照)
- 脊柱に著明な変形のある患者[脊髄や神経根の損傷のおそれがあり、また麻酔の高さの予測も困難である。](「重要な基本的注意」3、4の項参照)
- 全身状態が不良な患者[生理機能の低下により麻酔に対する忍容性が低下していることがある。]
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状
- ショック、アナフィラキシー様症状があらわれることがあり、また心停止に至ることがあるので、観察を十分に行い、脈拍の異常、血圧低下、呼吸抑制、チアノーゼ、意識障害、喘鳴、眼瞼浮腫、発赤、蕁麻疹等があらわれた場合には、適切な処置を行うこと。
中枢神経
- 振戦、痙攣等の中毒症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、ジアゼパム又は超短時間作用型バルビツール酸製剤(チオペンタールナトリウム等)の投与等の適切な処置を行うこと。
異常感覚、知覚・運動障害
- 注射針の留置時に神経(神経幹、神経根)に触れることにより一過性の異常感覚が発現することがある。また、神経が注射針や薬剤あるいは虚血によって障害を受けると、まれに持続的な異常感覚、疼痛、知覚障害、運動障害、膀胱直腸障害等の神経学的疾患があらわれることがある。
薬効薬理
- 一次感覚神経の無髄(C)神経線維、細い有髄(Aδ)神経線維のNa+チャネル内の特異的結合部位に結合してイオンの細胞内への流入を阻止し、活動電位の発生を抑制(神経伝導を遮断)することにより局所麻酔作用を発現する8)。
- 本剤0.05mLを用いてマウスの坐骨神経遮断を行ったところ、持続時間は平均144±37.9分であった9)。
- 本剤0.5〜1.0mLを用いて家兎腰椎麻酔を行ったところ、3〜5分後より知覚鈍麻及び筋弛緩作用がみられ、麻酔持続時間は3〜5時間であった9)。
- ジブカイン、パラブチルアミノ安息香酸ジエチルアミノエチル塩酸塩(テーカイン)、テトラカイン、リドカイン、プロカインのin vitroでのヒト脊髄神経に対する吸着性はジブカインが最も優れている10)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- 〔日局〕ジブカイン塩酸塩(Dibucaine Hydrochloride)
〔日局別名〕塩酸ジブカイン 塩酸シンコカイン
化学名
- 2-Butyloxy-N-(2-diethylaminoethyl)-4-quinolinecarboxamide monohydrochloride
分子式
分子量
性状
- 本品は白色の結晶又は結晶性の粉末である。
本品は水、エタノール(95)又は酢酸(100)に極めて溶けやすく、無水酢酸に溶けやすく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
本品は吸湿性である。
融点
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- hydrocortisone HDC
- 同
- コルチゾール cortisol
- 化
- コハク酸ヒドロコルチゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン
- 商
- ロコイド、ハーユロン、パンデル、アボコート、クレイトン、コートリル、サクシゾン、ソル・コーテフ、HCゾロン、ハイドロコートン。
- 酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン:イトロン
- (クロルヘキシジン、ジフェンヒドラミン、ヒドロコルチゾン、ベンザルコニウム)デスパ。(ヒドロコルチゾン、フラジオマイシン、ジフェンヒドラミン)レスタミン。(ヒノキチオール、ヒドロコルチゾン、アミノ安息香酸エチル)ヒノポロン。(クロタミトン、ヒドロコルチゾン)オイラックス。(混合死菌浮遊液、ヒドロコルチゾン)エキザルベ。(オキシテトラサイクリン、ヒドロコルチゾン)テラ・コートリル。(ヒドロコルチゾン、フラジオマイシン、ジブカイン、エスクロシド)プロクトセディル、ヘモレックス。(大腸菌死菌浮遊液、ヒドロコルチゾン)ポステリザン
- Penecort
- 関
- 副腎皮質ホルモン
添付文書
- サクシゾン静注用500mg/*サクシゾン静注用1000mg
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2452400D6078_2_01/2452400D6078_2_01?view=body
[★]
- 英
- local anesthetic, local anesthetics
- 同
- 局麻薬、局所麻酔剤
- 関
- 局所麻酔、局所麻酔薬一覧
構造
作用機序
- 電位依存性Naチャネルに結合して膜の脱分極を抑制、神経伝達を遮断。
商品
[★]
- 英
- spinal subarachnoid anesthesia
- 同
- 脊椎麻酔 spinal anesthesia、脊麻、腰椎麻酔 lumbar anesthesia lumbar spinal anesthesia、くも膜下麻酔 subarachnoid anesthesia
- 関
- クモ膜下ブロック くも膜下ブロック。硬膜外麻酔
- 誤用
- 脊椎クモ膜下麻酔 ← 脊椎にくも膜下はない
[show details]
薬剤
合併症
- 血圧低下、呼吸抑制、頭痛
- 穿刺部位によって、CN III/IV/VI麻痺、馬尾症候群を呈しうる。
禁忌
- ショック時、脱水、心筋梗塞、穿刺部位の炎症、脳脊髄疾患、出血性素因
国試
[★]
アミノ安息香酸エチル、テトラカイン塩酸塩(テトラカイン)、ジブカイン塩酸塩(ジブカイン)、ホモスルファミン
[★]
アミノ安息香酸エチル、テトラカイン塩酸塩(テトラカイン)、ジブカイン塩酸塩(ジブカイン)、ホモスルファミン
[★]
- 英
- dibucaine hydrochloride and p-butylaminobenzoyl diethylaminoethyl hydrochloride mixture
- 商
- ネオペルカミンS
- 関
- 塩酸ジブカイン、塩酸パラブチルアミノ安息香酸ジエチルアミノエチル
[★]
- 英
- dibucaine number, DN