アミノ安息香酸エチル、ヒドロコルチゾン酢酸エステル(ヒドロコルチゾン)、ヒノキチオール
- 関
- その他の歯科口腔用薬
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- 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
有効成分 1g中
- ヒノキチオール 1mg
(日局) ヒドロコルチゾン酢酸エステル 5mg
(日局) アミノ安息香酸エチル 15mg
添加物
- プロピレングリコール,マクロゴール,ステアリルアルコール,ゲル化炭化水素,dl-メントール,パラベン
禁忌
- 本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
- メトヘモグロビン血症のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
効能または効果
- 急性歯肉炎,辺縁性歯周炎
- 十分清拭乾燥した患部に1日1回適量を注入する。又は,塗布する場合,患部を清拭したのち,通常1日1〜3回適量を使用する。
重大な副作用
ショック
(頻度不明)
- ショックがあらわれることがあるので観察を十分に行い,血圧降下,顔面蒼白,脈拍の異常,呼吸抑制等の症状があらわれた場合には,直ちに投与を中止し,適切な処置を行うこと。(アミノ安息香酸エチルによる)
中枢神経
(頻度不明)
- 振戦,痙攣等の中毒症状があらわれることがあるので,観察を十分に行い,このような症状があらわれた場合には,直ちに投与を中止し,ジアゼパム又は超短時間作用型バルビツール酸製剤 (チオペンタールナトリウム等) の投与等の適切な処置を行うこと。(アミノ安息香酸エチルによる)
薬効薬理
抗菌作用
- ヒノキチオールは歯周疾患の炎症や化膿に関与するアクチノミセスや溶血性ストレプトコッカスなどの好気性菌には100万分の3〜100の濃度で,また症状が進み盲嚢が深くなるに従い歯肉組織の崩壊に大きく関与するとみられるバクテロイデスや,フソバクテリウムなどの嫌気性菌には,100万分の3〜50の濃度で発育を阻止する11)。
抗炎症作用
- ヒドロコルチゾン酢酸エステルは,抗炎症作用,抗アレルギー作用を持ち,また,糖・たん白・脂質などの代謝,生体の免疫反応などを抑制する。また,ヒト健常皮膚貼付で血管収縮作用を示し,炎症による持続性血管透過性亢進を抑制し,白血球遊走 (滲出性炎症) を抑制する。また,滲出性炎症につづく毛細血管の新生と肉芽組織の形成 (増殖性炎症) を強く抑制することにより抗炎症作用を現す。抗アレルギー作用もある12)。
鎮痛作用
- アミノ安息香酸エチルは適用局所における一次感覚神経の末梢に作用して,局所麻酔作用を現す。水に不溶で,局所適用後長時間その箇所に滞留し,持続的な表面麻酔作用を現すので,潰瘍化した表面,炎症粘膜面及び創傷表面などにおける痛みの緩解が得られる13)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
化学名:
- 4-Isopropyl-2-hydroxy-2,4,6-cycloheptatriene-1-one
分子式:
分子量:
★リンクテーブル★
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商品
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- 英
- hydrocortisone butyrate propionate
- 商
- HCゾロン、アボコート、イトロン、エキザルベ 、オイラックスH、クレイトン、コートリル、サクシゾン、ソル・コーテフ、デスパコーワ、テラ・コートリル、ハイドロコートン、ハーユロン、パンデル、ヒノポロン口腔用、プロクトセディル、ヘモレックス、ポステリザンF、ロコイド、強力ポステリザン、強力レスタミンコーチゾンコーワ、
- 関
- ヒドロコルチゾン
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- 英
- oral cavity (Z), buccal cavity
- ラ
- cavum oris, cavitas oris