- 英
- ipecac, ipecacuanha root
- ラ
- ipecacuanhae radix
- 同
- 吐根
- 商
- トコンシロップ、ドーフル
WordNet
- a medicinal drug used to evoke vomiting (especially in cases of drug overdose or poisoning)
PrepTutorEJDIC
- トコン(南米産のアカネ科の低木) / 吐根剤(トコンの乾燥根で吐剤,下剤に用いる)
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/08/31 23:11:40」(JST)
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トコン |
|
分類 |
界 |
: |
植物界 Plantae |
門 |
: |
被子植物門 Magnoliophyta |
綱 |
: |
双子葉植物綱 Magnoliopsida |
亜綱 |
: |
キク亜綱 Asterdiae |
目 |
: |
アカネ目 w:Gentianales |
科 |
: |
アカネ科 w:Rubiaceae |
属 |
: |
ボチョウジ属 w:Carapichea |
種 |
: |
トコン C. ipecacuanha |
|
学名 |
Psychotria ipecacuanha |
シノニム |
Cephaelis acuminata
Cephaelis ipecacuanha
Cephaelis ipecacuanha (lapsus)
Psychotria ipecacuanha
Uragoga ipecacuanha
|
和名 |
トコン(吐根) |
英名 |
ipecacuanha |
トコン(吐根、学名:Carapichea ipecacuanha)とは、アカネ科ボチョウジ属の多年草。
目次
- 1 特徴
- 2 トコンシロップ
- 3 脚注
- 4 関連項目
特徴
かつてはケファエリス属(トコン属 Cephaelis)に分類されていたこともあり、学名がCephaelis ipecacuanhaと表記されることもある。
ブラジルが原産地。高さは約10~20cmほどの小低木で、地中を這って数珠上の太い側根を張る。茎には四稜があり、短毛を生じる。葉は革質、楕円形もしくは卵形で対生する。
花は白色で小さく、先端が五つに分かれた筒状花で、大形の総苞の上に密集して咲く。朝方咲くと夕方にはしぼんでしまう。花後はエンドウ大の果実を結ぶ。この果実は未熟のときは紅色だが、熟すと紫色に変色する。
学名の由来は現地のトゥピ族の言葉で「吐き気を催す草」という意味の「ipecacuanha」が語源。その名の通り、トコンの根には催吐作用のあるケファエリン、エメチンなどのアルカロイドが含まれている。特にエメチンはアメーバ赤痢に効果があり、現地でも古くから根を乾燥させたものを民間薬として使ってきた。
根を乾燥させたものを生薬「吐根」といい、日本薬局方にも記載されている。去痰、催吐、緩下作用がある。
トコンシロップ
トコンのエキスに甘味料を加えてシロップにしたもの。催吐薬の一種で、タバコなどの異物や化学薬品を飲み込んだときの応急処置として用いられる。
しかし、場合によってはトコンシロップが使用できないケース[1]があり、エメチンなどの毒性のため慢性的に用いると身体に悪影響を及ぼす恐れがある。
外国では誤飲時の応急処置用としてトコンシロップが家庭に常備されていたが、トコンシロップの有害性から、アメリカでは2003年11月からから使用中止となった。日本でもわずかながら流通しているが、注意が必要な薬に分類されており、2012年にはツムラの製品が販売中止になっている[2]。
ホメオパシーではイペカックとして基本的レメディーにされている[3]。
脚注
- ^ ヒガンバナ科の植物を誤飲した場合、リコリンなどのアルカロイドの影響で催吐作用が増幅される恐れがあるため、禁忌である。他にも、強酸、強アルカリ、農薬類、灯油やガソリン、一部の洗剤、突起物のあるもの、麻薬、覚醒剤などの誤飲にも使用できない。
- ^ トコンシロップ「ツムラ」販売中止のご案内 2013年6月10日閲覧。
- ^ 由井寅子『ホメオパシーin Japan―基本36レメディー』ホメオパシー出版、2005年。
関連項目
|
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- トコン(催吐薬(嘔吐誘導薬) )について主な作用 副作用 用い方と注意点を説明します.
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
有効成分
含量
添加物
禁忌
- 緑内障のある患者〔抗コリン作用により眼内圧が上昇し、症状が増悪するおそれがある。〕
効能または効果
下記疾患に伴う咳嗽
- 感冒、喘息性(様)気管支炎、気管支喘息、急性気管支炎、慢性気管支炎、肺結核、上気道炎(咽喉頭炎、鼻カタル)
- ペントキシベリンクエン酸塩として、通常成人1日15〜120mg(パトコン細粒10%として0.15〜1.2g)を2〜3回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
高齢者への投与
- 高齢者では、抗コリン作用による便秘、口渇、瞳孔調節障害等があらわれやすいので注意すること。
薬効薬理
1.咳嗽反射抑制作用3〜4)
- ネコを用いた実験において、コデインリン酸塩の約1.5倍の咳嗽反射抑制作用が認められている。
2.平滑筋弛緩作用3〜4)
- ウサギ腸管の塩化バリウムによる痙攣に対して、パパベリンの3.4倍の鎮痙効果を示した。
3.副交感神経抑制作用3〜4)
- ウサギにピロカルピンを皮下注射し、誘発された唾液分泌に対する抑制効果は、アトロピンの約1/2である。
4.局所麻酔作用3〜4)
- モルモットを用いた実験で、プロカイン塩酸塩の2.4倍の表面麻酔作用と、3倍の浸潤麻酔作用を示した。
有効成分に関する理化学的知見
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
- 英
- syrup of ipecac
- 関
- トコン
[★]
- 英
- ipecac
- 関
- トコン
[★]
- 英
- mitochondrial encephalomyopathy
- 関
- ミトコンドリア筋症、ミトコンドリア心筋症
病因
遺伝
病型 (IMD,YN J154)
- 外眼筋麻痺、四肢筋力低下、感音性難聴、網膜色素変性症、心伝導障害
- 周期性頭痛、嘔吐、けいれん発作、脳卒中様発作、感音性難聴、糖尿病
共通症状(YN.J154)
- 四肢の筋力低下、低身長、感音性難聴、知能低下、糖尿病
国試
[★]
- 英
- mitochondrial myopathy, encephalopathy, lactic acidosis and strokelike episodes, mitochondrial myopathy, encephalopathy, lactic acidosis and strokelike episodes, mitochondrial myopathy, encephalopathy, lactic acidosis, and stroke-like episodes, MELAS
[★]
- 英
- mitochondrial DNA depletion syndrome MDS
[★]
アヘントコン配合剤